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11月27日 06:20
再びファミレスの5人。Wさんの出勤に合わせ、朝食と懇談会。
ワタシの朝食は赤ワイン。Mさんが飲んでもいいですよと言ってくれたので、甘えてしまった。
みんなおかしい。
顔はにやついているのは当然としても、その上にときどき声が出ちゃう。しょっちゅう携帯にメールが届いて、ぺこぺこ打つ。それでまた笑いをもらしたりする。
それぞれカメラを取り出して「あんまり触って、間違って消去しちゃったらどうしよう」と言いながら、小さなディスプレイで鑑賞会をする。
ふれあったメンバーの誰の何が、どんなに素敵だったか、お互いの自慢話を共有する。
okazuさんとMさんはともかくアダムの優しさに感動し、アダマー転向を表明してた。
結局、ワタシがもらえたサインは、エッジ以外の3人。
左から、ボノ・アダム・ラリー。
肩口にラリーがサインしてくれたTシャツは、Wさんに返した。
だって、ワタシはもう持ってるもの。充分だもの。
ラリー・ファンのお友達がいるなら、ぜひ持っていてもらいたいと思う。
たとえこのTシャツが、ワタシ以上にその人にとって巨大なものであっても。
ボノに名前を呼んでもらえたんだと、自慢たらたら披露。みんなにほめてもらう。
会話しているうちに、素晴らしいことに気づく。
ワタシは元もと、英国版のこの本を持ってきたかったのだけれど、職場におきっぱなしにしていたため、しょうがないので一度もページを開いていない(しかも通販でスリップまで入っている)日本語訳版を持ってきた。
もしかして、これって、最初にサインをもらった日本語版かも?
この本が発行される直前にVertigo Tourは延期の憂き目に遭い、それから今日まで、この本を持っている人がボノにサインをもらう機会はすごーく限られていたはず。
もしかすると、ワタシが一番?
しかも自画像付きだぜ。それができたのは印刷のない黒の見返しに書いてもらったから。
英語版のサイン会の画像は、前にも上げたことがあるけどこんな感じ。
私の名前入りってのは、もちろんワタシにとって最高の価値を持っているし。
もしかしてケガの功名? 日本語版を持ってきて大正解だったかも!
Wさんの出勤時間となって、最寄りの地下鉄駅まで再び車中の5人。
地下への降り口を見逃してぐる〜と回っていたら。
あ、あれは。
チョコバスだ。U2ラップバスだ。
明るい中で見るの、初めてだ。
ああ、なんか嬉しい。だってずっと、夜明け前の暗い中で、閉鎖されたような空港の中でしか見ていなかったんだもの。それを街中で見るのって、ほんとうにU2Weekが始まったんだって事を改めて実感できる。
もう、みんな知ってていいんだね。
それにしても、ほんとに運に恵まれているね。狙ったわけでもないのにこんなに早く再会できるなんて。
いよいよWさんを送り出す。
行ってらっしゃい。お仕事頑張ってください。
TMさんとも都内でお別れ。お疲れさまでした。
3人になった埼玉組は、相変わらず話に花を咲かせながら、渋滞の始まった道を行く。
今日起こったことは、何か特別なつてを持った誰かの力によるものじゃなかったということを、改めて喜ぶ。
本人曰く「ちょっと旅行慣れしとったから」というokazuさんが、誰でも見られる一般的なウェブサイトから情報を収集し、最終的に電話確認して、道が拓けた。
実はワタシたちには共通の不満がひとつ、あった。
それは、あの場にたったひとつのテレビカメラもなかったこと。
たったひとつのスチルカメラもなかったこと。
たった一人の取材者さえいなかったこと。
だから当然、今朝のテレビでは何も報じられないだろうと言うこと。
だから当然、新聞に写真も載らないだろうと言うこと。
来日のその瞬間から寄り添おうというマスコミが皆無だったこと。
マネージメントの問題なんだろうか。報道規制があったんだろうか。
何で今日、唯一の日本語公式サイトに上がるニュースが、「『U2 by U2』11月29日発売(06.11.27)」だけなんだろうか。
あれは、誰にだってできることだった。その気さえあれば。
もちろんワタシたちにあったのは「その気」だけじゃなかった。
ワタシたちにはお互いという縁があった。
Mさんが、縁って不思議だって言う。
Mさんとokazuさんが出会ってなかったら。
ワタシとMさんが同じ市内に住んでなかったら。
ワタシたち3人だけじゃない、もちろんWさん、TMさんも。それから今日会った仲間たちも。
今日は会えなかった仲間たちも。
そもそももし延期がなかったら。
思いつかないような、ほんの些細なことでも。
どれかひとつが欠けただけでも、今夜のような奇跡の夜は訪れなかったに違いない。
okazuさんとお別れしてからもなお、そんなことを話した。
ワタシたちはすごく運がよかった。でもさすがにここまで運がいいと、もう一文字付け加えたくなってしまう。「運」の下にもう一つ、「命」を。
ほんとうに、ほんとうに感謝に満ちた一日だった。
11月27日 11:00
自宅まで徒歩10秒のところで下ろしてもらう。
父母に、U2に会えたよ、ボノたんは素晴らしかったよ、サインをもらえたよと、簡単に報告して、少し休んで、PCに向かう。
ブログを開くと、sumomoさんがワタシたちの成功をにおわせるコメントを入れてくれている。ありがとう。
さて。
ゆっくり静かに余韻に浸るよりも、もっと贅沢なことを始めよう。
あの幸せな時間を、余すところなく反芻するのだ。
待ってくれている友人たちのために。
何よりワタシ自身のために。
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