酔月亭

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Vertigo//2005/06

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U2 Vertigo//2005 Tour にまつわる諸々
各セットリストは詳細がわかり次第更新します。
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1. City Of Blinding Lights
ついさっき読んだ新聞のコラムの記事を思い出しながらボノを見上げる。
どんな思惑とも無関係に(ワタシのそれも同様)掲げられる日の丸を見る機会は今までなかったし、これからもたぶんないだろう。
純粋に敬意と愛によってひらめく旗は美しかった。ありがとう、ボノ。
今日もボノの声は見事に伸びて、瞬時にワタシたちを支配する。ステージの上も下も真っ白な光に覆われる。もう美しいものしか目に入らない。
「Tokio」を何度も呼ぶ。それはもはや都市の名前ではなく、ワタシたちの代名詞だ。

2. Vertigo (snippet:She Loves You, Sunshine Of Your Love)
「イチ! ニィ! サン! Catorrrceeee!」
スクリーンが爆発したように輝く。赤と黒の渦巻きはまるでスクリーンに棲む生命体のようにうねる。細胞分裂を繰り返して、無限に広がる無機生命体。さまざま形を変えるけど、ハートにもなるんだよね。
ワタシが密かに大好きな「no-one gets hurt…」のあとの「ぼくたちのいる場所」はTokio。
1日のMステでとうとうそう歌ってくれていたから待っていた。
お約束と言えばそうなんだけど、どこででもそう歌ってくれるわけではないから。
間髪入れずにShe Loves Youのsnippet。そしてCreamの"Sunshine Of Your Love"と、ボノは歌いっぱなし。
Creamの曲をもちろんワタシが知っているわけはない。でも歌ってる意味はわかるよ。ワタシたちの愛が「Sunshine」だって。本当にそう感じてくれているなら嬉しい。
そしてこの歌は、Vertigo tour.comによれば正真正銘あの日のワタシたちしか聴いていない。
他の歌詞も顔が赤くなっちゃうようなストレートさ。

3. Elevation
この曲の冒頭はボノのメッセージタイム。今日はなんて言ってくれるんだろうと思ったら。
「アイ・シテマス」!
ひゃああああああ、また新しい日本語だ!
「ワタシ・タチハ、アンタヲ、アイ・シテマス」と、もう一度。
もう、もう……特殊な言語圏の人間でよかったよ……こんなに大切な「I Love You」は絶対ほかでは聞けない。
ワタシたちも愛・してるって、もっともっと強く伝えたい。みんなそう思ってるに違いないグルーヴ。
結局この日もボノは「I Believe In You」のあとに歌詞を続けることはなく、情熱な吐息を聴かせてくれた。もう、恥ずかしい。

4. Out Of Control (snippet:I Wanna Be Sedated)
そして、4曲目。
ラリーのカウント、アダムの刻むベース、エッジのギター……!
「First single! ぼくが18才の時に書いた曲! ラリーは16才、エッジは16才半、アダムはもうオトナだった。Out Of Control!!」
あまりにも予想外の曲!
オールディーズの中でもそのメジャーさとは裏腹に、Vertigo Tourでのこれまでの演奏回数は8回(うち1回はオーディエンスとの共演)と、あまりにも少ない。
そしてワタシたちの中では特別な曲でもあった。昨夜の合い言葉、トリビュート・フェスのサブタイトルだったんだもの。
これがワタシたちに捧げられたものだなんて言うつもりは毛頭ない。でももしかしたら、波状攻撃のように手渡したフライヤーが(中でもボノにサインをしてもらったにもかかわらず突っ返したjiroさんの1枚が)、彼らにここで演奏する気を起こさせたのかも。
あっちでも向こうでも、友人たちがたまらずに飛び上がっている姿が目に浮かぶ。ワタシ同様何人かは涙を流しちゃったに違いない。雄叫びをあげながら。
なんてサプライズ……!!
リハーサルで開場が遅れたのも、きっとこの曲のせいに違いなかった。だとしたら、なんて幸せな待ち時間だっただろう!
「The Edge, Go! Go!」
ボノが叫ぶ。エッジのギターソロにワタシたちは跳ね続ける。
最後にボノが歌ったのは「I wanna be sedated」、Ramonesの曲。これもまた、ほかでは歌ったことのないsnippet。
自分ではもうどうしようもない、頭のてっぺんから指先、つま先までコントロールできないから、誰か「ぼくを鎮めてくれ!」
そんなのワタシたちには無理だよ。

5. I Still Haven't Found What I'm Looking For (snippet: In A Little While)
穏やかなギターを背景に「サイコウ、サイコウ」とボノ。短いハミングのあとに言葉を続ける。
「Thank you for waiting, for such a long time, for this group to return. Thank you. ドウモ、アリガトウ。ミンナ、サイコウ!」
うん……長い時間だったけど待っててよかった。ここで会うことができて、会いに来てくれて、よかった。
「アツイ……」だって。
「昨日、ぼくは光の教会を訪ねた。大阪にある美しくて小さな建物なんだ。日本だけじゃなく世界的にも素晴らしい芸術家、タフな精神とガラスのハートを持った安藤忠雄によって建てられたんだよ。アンドウサン」
会場に来ていたという安藤氏にメンション。
昨日の時点でボノは大阪とは聞いてたけど……30日に安藤氏の名前は聞き取れてたのに……。いや、オレはもちろん行けないよ。でもね。誰か張り込めたかも。昨日は「日曜」だったんだもん。
その30日にはやらなかったStill Haven't。この曲のオーディエンス合唱を、ボノは愛していると思う。ワタシたちも上手に歌えたと思う。
ボノの声が昂揚してかすれる。SEXY。
「光の教会へ行こう!」
ここが光の教会になる。ワタシたちはアンセムを歌い続ける。
この曲に入るsnippetとして定着した"In A Little While"を、今夜もたっぷりと歌う。
「ほんの少ししたら、きみは確かにそこにいる。ぼくも。傷を負ってはいるけれど、これ以上傷つけられることはないよ。家に帰るから。夜が深い吐息をついても、昼が息苦しくても、ぼくがもがきながら家に帰ったら、きみはそこにいてくれるかな」
Sometimesで、HouseだけじゃHomeにならないと歌ったボノの描く、これがHomeの姿。ボノが何にもがいているのか、たぶんワタシたちにはわかっている。ボノが望んだから、ワタシたちはここにいる。ここが今夜の彼の家。

6. Beautiful Day (snippet:Presence Of The Lord)
さっきまでの頼りなげなボーカルはどこへやら。力に満ちたボノが帰ってくる。
この曲の通り、毎日が美しい日だった。光に満ちていたね。
    See the world in red and white
    See Sigh-tama in front of you tonight
    See the xxxxx the temples of Kyoto
    From Nagasaki to Sapporo
    See Japan in its Christmas hour
    I'm waiting for the Sakura to flower
    See the bird with the leaf in her mouth
    After the flood all the colours came out....
サクラの花が咲くのを待ってる。
サクラの花のころに会いに来るって約束だったから?
「Beautiful……ウ・ツ・ク・シ・イ!」
絶唱するHallelujah。ボノが祝福を与えてくれている。
それに続いたのは今夜はBlack Birdではなく、"Presence Of The Lord"。会場にいるエリック・クラプトンのために。クラプトンは「オレの曲だ」と言ったとか。
誰のためであっても、これもまた初めて歌われたsnippetだった。

7. Angel Of Harlem
5th Legに入ってレギュラー入りしたこの曲。でも実は「a cold and wet December day」は今日だけなんだ。ハワイ行ったら暖かいもんね。それどころじゃないか、寒かったのウチだけじゃないか。
何はともあれ、今夜のワタシたちはもちろんあなたのもの。
「Sing for us!!」
言われなくても歌うけど!
長いヴァースのあと、ボノは余程昂揚したらしく、最後のコーラスをぶっ飛ばしてハーモニカを始めてしまった。途中で気づいたのかどうかわからないけど、吹き切っちゃってから
「Sorry Edge!……I'm so sorry」
ほんとにごめん、エッジ。だって。
エッジはしれっといつも通りのギターを続ける。ワタシたちもコーラスを続ける。
ボノはまたちょろっとハーモニカを吹いて、コーラスに戻って、短いsnippet。プレスリーの"Suspicious Minds "。Love Town Tour以来のお目見え。
歌ったのは「I'm caught in a trap」という歌詞。誰も罠なんてしかけてないよ。
こういうsnippetはボノの精神状態のバロメータだと思うけど、今夜は山盛りだね。パーティーみたいに楽しそうで、ワタシもうきうきする。

そうだ。旗のことをすっかり書かずにいたけど、この曲は旗投げ入れポイントの第一候補だった。一番楽しい時間だからって。
それまでに何度も旗を振ろうとしたんだけど、ワタシたちの前の人も旗を持っていて(それも2組も!)、ボノがこっちに来ると当然ながら掲げる。それに隠れないように上げようとすると、後ろの視界をすっかり遮っちゃう。ちょっと焦っていた。
ついに曲が終わりに近づき、jiroさんが投げ入れようとした瞬間、誰かが白い折り鶴をBステージにスローイン。ボノはそれを拾い上げた。
ああ……最大のチャンスを奪われてしまった。考えることはみな同じって事だろうか。
ほどなく、ワタシはjiroさんから旗を取りあげてしまった。手にしてたらずっとそのことばっかり考えてるんだと分かって。
これまでの2日間のことを思って、後悔した。ワタシは最初から自分がそんな心の余裕を持てないだろうと言うことが分かっていて、ショウに集中したかったから、丸投げしたんだもの。
ごめん。ずるかった。こうなるって分かってて、ひどいことした。
(jiroさんはそれでも楽しかったんだよって言うけど、後ろめたいんだ、ワタシ自身が。いま謝るのは余計にずるいけど。)
新宿宿泊組のハニ&sumomo、職場で仮眠の勝負師さん、翌日休みのNinoさんを引き留めて2次会、続いて夜明け前のコーヒーと、放蕩の限りを尽くして、トリビュート・フェスからの帰宅は午前7時を回った。
なんでこんなにみんなと離れがたいんだろう。
この9日間の、その間の3,4日だけでいいから、1日が36時間あればいいのに。30時間でもいい、25時間でも。そうじゃないから寝る間を惜しんでしまう。
日常でこんなことをやっていたら3日と持たないだろうに、まだまだワタシは元気だった。
とはいえ、まず仮眠。
11時半頃起きて、トリ・フェスの報告を割愛しまくりでブログにアップ。ほんとは会えた人みんなにメンションしたいのだけれど、疲労の影響は記憶力にかなり響いているらしい。絶対見落とす。
改めて、お会いした皆さん、ありがとうございました。

さて。3日間手元を離れていた赤い旗を広げる。
すでにDJが「U2 NIGHT」の文字を塗り直してくれている。そうでなかったら朝帰りが命取りになるところだった。
最初にこの旗にメッセージを書いてもらったU2 NIGHT #002ではまだまだ余赤があって寂しい感じだったのが、今やたった1行を書くにもスペースを探すのが難しいくらいの賑やかさ。
かかっているメッセージを避けながらすっかり剥げてしまった「Welcome Boys! We Are the U2 Tribe!!」の化粧直し。
手慣れたもので、2時間弱で完成。うん、綺麗になった。よれよれだけどそこはご愛敬。旅をしてれば多少はよれるっていうものよ。
今日はお別れの夜になるはずで、そのことを思うと少し寂しいような気がする。
みんなには「9日間」と言っているけれど、ワタシにとってはU2 NIGHT #002からの輝ける16日間の記録だ。ううん、違うな。もっと昔。HolicのBBSで横断幕が話題になったときからずっと、「Welcome」の大きな文字を掲げたくてうずうずしていた。
まさかそこに、もっと大きな、もっとたくさんのメッセージが刻まれるとは思ってもみなかった。

3日間のうち、ひとりで会場に向かうのは今日だけになってしまった。
初日はjiroさん、nekoさん、ゆのわんさんが一緒、2日目は引き続きjiroさん、ゆのわんさん。
思えば恵まれた境遇だったな。何も考えずに時間を過ごせた。
こうしてひとりで電車に乗って、窓の外を眺めているのが不思議な感じ。傍らに誰もいないということが。
でも、ほんとはそれは嘘。
ひとりでいる間にも友人たちから続々と情報が来て、その内容をまた友人たちに送る。なんといっても今日は最終日、入り待ち最後のチャンスだものね。行かれる人は行った方がいい。
ステージの上にいるんじゃない彼らを見ることは、実はすごく重要な気がする。彼らのショウがなんであんなに心地よいのか、わかる気がする。

途中、乗り換えの大宮駅で日経新聞のことを思い出す。1面のコラム「春秋」で、U2のライブについて触れているという情報をもらっていたんだ。
もともとさいたま新都心では売り切れてるかもしれないと思って、地元で(つか、近所のコンビニで)買おうと思っていたのに。危うく忘れるところだった。
店頭に並ぶ日経はやけに薄い。わお。夕刊じゃん。
焦って販売員のおばさまに尋ねると、傍らに積まれた各紙朝刊の山から発掘してくれた。よかった、間に合った。
ワタシがどんなに焦って家を出たかということは、たとえば手首にホワイトバンドがないこととか、これでもう使い道が無くなってしまったCoeXisTのハチマキとか、そういう物質的なことでよくわかる。
あーあ。残念な子。

3日間、同じタイムスケジュールでさいたま新都心駅へ。いつもと同じ、チケットブースの脇に旗を広げる。
今日は周囲の様子が明らかに違う! 当日券待ちの行列が、長く伸びているんだ。発売前からスタッフがアナウンスを繰り返している。
うわあ、なんてことだろう。もともと一番売れ行きのよかった最終日だから、あたりまえといえばあたりまえなんだけど。
29日だか30日だかに誘った友人が当日券に並んでいるという話をあとで聞いて、すごく嬉しかった。ワタシの友人の中にも、初日だけのはずが結局コンプリートという人がいたし、それがもう、今回の来日公演の成功をはっきり表している。
12月1日のMステも、強力なプロモーションだったよね。
んん〜、旗をずりずりと避けるのも嬉しいな。
そうこうしているうちにやっと仲間が集まってくる。ワタシは旗の回りにみんなが集まっているのを眺めるのが大好きで、たばこ片手に離れたところに行ってしまったりする。
昨夜のトリフェスでようやく「合流」を果たしたKyokoさんは、今夜は息子さんと一緒。親子でU2という人、何人かいたよね。素敵だな。
この短い期間で出会った友人たちが、旗を取り囲んで大きな輪になっていく。そこにまったく知らない人がメッセージを書きに入ってくる。また輪が広がる。この旗が生んでくれた思わぬ余禄。
これがU2 NIGHTだと、しみじみ思った。
入ってくる方は得体が知れないワタシたちにビクビクするだろうけれど、お願い、来てね。
入り待ちをしていた人たちも帰ってきて、いよいよ開場時間が迫る。
Nao-Foさんに旗の晴れ姿を写真に撮ってもらって、3日目にして初めて、自分の手で旗をたたむ。

ステージをいったん解体して組み直しているから、当然リハがあるだろうと言っていたけれど、それにしてはメンバーの入りが遅かった。案の定、少し開場が遅れた。
2日間の反省会が行われたのか、入場時のチケットチェックは今までで一番厳しかった。と言っても、いくらでもつけいりどころはあったみたいだけどね。
そんなにいい子にしているつもりもなかったのだけれど、結局ワタシは3日間とも順番どおりに入って、その結果今日が一番悪いポジショニング。と言ったって、アダム側Bステージの柵から2番目なんだから、悪いといったら罰が当たるよね。
センターステージの方を見やると、視界は30日よりも良好かも。今日は外国人=背の高い男性が少ないような気がする。
jiroさん、sumomoさん、Kyokoさん親子、ハニさん、ゆのわんさん、アベケイ、マイケルちゃん、BONNONさんとお連れさん、勝負師さん、他にもいたよね……3日間で一番仲間に囲まれている。エッジサイドに行くはずだった人も引き留めちゃった感じでごめんね。
少し離れたところにウェルカムさん発見。大声で呼んじゃった。
最後のサウンドチェックの間もこれまでの2日間にはなかった盛り上がりで、Bステージに来たクルーも笑っている。ああ、嬉しいな。歓迎と感謝の気持ちが伝わった気がする。
隣でハニさんが全然ドキドキしないとのたまう。ワタシも、緊張よりも楽しさの方が勝っている感じだ。
そうか、ここまで来れるのかと、不思議な気分だった。改めて1日で終わらなかったことに感謝。

ワタシにとって、多くの友人にとって最後のWake Up。
ボノの姿を待ちわびながら、声を張り上げた。
続いてしみけんさん撮影分。
こっちはデジカメ画像なので、えい、おっきいまま載せちゃお。

    イメージ 1
    Vertigoのボノ&エッジ。くう、前のVIPの腕がなければ! でもいいショット。

    イメージ 2
    Still Haven'tのボノ。

    イメージ 3
    Still Haven'tのボノ&エッジ。

    イメージ 4
    Saint、Greendayのビリーとボノ、エッジ、ラリー。

YouTubeでいくつかの断片を見てましたが、こうして友人の写真で見るのはまた格別。
ん〜。

しみけんさんご夫妻はエッジサイドで見たと言うことで、アダマーのために拾ってきた画像をおまけに。

    イメージ 5
    adam clayton photo by david iskra.
12月9日に行われた、Vertigo//2005//2006のラスト・ショウ、in Hawaii。
友人たちも何人か遠征しました。
そのウチのふたり、しみけんさん&しみのりさんから写真をいただいたのでお裾分け。
さいたまスーパーアリーナの倍以上の収容数のスタジアムでは、2日前からGAラインができていたとか。
スタジアム側でもプロモーター側でもなく、ファンの自主管理でリストが作られたとか。
友人たちも30時間並んだとか。
某ねえさんはビジネスクラスで帰ってきたとか。

そんないろいろの噂を聞きつつ、写真を堪能。撮影はすべてしみのりさんです。
ありがとう。お礼は必ず、近いウチに。

    イメージ 1
    VertigoのエッジとLaPoEのアダム。

    イメージ 2
    SBSのボノとサンタコスプレの女の子。

    イメージ 3
    WOWYのボノ、同じくエッジ&ラリー。

    イメージ 4
    Rockin' the free worldのボノとエディ(パール・ジャム)、AIWIYのボノ。

携帯でこんな写真が撮れちゃうくらい近くで見たってことね。
こうしてみると、少しだけ羨ましい。
しかし、しみのりさん、撮影うまいな。前回もそう思ったけれど。
落ち着くための方法はひとつだけ、今自分の目で見たもののことを考えないようにする。
そんなことができるのかと思うようだけれど、難しいことではなかった。ひとりでいるのであれば。
でもワタシの周りには友人たちがいて、みんな紅潮した頬をぴかぴかさせて、高揚感を分かち合っている。だからワタシは泣きやむことができなかった。ひとりになりたかったと言っているのではないよ。念のため。
外に向かって歩き出すと、友人たちの数が増える。U2 NIGHTに来てくれた人が、ワタシを見つけて声をかけてくれる。嬉しいね。ひどい状態で、ろくに話もできずにごめんなさい。
この日はなぜだかすぐに外に誘導された。前の方で、なにやらざわめきがあったので首を伸ばしたら、真っ黒なリムジンが脇を通り過ぎていった。ボノが乗っていたみたい。
ワタシたちの顔、見てくれたかなあ。

アベケイ兄の猛者伝を聞きつつぐるりと回って、旗のあった場所を目指す。約束はしていなかったけれど、みんなそこに来れば会えるって安心していた。
2時間ぶりに会う人たちに抱きついて、またひとしきり泣く。
「どうしてもビールが飲みたい」と言ってうろついていたら、見かねたDJが買ってきてくれた。ありがとう。
遠来の人たちと写真を撮ったり(ちゃんとご挨拶もできない子ですみません)、急いで帰らなくちゃならない人を見送ったりしながら、泣きながらビールを啜る。ため息じゃないと呼吸もできないくらいだった。
このままひとりで帰ることなんて想像もできずにいたら、みんなもそう思っていたようで、とんとん拍子に飲みの話がまとまった。2台の車とJRに分乗して、浦和の和民へ。
はじっこでギネス(と似た色のウーロンハイ)を飲みつつ、ぼんやりみんなの話を聞いたんだと思う。ときどき口挟みながら。よく憶えてないや。でも、だんだん心が穏やかになっていったんだと思う。
あの衝撃的なライブの余韻の時間をみんなで過ごせて、本当によかった。

帰りはsumomoさんとDJを拉致。自宅まで歩いて数秒のところまでもんてぃさんが送ってくれた。いつもながらありがたや。
家に帰ったワタシを待っていたのはデッドラインが数時間後に迫っている仕事です。
こたつに入って、ふたりが話しているのを聞きながら作業ができてよかった。ひとりで帰ってきてたら手に付かなかったかもしれない。
とはいえすぐにでも放り出したい気分には違いなかったから、当初の予定よりも大幅にボリュームダウンして、終わったことにしちゃった。
そのまま朝の7時半まで、いろいろ喋ったはず。合間にブログのアップ。短いノートを書いてたらまた泣けてきたけど、もう延々泣き続けているような気分だったのでどうということもなく。
I've got no shameですよ。

1時間だけ寝て、直行直帰の仕事に出かける。
「ゆっくり休ませてもあげられないのに拉致ってごめんね」な感じのDJが、仕事道具を積んだキャリーの面倒を見てくれて、思わぬ余禄。すまん、すごく助かったよ。
朝の10時過ぎに新宿で解散。これでやっと、2日目が終わった。

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