タイ・イサーンのくらし

毎日のくらしの出来事。その中で感じたことを書く。

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自転車の寄贈

 今年もFさんから20万円の寄付をいただきました。
  Fさんは大学の1年後輩で、学生寮の自治会活動などを一緒にやりました。
 流感がはやったときに私ひとりがうつらずに看病したので尊敬されてしまい、それ以後はなにかにつけて心にかけていてくれました。
  今年定年退職されましたが、引き続き○○研究会で活動しておられます。
 
  1997年に、バン・パーチャン校に作業教室を作ったときにも建設費として20万円いただきました。
  せっかく作ったその作業教室が十分に使われていないのではないかという批判があり、ずっと気にしていましたが、今は私がソロバン教室に活用しています。
 1998年には10万円の寄付をいただき、パーチャン会に寄付しました。
 お金はパーチャン会が持っても、私が持っても、いずれタイの子供のために使われるのですから同じなのですが、会に寄付するとお金を使うのに全会員の承認が必要なので、小回りが利くように今年は私がいただきました。
 
 バン・パーチャン校は児童生徒の出席率が80%くらいです。
 前の校長に
「出席率をあげることはできないだろうか」
と、聞いたことがありますが、
「社会体制の問題だから学校ではちょっと手がつかない」
という返事でした。
 
 今年、ニコム先生が日本に来た時に挨拶の中で、
「出席率をあげるために遠距離通学の児童に自転車がほしい」
という発言をしました。
 私はスクールバスなどはどうかと考えていたので、自転車の希望ならばかなえることができそうだと思いました。
 
 おととし日本福祉大学付属高校の3年生から寄付をいただき、ブアルアング高校の生徒に自転車を買ってあげましたが、今年点検したら4台のうち1台はもう壊れてしまって使えないことがわかりました。
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 1台1200バーツの、タイでは普通の値段の自転車でした。
 この例があるので今度買うなら少しくらい値段が高くても質のいいものを買いたいと考えました。
 
 自転車の寄付を決めた時、学校では通学距離が2㎞以上の部落の区長を集めて必要な児童生徒の人選をしました。
 20万円は時価で60,000バーツになったので、1,500バーツの自転車を40台買うことにしました。
 少しでも安いいいものを買おうと、先生、区長の代表と一緒にプラコンチャイ、ナングロン、スリン、ブリラムと、半径50〜60㎞の町の自転車屋を見て歩きました。
 「みつほし」という日本企業の自転車が一番質がいいというのでそれに決め、ナングロンの店で買いました。37台買えました。
 
 自転車は個人には与えず、学校に寄付をして学校から貸し出す形をとりました。
 ジン先生が台帳を作り、自転車の番号と子供の照合ができるように管理しくれています。 
 
 10月8日から学校が期末休暇に入るので、6日に自転車を洗わせ、中学生と一緒に注油や空気を入れるなどの手入れをして、作業教室に保管しました。
 
 7月に日本からパーチャン会のメンバーが来た時に整備をしました。
 「新車とは思えない」
 「手入れが悪い」
 「管理が悪い」
 「大切に使うことを教えなければいけない」
と、酷評をもらいました。
 けれどもタイの先生から見ると
 「タイの質の悪い自転車を大事に使っている。」
という評価です。
 
 私の自動車は1時間かかって洗っても外出すれば元の木阿弥。
3日も雨が続けばどんなに気をつけて走っても屋根まで泥がはね上がる道です。
私は子供の手入れの悪さを弁解しながらも、せっかくの自転車を長持ちさせるには根気よく手入れをさせる教育が必要だとは思っています。
 
 今年は24インチを27台と26インチを10台買いました。
 これらに比べて22インチや20インチの自転車はマウンティンバイクの形でより丈夫そうに見えます。
 今年は高学年に貸し出したので低学年を乗せて、2人乗り、3人乗りで通学する子もたくさんいます。
 もし来年お金があれば小さい自転車もあるといいと思います。
  
 さて、自転車の購入は果たして効果があったのかどうか。
 このことについてジン先生は、次のように話してくれました。
 
 ① 出席率向上の助けになっている。
今年の出席率は90%台、95%を越えることもある。
最近、耕運機が普及してきて人手に頼っていたときよりも短時日で田んぼ仕事を終えることができ、母親が子供のめんどうをみられるようになってきた。また、子供に田んぼを手伝わせる日数も減った。これが出席率を押し上げているが、今年急に始まったことではないから、やはり自転車が影響しているのではないか。
 
 ② 今まで弁当を持ってこられなくて昼食を食べなかった子が、家に食べに行けるようになった。
 
 高いお金を払って自転車を買って、果たしてよかったのかどうかと迷っていましたが、半年たって一定の結果は出たかなと思っています。
 
  お金があったら来年もう一度自転車の寄付を考えています。
 

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