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でも、こう言うの読んでたりして。
で、返す刀でこれを読む。 好きなのよ、田村信。 喜国雅彦のこの本は借りてるんだけど、俺の中で今年ブレイクした田中圭一の先駆者と言える作品。 まあ、世代が一緒だから俺と。 そう言う日だよ、今日は。 |
俺の好きなマンガたち
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人の好みとは複雑なようで単純なものである。
ここ数年気になっていたと言うか、立ち読みレベルでコンビニなどで愛読していた漫画がある。それは時に「僕はビートルズ」(ちょっとがっかりだったけど)であったり、タイトルは失念したが戦後日本映画界のお話(残念ながらあまり好評でなかったのか、途中でそそくさと終わらされていた)であったり、福満しげゆきのゾンビものであったり(エッセイ漫画集めてしまった)と、まあ雑誌で言えば「モーニング」とか「スペリオール」や「スピリッツ」やら何だかんだでいわゆる青年誌ってヤツの作品群であったりする。コミックスを買うにはいたらなくても毎週楽しみにしている作品はたくさんあるのだが、その中でもこい つは何だ?と思っていた作品に「チェイサー」ってのがあった。 連載が始まってから結構経っていたらしく、最初は本当にこいつはどういう話なんだと妙な感覚で、でも気になって仕方がなかった。 物語はおそらく昭和三十年代、主人公は漫画家(架空の)、物語もフィクションなんだろうけど、そこに「史実」としての「手塚治虫」のエピソードや当時の漫画出版界の事柄が絡んでくる。ま、物語内では「最新情報」のこの手塚治虫の動向に(そこそこ売れっ子漫画家の)主人公がことごとく反応し、そして影響を受け、その手塚治虫の行動を模倣しようとするのだ。それがもうムチャクチャに面白い! 文字通り「チェイサー」なのだ。 手塚治虫を含めたその頃の漫画界の動きには非常に興 味があるので、これには注目した。が、スペリオールが隔週刊、さらにこの作品も毎回掲載されるわけではない。ジリジリしながら読んでいた。 と同時に、「モーニング」でこれはすでにヒット作となっている「グラゼニ」も読んでいた。と言ってもこれも途中から。プロ野球を「お金」の面から見ていくと言う視点が面白く、架空のプロ野球のチーム名がほとんど60年代のグループサウンズから取って来ているのもオヤジ世代には面白い。 そして「スペリオール」で新連載で「江川と西本」と言うのが始まった。ご存知、巨人の投手江川卓と西本聖のライバルの物語である。この時代のプロ野球はよく見ていた俺としては(この辺の野球ネタの本はよく読んでいたし)興味をひく話じゃないの、それ に何と原作が「森高夕次」、つまりは「グラゼニ」の原作者と同じなのである。おお、これは面白いかも知れんぞ、と立ち読み開始。面白い! で、ここで少し調べてみて驚いた! 「グラゼニ」と「江川と西本」は原作付き漫画(漫画家は違う)、原作者が同じ「森高夕次」。で、これは原作付きではないので何とも関連性を感じなかったのだが、「チェイサー」はこの「森高夕次」が漫画家として描いている作品だったのだ! 漫画家名は「コージィ城倉」(愛読していたのに作者名を覚えていなかった!)。 掲載時は必ず読んでいるこの三作品の作者が同一人物と言う、一人三役、更には一人は「探偵役」(漫画家)という驚天動地のトリックに、ミステリー読者歴50年を超す俺もビックリだ。 コミックスを買おうと思っていたくらい(俺の評価基準)注目していた三作品が全て同じ作者の手になると言うのは、うーん、俺の好みってのはホントに狭いんだなあ(笑) 「グラゼニ」は相当数巻を重ねているのでいずれ大人買いをするとして、「江川と西本」は三巻までゲット。 「チェイサー」はようやく一巻目をゲット。多分俺は三巻目くらいまでは連載で読んでないような感じだ。現在四巻目まで出てる。連載では、ついに「週刊漫画誌」時代に突入しているようだ。 しかし、「チェイサー」は面白い! この時代の漫画家の話ってのは(漫画も小説もノンフィクションも)割とあるのだが、「手塚治虫のチェイサー」って設定は素晴らしい! 過去には水島新司の「野球狂の詩」の中 で「俺は長島だ」と言う、ミスタージャイアンツに憧れ、そしてその模倣を完璧にする事によってプロ野球(東京メッツ)の選手になるって(そしてミスターと共に引退)のがあったけど(名作だ)、それくらいかなあ。 コージィ城倉の「絵」って、最初は「ちばてつや」に少し似てるかなって思ったんだけど、一巻目を読むと「永島慎二」辺りの絵柄に(わざと)似せているような気がする。 そこら辺も含めて、中々に一筋縄ではいかない、色々と考えられている作品で目が離せないね。 |
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「巨人の星」の事をよくネタにしてこのブログで文章を書いている。端から見ればそんなに好きなのかよと思われるだろう、当然だよね。俺だってそう思う。でもね、実は純粋な意味で「好き」なのではないんだな、きっと。だって、俺、「巨人の星」のコミックスを1冊しか持ってないんだよ、それも確かあの一冊は俺が買ったものではないはずだよなあ。
ひでえ、話だ(笑) 確かにガキの頃、「少年マガジン」の連載で読んだ。多分、コミックスは友達から借りて全部読んだ。あんましアニメの方は熱心には見なかったけど(最終回は見ていない)、まあ見ていた方だろう。 梶原一騎原作の漫画は当時「ブーム」だった。本当に超売れっ子原作者だった。「巨人の星」 「あしたのジョー」「朝焼けの恋人」「夕焼け番長」「男の条件」「虹を呼ぶ拳」「空手バカ一代」……もっともっとたくさんあるし、たくさん読んだよね。 でもね、そんなに「熱狂」していたわけではない。元々漫画自体が大好きだったし、他にもその何百倍も読んでいたんだからさ。 まあ、この辺の事は話しだすとバカみたいに長くなるし、おそらくそれをやっていたら今回書きたい「新巨人の星」のことは何も書けないだろうし、そもそも俺の漫画読者史なんて大して面白くも何ともないからさ。 で、そんな60年代〜70年代にかけて一大ブームを巻き起こしていた梶原一騎原作の作品の中で知名度は抜群のはずなのに、何故かあまり読まれていないのが、この「新巨人の星」なんだよね。 え? と思われるかな 。(一応)アニメにまでなってこの作品の存在は(あの頃の年代を生きた男子は)多分知っている。でもね、ほとんど皆知らないんだ、中身を。 左腕をぶっ壊して巨人、いや、プロ球界を去った星飛雄馬が五年の歳月を経て巨人にカムバックすると言う話……それは皆知っている。さらに最初は「代打の切り札」としてつまりはバッターとして復帰を狙っていたが、実は右腕でも投げられると言うのが分かって(飛雄馬自身も知らなかった!)、最終的には右投手としてカムバック! てな事くらいまでは多少は知って……いや、結構これも知らない人が多いようだ。てか、「新巨人の星」って作品への関心ってほとんどないんだよね。 これは一つは、連載された雑誌が「週刊読売」と言う雑誌だったせ いもあるだろう。まず子供は手にしない。まあ、作品の読者対象は最低でも俺らくらいから、後はそれ以上の大学生/社会人の「巨人の星」世代だったはずだが、「少年マガジン」ならともかく「週刊読売」を買ってまで読んだかね、みなさん。 俺は、ほぼ全部立ち読みしたよ(笑) でも、さすがに後半はとぎれとぎれ、最終回まで読んだけど、まあ、これがねえ。その話はまた後でしましょう。 でもね、おそらく当時の俺が立ち読みをしてまでこの作品を気にして読んでいたのは、(今にして思えば)この作品が当時は珍しかった、と言うか、おそらく(漫画では)存在しなかった「カムバックもの」だったと言うところにあったような気がする。 その後、漫画のテーマも大きく広がって、今では「カ ムバックもの」ってのも珍しくもないが、作品発表の1976年頃には漫画以外(小説や映画でも)でもなかったんんじゃないかなあ。「カムバックもの」と言うと、必ず良い意味でも悪い意味でも引き合いに出される映画「ロッキー」だが、あの「ロッキー」の第一作目が公開されたのがこの1976年(日本では1977年公開)。ただし、まだこの時のロッキーは「カムバック」したわけではない(笑) それに「巨人の星」ほど有名な作品の続編で、その矢尽き刀折れた主人公が「カムバック」するなどと言う「設定」は、それ以前でもそれ以降でも俺は知らない。(あるかね?) まあ、いわゆる「その後もの」的な作品、つまり設定として「有名スポーツ選手」「名優」「(色々な世界の)プロ」だったと言う前フリ があっての「カムバックもの」はあるにしても、大ヒットした前作を「前フリ」として書かれた「カムバックもの」って、うーん、ないよなあ。分からんけど……そうだ、「12の三四郎」が、前作の数年後の三四郎(レスラーを引退していた)のカムバックを「新」として描いていたよね。そう、そうだ、全くこのパターンですなあ。でも、小林まことは大の梶原一騎ファン(だと思う)で、作品内でも散々梶原ワールドのパロディをやっていたからね、当然「巨人の星」→ 「新巨人の星」を意識してやったことだろうなあ(掲載誌は「少年マガジン」→「ヤングマガジン」) ま、とにかく、よく考えてみると中々に「画期的な作品」であった「新巨人の星」なんだが、何で今回ちょいと予告までしてこの 作品の話をしてみたかったかと言うと、前回言ったように「川崎のぼる展」に行って来た友人が、この展示会後に「猛烈」に「新巨人の星」が読みたくなり、古本屋で全巻揃い(七巻)で入手してしまったんだよね。で、一気にどくりょうして、最近「新巨人の星」が何故か「猛烈」に読みたいとほざいていた俺に全部譲ってくれたのよ。まあ、彼曰く「置き場所がないんですよ」的な理由はあるにせよ、「友情」に感謝だな。 で、俺も久しぶりに読み返してみて、結構覚えているようで忘れているところがあったのと、中々に今から見ると興味深い事もあったりして、ま、ネタ的にはOK! てなことで人生初の「巨人の星」全巻揃い記念、として次回よりぐだぐだと話をしてみたいのだ。 |
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予告なんて大げさな話ですが、次にこれの話を書きます。 ちょっと読みたかったんだけど、まとめて入手出来たもんで。 友達がこの展示会に行って来たもので。 以下、次回。 |
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貝塚ひろしの少年ジャンプでの代表作、「父の魂」。 今にしても珍しい「バット職人」という舞台設定と父と子の物語、さらに野球漫画と言うこともあって、俺はこれは当時の定番「原作・梶原一騎」だとばかり思っていたら、貝塚ひろしの単独の作品なのね。まあ、貝塚ひろしはこの当時でも中堅ベテラン作家で、「巨人の星」や「ちかいの魔球」以前に野球漫画で一世風靡している第一人者ではあったから、こういう設定で描いても不思議はないのだけれど、バット職人かあ、このジャンルは水島新司でもやってないぞ。 貝塚ひろしは後に梶原一騎と少年サンデーで「柔道賛歌」を連載しているのでそのイメージもあったのかなあ。 ま、詳しい事はまた。 今日はこんくらい。 |


