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いたるところに近現代史の現場が残っています。高度経済成長のなか古いものは壊され新しい物にさらに高層ビルになったりで様変わりしています。しかし建物や外見が変わってもその地は現場は現場です。
筆者が「上京」した時に泊まるところ、アジアユースセンターは、在日本韓国基督教青年会(YMCA)で知る人ぞ知る現代史の現場です。
1919年の3.1独立運動の導火線となった「2.8独立宣言」で象徴されるように、過酷な植民地統治の中、独立を願う留学生の人格形成の場であり、独立運動の拠点でした。祖国の受難期に当たり、キリスト教信仰に立脚した明日の指導者を養成することを目的に、朝鮮半島からの留学生の保護、日本語教育、下宿の世話、進路相談等の活動をおこなってきました。そのごの大戦、南北朝鮮の分裂、そして今は緊張の中でも融和政策が採られている波乱万丈の歴史と伝統です。現在は『在日同胞文化の創造と多文化共生社会をめざして』をスローガンに、韓国文化を中心とした国際文化活動、日本語学校、在日本韓国文化館を活用して、韓日文化交流、宿泊研修事業等を展開すると共に、地域社会奉仕活動を積極的に進めようとしております。
この日は、韓国は祝日で大統領演説が行われましたが、日韓、日朝の関係は今だ近い国でありながら共生には、民間では近しく、政治的には遠い国となっているのは残念です。
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