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(東京都)最寄り駅:東銀座 (※:これは、震災後の最初のレポになります。正直、どのようなことを書こうかと暫くの間、悩んでいましたが、思い切って綴ってみました。この記事に関しては9月現在の視点で書かせて下さい。) 私が、震災後、初めてラーメンを食べたのは3月18日。 皆さんも同じ気持ちだと推察いたしますが、私も、あの日以降、世界が分断されたかのような気持ちに陥り、 もちろん、あの日以前には想像もしていなかった様々な事象に対処するため奔走していた ことは確かでありますが、気持ちの上でも、ラーメンは勿論のこと、食べ物すらまともに口にする気が起こりませんでした。 これまで当たり前のように享受していた平和が、実は、数多くの僥倖の上に成り立っていたものであることを嫌というほど思い知らされましたし、 一瞬のうちに数多くの大切なものを壊されてしまった被災地の方々の気持ち。 推し量るに余りあるものがあります。 私も神戸の出身で、私は既に上京していましたが、両親、弟が阪神大震災で被災しています。 両親は今でも「あの震災で人生観が変わった」とよく申しており、 今回の震災は、阪神大震災を遥かに上回るものでしたので、被災者の方々が体験された恐怖感はどれ程のものだったのでしょう。 あれから半年余りが経過し、データーの類はよく目にするようになりましたが、 もちろん、データーでは表すことができないものは沢山あると思います。 いや。データーで示すことができる事柄なんて、大海の塵に等しいものなのかも。 そのような状況の中、あの日の後、私が初めて口にしたラーメンがこの東銀座の「萬福」の中華そばでありました。 職場と自宅の間。 通勤経路に「萬福」は位置し、何気なくフラリと入店したんですよね。 今、記録を遡ってみたら、どうやら1年ぶりの訪問だったようです。 この「萬福」の中華そば。 鮮やかな黄色を呈した三角形の玉子焼きがワンポイント。 深い褐色を呈したスープと衒いのない素直な麺の組合せは、前回の印象同様、 まさに典型的なオーソドックス系東京醤油ラーメンといった風情であり、 心が安らぎます。 麺は中太ストレートの硬めであり、蕎麦屋の麺のような食感が良かったですね。 カエシが老舗店の割には案外力強く、口に含むとバシバシッと自己を主張してくるような気がしました。 この日の中華そばに関しては、 正直申し上げて、上記のような大まかな箇所のみが記憶に残っていて、味のディテールはあまりよく覚えていないのですが、 戴いた後、 ああ、こういうラーメンが出せるのであれば、日本はまだまだ大丈夫だ という思いを抱いたことだけは明確に頭に残っています。 この日。萬福のラーメンを食べた。 これからも、生涯忘れることはないでしょう。 (店舗住所)東京都中央区銀座2-13-13
(営業時間)11:00〜22:00 日曜、祝日定休 【土曜】11:00〜21:30 (食べたメニュー)中華そば (実食日)11/03/18 |
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