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久しぶりにおけいはんに乗って京都にやってきました。
目的はコチラ。
腕に自信のある大工さんたちが薄削りの技を披露しようというイベントです。
いわゆる「台鉋」と呼ばれる一般的な鉋ですが、
薄削りというのは単に鉋掛けをするのではなく、いかに薄く削ることによって表面をつややかに仕上げる技です。
先ずは道具の調整から。
我々のような素人は刃の出具合くらいしか調整しませんが、職人さんは台の調整から始めます。台を削る鉋もあります。 削る材の表面を整えます。 この時点で十分だと思うのですが、職人さんは妥協を許しません。微妙な調整を繰り返して本削りにかかります。 厚みは1000分の1mm単位。つまり㎛ですね。 削っては調整して、調整しては削る。
削る、 削る、 削る。 鉋屑なんていえない、芸術品です。
細かくしておひたしなんかにかければおいしそう…、なんて感じてしまうほど。(お昼ごはん前だったので〜笑)。 材は檜です。
単純にいってしまえば、台から1000分の何mmか刃先が出ていればそれだけの薄さで削れるわけなんですが、刃を取り付ける台にはそれ以上の精度が必要です。 さらに均等に削るためには刃先を均等に出さなければなりません(1000分の1mm単位の精度で!)。 加えて、鉋に掛ける力具合、おまけにそれを均等にするための体の運び具合。 それらの微妙な加減が薄削りを実現します。 1000分の9mm! 正に職人技。 薄さを競う競技会もあるそうです。 もちろん、刃が切れていることは言うまでもありません。
削られた材は、頬ずりしたいくらいにピッカピカツルッツルです。 ちなみにこれは杉で、これほどつややかな肌を出すのはかなり難しいとか。 お土産(?)にいただいてきた鉋屑です。 これもお土産(?)でいただいてきた檜の鉋屑。新聞が読めます。
旧い道具も展示されていました。 これは酒樽に穴をあける道具。今のホルソーのようなものですね。 70年くらい前の道具だそうです。 きっと年配の気難しそうな職人さんばかりで、ズブの素人の<す>なんて入り込む余地もないと思いきや、若い職人さん方もおられて、お話を伺うことができました。 「仕事でここまで要求されることはありません。自己満足というか遊びというか。いくつかの工務店の有志が集まって勉強会のようなものを作ってるんですが、こんな技術って言葉では伝えられないし、見てもわからない。自分で試行錯誤して身に着けるのが職人の喜びなんですよね。」
一応、職人のハシクレに引っかかっている<す>にとっては、とても共感できるお話です。 なんだか早春のほのかな暖かさを感じつつ、木の香りが心地よい会場を後にしました。
オマケは外国からのお客様でにぎわう舞妓さん。 以前からお誘いいただいていたのですが、なかなか日程が折り合わず、やっとお伺いすることができました。
職人のハシクレに引っかかっている<す>としては、かねてから「ほんまもん」の技を見てみたかったのですね。もちろん仕事上でも木と鉄の違いはあれ「ほんまもん」の職人技は見てきているわけですが、なかなかその域には達しません。もしかしたら一生のテーマかも知れません。
若い職人さんの言葉が印象的でした。 「妥協しない遊び心」 そんな仕事ができれば楽しいですよね。 |
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15枚目の女性は若いですが、この方も腕がいい職人さんなのですね?写真ではまるで子供のように見えますが・・
STO48
2019/3/4(月) 午前 6:00 [ よだきんぼ ]
うちの父親が大工だったのでよく鉋の手入れしてましたよ。これほどまではいかないと思うけど。よく整備された鉋で薄削りすると余計な力が要らず楽できれいに仕上がるとよく言ってました。
2019/3/4(月) 午後 0:38 [ De_Gucci ]
> よだきんぼさん
そうなんです、お若いのに立派な職人さんでした〜(笑)
SMD48
2019/3/4(月) 午後 8:18 [ スミだんな ]
> De_Gucciさん
ほとんどは仕事使いの鉋を使っていた職人さんでしたが、薄削りのための鉋を仕立てておられる職人さんもおられました。
2019/3/4(月) 午後 8:21 [ スミだんな ]
> スミだんなさん
かわカッコイイ(萌)
2019/3/5(火) 午前 4:25 [ よだきんぼ ]
> よだきんぼさん
ちなみにお名前はカンナちゃんと言うそうです〜うそうそ
2019/3/5(火) 午後 8:00 [ スミだんな ]