走門来福

〜走る門には福来る 人生半分「エエ道」さがし〜

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土木の日

11月18日は「土木の日」って知ってますか?
「十」と「一」で「土」、「十」と「八」で「木」。で「土木」。なんだか語呂合わせのようですが、土木学会の前身である「工学会」の創立が明治12年11月18日だったからというちゃんとした由来があるんです。
この日をはさんで土木に関する催しがあります。先日の「亀の瀬地すべりツアー」もこの一環です。

で、

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という企画展に行ってきました。

高速道路の出入り口には「ランプ」、「インターチェンジ」、「ジャンクション」というものがあります。
「ランプ=ramp」は単に傾斜路のことで平面道路から高架道路への出入り口を表します。
「インターチェンジ=interchange」とは複数のランプが設けられた出入り口で、上下線相互に乗り入れできる施設を示します。
「ジャンクション=junction」は直訳すれば「接合」とか「連接」ということなのですが、高速道路と高速道路の接続部では各路線をつなぐ施設を表し、交通量や立地条件等により様々な形状があります。

小さな企画展ですが、

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興味津々です。

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これらのペーパークラフトは、

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阪神道路公団の社員さんが作られたそうです。

世の中には「ジャンクションマニア」と呼ばれる人種がいるそうで、「レンガマニア」の<す>としては、なんとなく同じにおいのする人種のような感じで、異論はありません。

<す>がジャンクションに興味を持ったのは、土木工学を専攻していたこともあるんですが、出張の移動で久御山ジャンクションを通過した時のことです。

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(Google earth)

いったいどうすればこんな3D的に複雑な線形を設計できるのかと畏敬の念にかられてしまうのですね。
ちなみにここは映画「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ」のロケ地となっています。

会場を後にして、

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実際にジャンクションを見に行ってみます。

ジャンクションマニアによると「東の横綱」とか「西の横綱」という番付があるみたいで、「西の横綱」と称される「阿波座ジャンクション」。

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阪神高速道路1号環状線、3号神戸線、16号大阪港線が交差、接続しています。

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4層構造ともいえる複雑な線形。

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普段は「渋滞やんけ!」と言ってるけど…。

レトロ建築やレンガ構造物と比べれば無機質ともいえるRCや鋼構造物は、デザイン優先でなくて、機能性から生まれた究極の造形美だと思います。






地球探索ポタ

2018/11/17(SAT)

裏輪音です。
今回は自転車仲間の<S口>さんからの情報で、大阪府と奈良県の境界にある亀の瀬の地すべり見学ツアーに行ってきました。
このツアーは以前からあって、当時は完全予約制でしたが最近では自由参加で施設が見学できるようになりました。


集合場所にて…。
「ペペッ、ペダルが〜!!」

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とりあえず、この方はペダルを求める旅に立っていった。

さてさて、一行は亀の瀬を目指す。
大阪から奈良へと向かう折に大和川を遡ると必ず亀の瀬を通過する。かなり以前から土木工事をやっているが、何をどうしているのかわからない。
集合場所の柏原市役所前からほんの30分ほどのサイクリング。

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受付を済ませ、先ずは「地すべり資料館」で亀の瀬地すべりの歴史とそのメカニズムと対策をお勉強。

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予約すればガイドさんによる説明があるが、ここは土木工学を専攻し卒論が土質工学、オマケに1級土木施工管理技士でレンガ教教祖という<す>がガイドを務める。

「二上山の火山活動とその後の地殻変動で…、安息角、内部摩擦角がどうしたこうした…、地下水、最適含水比サノヨイヨイ、円弧すべりがハァ〜コリャコリャ…。」

地すべりの対策工事としては排土工、土留め工、排水工が有効で、排土工以外は地下構造物となるので「何をどうしているのかわからない」状態になるのだね。

1号排水トンネルに突入。

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集水管。
降雨後は蛇口をひねったように水が流れ落ちるそうだ。

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1号排水トンネルは対策工事として一番最初に施工され(昭和44年)、当時は鋼製だったがその後、コンクリートで作りなおされている。
昭和46年に追加施工された鋼製トンネルが施工当時をしのばせる。

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集水井を下から見上げる。
サンダーバード1号が発射されそうで、秘密基地っぽい。

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地下水を抜き取るための集水管は延べ153kmに及び、集められた地下水は54基の集水井や7本(延べ7.2km)の排水トンネルに流れ込む。

15号集水井。

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見学ツアーは佳境に突入する。

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「裏輪音」だというのに総勢13名の怪しい地球探検隊。

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厳重な人数確認の元、懐中電灯がないと真っ暗な5号排水トンネルへ。

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集水管からは石灰化のつららが下がる。
もしかしたら100万年後くらいには鍾乳洞が出来上がるかも知れない。

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そして、クライマックス。

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昭和6年から7年にかけて大規模な地すべりが発生し、そのために鉄道トンネルが破壊された。

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旧大阪鉄道(関西鉄道〜国鉄〜JR)によって建設された亀瀬隧道(明治22年)は、昭和7年1月に下り線、2月に上り線が不通になる。
同年7月1日に大和川左岸への迂回新線が着工され、半年後の12月31日に完成させる。三郷駅〜河内堅上駅間には2つの鉄橋と3つのトンネルがあることから、とんでもない突貫工事であったことが想像できる。

完全破壊と思われたこのトンネルが、平成20年の7号排水トンネルの施工によって発見された。

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天井部分が煤けているのは、蒸気機関車が通っていた証である。

一つ気になっていたのがレンガアーチトンネルの裏込めについて。
現在のようなトンネルでは、例えばシールド工法においては、覆工されたセグメントの小さな穴からモルタルを注入し、掘削した地山と密着させて崩壊を防ぐ。このモルタルを「裏込め」という。
しかしレンガ積みの場合は支保工を組んで覆工されるので、その後にモルタル注入はできない。
で、ガイドさんに質問してみた。
「アーチは独立単体構造物となっているので、裏込めはしません。」とのこと。地山が崩壊してもアーチが支えるのだそうだ。
なるほど確かに4層巻の外側は地山がむき出しだ。

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刻印煉瓦もある。

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製造メーカーではなく、ロットナンバーのようなもの。

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癒しのひととき。

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あぁ、このまま埋もれていたい…。
フワフワした足取りでトンネルを出て、約2時間の見学ツアーを終える。

そうだった、サイクリングだったよね。

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言い訳のように、それらしい写真も載せておこう。

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はるばる京都から来ていただいた方もおられたが、走行距離12km足らず。最短は最寄駅へ輪行した方で1.8km。
まぁ「裏輪音」ということで…。


普段は通過点の亀の瀬ですが、見えないところにとんでもないものがありました。
R25を走っていると亀の瀬あたりに不自然な隆起があります。これは昭和7年の大規模地すべりで生じたもので、右岸の亀の瀬から大和川を越えるすべり面の下端部になるそうです。そんなことも今回のポタを通じて知ることができました。






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