良い子は真似しちゃいけない富士登山・その3=完 (16/8/17)

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こんな景色に包まれながらの昼寝はなかなか無い経験=富士山頂上

 昨年2015年に初めて富士山に登頂した際には、登山道「吉田ルート」の五合目(2305m)を午前3時に出発。吉田口山頂(3710m)に着いたのが午前8時15分だった。登りの所要時間は5時間15分。ちなみに、ガイドブックに書かれている目安の時間は「6時間10分」。1時間ほど早く登ったことになる。

 それに対し、今回2016年は午後11時に五合目を出発。「御来光」を望んだのが午前4時30分ごろ。5時間半経過しても、頂上はおろか、まだ九合目にも未到着・・・。

 理由はいくつかある。昨年は登山の前に、多少はジョギングや筋トレをしていたが、今回はそのどちらもしていない。何より最大の理由は「弾丸登山」。徹夜で登っていれば、そりゃ足取りも重くなる。登山道でも少し登っては立ち止まってハアハア。山小屋に着けば、必ず止まって息を入れる。

 そうして九合目(標高3600m)を午前5時10分に通過。ここまで来れば頂上はあとちょっと。通常は九合目からは30分で頂上に着くが、登頂したら時間は午前6時になっていた。九合目〜頂上で50分、五合目〜頂上だと7時間かかった計算になる。

 
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 頂上に着いたら食べようと思っていたものがある。山小屋で売られている1杯700円(!)のカップヌードル。普通のラーメンではなく、あえてこの贅沢価格のカップヌードルが食べたかったのだ。頂上には自販機も並んでいる。ペットボトルが500円、缶コーヒーやスープ、ジュースなどが400円。富士山価格ではあるが、そもそも頂上に自販機が並んでいるというのが、何だか「Cool Japan」な感じもする。

 腹ごしらえしたら、まずは酷使した身体を休めようと、頂上にあるベンチで昼寝(時間帯的に朝寝?)した。6時半から1時間ちょっと。昼寝はよくするが、飛行機を除けば、間違いなく最も標高の高い場所でした昼寝である。

 昨年は、富士山頂上の火口に沿ってぐるっと一周する「お鉢巡り」と、富士山の最高地点である剣ケ峰(3776m)への登頂をしたのだが、富士山のゴールはあくまで「下山」。帰りの体力を考慮して、ことしはお鉢巡りは見送ることにした。

 下山はガイドブックの目安時間は「4時間5分」。それに対し、昨年は1時間45分と、2時間かけずに駆け降りた。山を一歩一歩登ることより、降りるのが得意というのが性格を表している、と自分でも思う。

 今回は、午前8時10分に下山を開始。途中で疲れたときのためにと、自販機で400円の缶ココアを購入した。五合目に着いたのが10時半で、所要時間2時間20分。ココアは結局飲まず、家に持ち帰って冷蔵庫で冷やして飲んだ。400円だして、重りを買ったようなものである。

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 五合目への下山後のお楽しみは、山小屋「富士山みはらし」の富士山噴火カレー。ご飯が富士山のように高く盛られ、流れ出るルーが溶岩。赤い福神漬けがマグマを表している。スプーンの柄は、登山に使う木製の金剛杖を模したデザイン。本当はここで生ビールも頼んで、「ぷはぁ〜」と一息つきたいのだが、今回は寝不足と疲労でビールを飲む余裕がなかった。

 帰りも五合目から新宿駅まで高速バス。電車に乗り換え自宅に着いたのが午後3時ごろ。前日は午後6時前に家を出たから、自宅を出発して帰ってくるまで、正味21時間。確かに「弾丸」ではある。

 ただ今年は、五合目から登って降りてくるまでが11時間半(お鉢巡りはせず)。それに対し、昨年は9時間半で、お鉢巡りもできた。はい、というわけで体力面、効率面、そしてけがのリスク面でも、「弾丸登山」は二度としません。ちなみに、シャワーを浴びて午後3時半に昼寝をしたら、気付いたら朝の4時半! 13時間寝続けたことになる。これならやっぱり、最初から山小屋泊にしとけば良かったな。とほほ。(完)


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