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「うーん。」
嗚呼、また、だ。
あの人はまた、空を見上げて何かに思いを馳せている。
「どうしたんですか?ソラ先輩」
オレは、泣き出したいのを堪えて先輩に声をかける。
恋愛感情なんかじゃないけど、そうでもしないとこの人は振り返ってもくれないから。
「空を、ね。見てたんだ。」
知ってる。そんなこと。
オレが聞きたいのはアンタが大好きなハズの空を見上げながらなんでそんな悲しそうな顔してんの。ってこと。アンタには、いつもみたいに笑ってて欲しいんだ。悲しい顔なんて、して欲しくない。恋愛感情じゃないのに、おかしいね。こんなにもアンタのこと気になって仕方ないんだ。
それでも、と思う。
「(それが敬愛、それ以上の情だったとしても、ニブいこの人が気付くわけ、ないけど)」
知っているからこそ自分でも、知りたくないんだ。
小さな呟きを聞いたのは、自分と、小さな星たちだけだった。
プラトニック。
ショウはアホの子に見えて色々考えてるんです。
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