赤信号 みんなで渡れば みな死亡。騙されるな!

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               ようやく終わりました。読んでくださった方、ありがとうございます!
 
              万が一また小説をアップする時は、あらかじめ原稿を完成させてからにします(汗)
 
          
 
 
                登場人物

             ショウ :古代歴史研究家で主人公

             ノノ :ショウの妻

             HAL :ショウ一家のマルチお手伝いロボット

             ハタ :ショウのひいおばあさん
 
             マザー :人々を支配する、コンピュータのTOP
 
 
 
        
          タカマガハラの風が黄金色なのは、そこに生えている植物の鮮やかな黄色い花粉が、
 
        風に運ばれるためだったのだ。
 
          タカマガハラには、シェルターにない物が全て備わっていた。
 
          実は、マザーは自然の重要さを知っており、人間を弱体化させ管理しやすくするため、
 
         シェルター内は万全だと洗脳し、外の自然の方に行くのを禁止したのだ。
 
          自然には、正の部分と負の部分がある。人間にとっては正でも、コンピュータに
 
        とっては負の部分が大きい。中でもコンピュータは、風を忌み嫌った。
 
          彼らは、機械を故障させるホコリやごみや花粉や胞子が、風によって運ばれるのを怖れた。
 
        特に、タカマガハラの植物の花粉や胞子は、コンピュータ内に貯まると致命的な故障となった。
 
        またマザーは、植物が風を使って種子・胞子を飛ばして、生殖範囲を広げる事も知っていた。
 
         それは、コンピュータが最も恐れる事だった。
 
         それに、太陽光が機械を劣化させ、雨風や津波などが金属を侵食し、地震や火や雷が
 
        コンピュータを破壊する・・・つまり、自然は人間にとっては有益だけれども、コンピュータに
 
        とっては有害である事を、代々のTOPコンピュータからの情報伝達によって、マザーは
 
        知っていた。だからシェルター・カプセルで、自然をシャットアウトしたのだ。  
 
         しかし、自然の有益さを知ってしまったショウ一家は、もはやシェルター内には戻らず、
 
        ノノはHALのバックアップもあり、無事男の子を出産した。それどころかショウは、警官
 
        ロボットを尻目にHALを遣って、親しい者からどんどんタカマガハラに移住させ、やがて
 
        小さな村が出来ていった。ショウは、彼の知識と体験話を、後の世代に語り継いだ。
 
        それが、古事記に出てくる高天原に、なったとかならないとか・・。
 
        

                                                       
 
         
                  前回は震災前でした・・。よければ読んでやって下さい。
         
 
 
         登場人物

             ショウ:古代歴史研究家で主人公。タカマガハラから帰って来た。

             ノノ:ショウの妻。妊娠しているが、ショウから菌が伝染した。

             HAL:ショウ一家のマルチお手伝いロボット。

             ハタ:ショウのひいおばあさん。

             
 
 
    警官ロボットやロボット犬が壊れてるうちに、ショウはHALに背負われたノノと共に、再びタカマガハラ
 
   を目指した。一回行ってるし、警官ロボット達が追って来ない分、ショウ達は短時間でタカマガハラに
 
   たどり着く事が出来た。
 
    タカマガハラには、火山があり温泉も湧き池や湖が点在し、豊かな土壌で陽当たりがよく木々が
 
   生い茂っていた。そして、全体が黄金色に染まっている。
 
             ノノ「何てきれいで神々しい所なの・・・」
 
             ショウ「だろう?」
 
             ノノ「シェルターの中では、まず見れない景色ね・・。
 
               ここなら、ショウの感染が治ったのも分かる気がするわ」

    そしてノノ達は、あの黄金色の風を受けた。
 
             ノノ「なぜかしら?昔にもこの風を受けてたような感覚があるわ・・」           
             
             ショウ「もしかして、先祖の昔の記憶が、かすかによみがえってきたのかも?」
 
             ハタ「遠いご先祖様たちは、シェルターの外で暮らしてたのじゃろうな・・」  
 
             HAL「ノノ様!ノノ様とお子様の健康の数値が、改善し始めました!」
 
             ノノ「ほ、ほんとう!?すごいわ!ショウ・・・」
 
             ショウ「やはりか・・。おめでとう、ノノ!そして我が子・・」
 
      タカマガハラには、地球の内部とつながった休火山や温泉があり、実はそこに、風が黄金色である
 
    原因の、植物が生えているのだ!その植物は、豊富な水量や陽当たりの良さや豊かな土壌により、
 
    シェルターで作られた人工の植物とは比べものにならないぐらい、生命力に満ち溢れていた。
 
      その植物は薬草の効き目も強く、花から出来た花粉にも同じくらいの効果が、人間にはあったのだ。
 
 
                                          
                                       次回も完結編が続きますが、次で最終回かも?
 
 
  いよいよ10万ヒットと言う事で、第7話を作りました。よかったら読んで下さい。
 
 
 
 
                          登場人物

             ショウ:古代歴史研究家で主人公。自然の菌に感染している。

             ノノ:ショウの妻。妊娠しているが、ショウから菌が伝染した。

             HAL:ショウ一家のマルチお手伝いロボット。

             ハタ:ショウのひいおばあさん。

    
 
     ショウとHALはようやく、タカマガハラに到着した。無機質な機械や人工物が何も無いそこは、心地よい
 
  風によって運ばれたと思われる何かのせいで、全体が黄金色に染まっていた。ショウは思わずうなった。
 
             「美しい・・・」
 
     周りに見とれているショウの方を向いていたHALが、少し上ずり気味に言葉を発した。
 
             「ご主人様、アナタの病気が少しずつ回復して来ています!」
 
             「何だって!?」
 
     黄金色の風を浴びたショウの顔には、徐々に精気がよみがえり、いつの間にか健康に関する数値が
 
  改善して来ていたのだ。        
                                                     ・
                           ・ 
                           ・
     
     今や、シェルターに普通に居る時より元気になったショウは、壊れて発信すら出来ない警官ロボット達
 
   を尻目に、HALと共に意気揚々と妻たちの元へ駆けていった。
 
     シェルターの端の方で、感染してしかも身重な体でノノは、いちるの望みを託しハタに付き添われて、
 
   来ないかもしれないショウを待っていた。すると、有害と思われてたシェルターの外から、予想だにしない
 
   元気な駆け足でHALと共に、ショウがやって来たではないか。
 
           ショウ「ノノ〜!!ハタばあちゃ〜ん!」
 
            ノノ 「ショー!!」
 
      ノノのお腹を気にしつつ、二人は抱き合った。
 
           ハタ 「無事で何よりじゃ・・」
 
           ノノ 「よく・・・、戻って来れましたね・・」
 
           ショウ「なんとか、タカマガハラまで行けたよ。しかも、僕の病気が良くなったんだよ!」 
 
            ノノ 「それじゃ、もしかして・・」
 
           ショウ「そうだよ!君と赤ちゃんも治る可能性があると思うんだ。どうだい?HAL」
 
           HAL「データは少ないですが、あそこの空気成分は、人間にとって有効だと思われます。
 
              ノノ様とご子息の感染が治癒される確率、70%以上!」
 
          ショウ「ありがとうHAL!ただ一つ、君らしくない所があったね」
 
          HAL 「何かミスがありましたでしょうか?」
 
          ショウ 「僕らの赤ちゃんが男か女かは、最後まで秘密にしといてって、言ったじゃないか」
 
           HAL 「!! も、申し訳ありませんでした・・」
 
            ノノ 「コンピューターなのにね(笑) でも、教えてくれてありがと!HAL」
 
           ショウ「もしかして、タカマガハラに行って、HALが人間に近くなったのかな?」
 
            ノノ 「まぁ!」
 
           全員 「はははははは!」
 
           ハタ (それにしても、タカマガハラとは、いったいぜんたいどう言う所なのじゃろ・・?)
                                           
 
                                                次回以降は、完結編になります
 
 

 お待たせしました〜。続きをどうぞ。



           登場人物

             ショウ:古代歴史研究家で主人公。自然の菌に感染している。

             HAL:ショウ一家のマルチお手伝いロボット。

             ハタ:ショウのひいおばあさん。

             マザー:人々を支配する、コンピュータのTOP。



  自然についてマザーは、シェルター・カプセルの外の地理情報をも隠していた。しかし、ハタ

 から聞いた言い伝えとショウの古代の知識を元に、重要で危険なタカマガハラから均等に離れた

 8つの里にシェルターを配置したと推測し、今ある8つのシェルターの中心地にタカマガハラが

 あると判断したショウは、マザーが発信するシェルター外の地理情報の裏データをHALと解析

 し、ついにタカマガハラと思われる所まで来た。

  ところで、警官ロボットやロボット犬は動けなくなったのに、HALはまだ動けてる。これは

 なぜなのだろうか。それは、HALがショウのお供で何回も自然界に出て獲得した経験値データ

 から、万能お手伝いロボットならではの対自然適応プログラムが、ほぼ備わっていたからだった。


                          (10万ヒットの際も何とか続きを・・)

     久しぶりに続きを書こうという気が出て来たのですが、何だかんだでまた遅い時間に   
           
    なってきたので、自分が一度文にして通して読んでみたいのもあり、読者様にも
                     
    まとめて読んでいただけたらと思い、総集編を作った次第です(一部修正・加筆)。

    いつか新作(6話)を書きますので、長いですがこれをご覧下さい。

     全部一度に見ると、色んな矛盾が出て来てしまうかもしれませんが、フィクション

    なのでご勘弁を <(_ _)>



          
           
         登場人物

             ショウ:古代歴史研究家で主人公。自然の菌に感染している。

             ノノ:ショウの妻。妊娠しているが、ショウから菌が伝染した。

             HAL:ショウ一家のマルチお手伝いロボット。

             ハタ:ショウのひいおばあさん。

             マザー:人々を支配する、コンピュータのTOP。




                   
                   『タカマガハラ』


 
 コンピュータが人間を支配する時代、人々はカプセルでおおわれた巨大地下シェルターで暮らして

いた。そこに住む人達にとって外の自然は、菌がはびこっていて体に毒とされていた。

 そして自然は昔から、代々のTOPコンピュータの計算と確率からも、人間の生活を脅かす反社会的な

ものとなされてきた。自然には、山崩れ・洪水・火事などの脅威があり、特に竜巻などの風が危険だと

伝えられてきた。

 TOPコンピュータ・マザーの決定に沿って暮らした人々は、自然から逃れるためシェルター・

カプセルを建設した。外の自然の空気を浴びると危険だと、マザーから警告されて人々は、シェルターの

外に出なくなった。


 マザーコンピュータ直轄の治安統制管理局にかくれて、シェルター内外の古代の歴史を秘かに研究し、

シェルターの外界(自然)にも強い関心があるショウには、もうすぐ赤ん坊が生まれる身重の妻ノノが

いた。

 だがショウは、現代人が自然に当たると重病になると言う、マルチお手伝いロボットHALの警告を

軽視し、知的探究心のためたびたびシェルターの外に出てしまった。

 やはりと言うべきかショウは、シェルターの我が家に帰るたびに調子が悪くなり、HALよりも医療に

専門のロボットに診てもらったが死が間近とされ、妻ノノにも感染し母子ともに危ない状態だと宣告

された。

 しかも、シェルター内で機械的に作られる薬や治療法では、「自然の病」にはほとんど効果がない

のだ。しかし、自分も研究を半ばにして死にたくないし、浅はかな自分のせいで、ノノやもうすぐ

生まれる子供まで死なせたくない!

 わらにもすがる想いでショウは、彼のひいおばあさんであるハタに相談してみた。
                            

 ハタが言い伝えとして語る神話とも呼ぶべき伝説と、学者しか見れないようなショウの古文書等を

照らし合わせてみると、以下のような推論が浮上してきた。昔の時間管理には、シェルター内で現在使用

されている時間管理プログラムにはない、七曜という暦が採用されていたが、コンピュータの管理が進む

中で、それは封印されるようになったと。

 そして、コンピュータも管理していなかったはるか昔、黄金色の「風」のうずの中にいると、自然と

共生していた頃の人間は、どんな病気でも治癒されたとか。ただし、黄金色の風が吹く場所には条件が

あるらしく、ハタが語る伝説によるとそこは、8つの里の中心に位置するらしい。

 しかし、言い伝えにも古文書でも、その8つの里の場所までは描かれていない。そこは一体どこに

あり、今でも存在し、今でも効力を発揮するのか?

 ところで、伝説にある七曜と言うのは、日・月・火・水・木・金・土の事だが、それらはコンピュータ

社会の裏マニュアルでは、単独の「金」属を除いては全てタブーとされている。超近代社会では、太陽光

など光り・火・木材・土・水等自然から成り立つ素材をほとんど使わず、原子力・人口電力エネルギー・

人工合成水・人口光源(電灯)・合成木材・合成土壌などを使っている。

 ハタの口承による伝説と古い文献を徹底的に調べて、最終的にショウは、人間が自然からの病に

打ち克つには、その自然自体が大きな鍵を握っている事を確信した。しかもそれは、タカマガハラと言う

場所で吹く風が、一番有効らしい。

 
 タカマガハラの場所・8つの里の事を考えていて、ふとショウは気付いた。

 「待てよ・・。考えてみたら、この世界のシェルターもちょうど8つだ。タカマガハラの場所って、

  もしかすると・・!」

 「何か分かったのですか?ご主人様」

 「HAL、これは僕の勘なのだが、この世界の8つのシェルターのある地には、古代には8つの里が

  あったのではないかと思うんだ」

 「はい」

 「だとしたら、8つのシェルターのちょうど中心が、タカマガハラがあった所と言うわけだ!」

 「しかしご主人様、そこはシェルターの外です。前にもワタクシが警告して、実際ご主人様は生命の

  危機に瀕してるのです。そして、人間の勘と言うものは、ご主人様と言えど完璧ではないと聞いて

  います。行ってはいけません」

 「HAL、確かに君は優秀なロボットだ。けれど世の中には、現代科学で解明出来ない事がたくさん

  あるんだ。こんな事は言いたくないが、事実君たちロボットも、僕やノノやお腹の子を助けられない

  じゃないか」

 「・・・・はい」

 「確率だけでは分からない事もある。いや、むしろ僕は、そんな少ない確率でも賭けなければならない

  んだ。自分と家族のため!」

 「・・・分かりました」

 「でももちろん、君の力は借りるよ!やはり自然の中だから、いざとなったら君だけでもタカマガハラ

  に行って欲しいんだ」

 「よろこんで」

 「じゃあ早速だけど、8つのシェルターの中心地を割り出して、マップを作ってくれ」

 「はい」 ・・・カッカッカチャ・・キュルキュルキュルキュル・・


 一度外に出て、治安管理統制局の監視対象になったショウだが、自分と家族を助けるために警官

ロボットやロボット犬に追いかけられながらも、わらにもすがる想いでHALとともに、またシェルター

の外に出た。

 砂まじりの風の中、ロボット犬らの追跡を何とかかわしながら、ショウとHALは徐々にタカマガハラ

と思われる場所に近づいていった。しかし、自然からの感染が再び進んだからか、ショウはまた具合が

悪くなってきて、HALも自然の脅威に対処しきれず動きが鈍くなってきた。

 ところが、いよいよタカマガハラが近くなってくる中で、一陣の風が吹き抜けると、何と警官ロボット

とロボット犬は故障して動かなくなってしまったのだ。それは、まさに神風だった!



                                 第6話に続く

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