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昔の話になってしまった現役時代、転勤先の音楽教室(私立高校)は、4面の壁全面に写真のよう穴ぼこの吸音材が敷き詰められていました。 ちなみに、南面はガラス窓(2重ガラスではない普通のガラス)が大半を占めていましたが、それでも窓以外の壁面は隙間なくこの「吸音材」で占められていました。そればかりか、普通教室よりも低めか!?と思える天井にも、完璧な吸音材が張り巡らされていました。いや、吸音天井を実現するために、天井が低めになったという疑いをも感じましたね。(天井が高いのは、良い響きの1つの条件ではないでしょうかね。) この壁材はあくまでも「室内の音を反射させない、つまり吸音が目的のものですね。室内のどの部分にどの程度用いるかは、慎重な検討が必要です。ただ単に壁全面に用いると反響が極端に抑えられ、せっかくの生徒たちの歌声はすっかり響きを失って、歌う楽しみまでも半減してしまう結果になります。 また、音楽鑑賞の場合、室内の「響き」が抑えられるので、アンプのボリュウムは自然大きめに調整されます。 結果、「遮音」の工夫は皆無な教室からは、大音量の「騒音?」が遠慮なく外部にもれて、騒音被害の苦情が寄せられるということになっていました。 これは、「室内の音響設計」の取り違え、それに防音、遮音用の工事に対する無知がもたらした「珍妙な教室設計」の見本と言えるでしょう。 音楽教師の「生半可な提言」を鵜呑みにした、市当局の策の無さもどうかと思いますが、案外このような騒音教室?は各所に存在するのかも知れませんね。
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