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お義母さんの退職祝いをするために、彼の実家に来ています。
田んぼと山に囲まれたところで、この季節はつくしがたくさん顔を出しています。
あぜみちを歩くと、春の野の花がきそって花を咲かせていて、ほんと素敵。
途中、農作業をしているおばあちゃんに出会って、ねぎを分けていただきました。
「たくさん取れたから、食べてみて」
って、押し付けるように。
なんだか、ほっこりするなあ。
ねぎを片手にあぜみちをずっと歩いて、春を満喫して来ました。
他の家族、家庭を知ることって、なかなかない。
こうして彼の家族のあつまりに呼んでもらうことがふえて、その家なりの家族愛の育み方といったものを目の当たりにしています。
おじいちゃん・おばあちゃんもよんで、旅館で美味しいごちそうを食べながらお祝いをしたり。
ひとりひとりメッセージを述べたり。
プレゼント合戦が始まったり。
わたしの実家も仲が良いと思うけど、こういうふうなことはしない。
家族っていろいろな形があって、それぞれのやり方で大切な時間を作ってるんでしょうね。
結婚してみてはじめて、自分の家族を相対化できた気がします。
それと同時に、わたしももっと自分の親を大切にしないといけないな……と思わされました。ちょっとしたライバル心…?
当たり前だけど、人生の中で実際に経験できる家族の形ってほんとに数少なくて。
世の中にはありとあらゆるタイプの家族があるんだろうと思うと、自分の視野がどこまでも狭いことに気付かされる。
それは友達の話を聞いたり、小説を読んで登場人物に感情移入したりするたびにおもうことだけども。
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農業の仕方が変わって、田舎の田んぼにレンゲが咲かなくなったらしい。
言われるまで気付かなかった。
どこにでもある田園風景にみえるけど、きっと今ここにしかない風景。
いつかわたしの新しい家庭にもメンバーが増えて、手を繋いで一緒に歩いたりするのかな。そんな妄想は楽しいな。
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