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そんなこんなで放浪の旅を続け、けっきょくこの夏は実家にいたのがわずか1日だけだった。
夏休みとはいえ大学でやらなきゃいけないこともあるし、東京にたずねてくる子もいるし、そのことを気にもとめてなかった。だけどさすがに娘シックになったお父さんから、「少しは帰ってこい」という通達を受けた。
レポートの締め切りの間を縫って、なんとか捻出した6日間。
お父さんなんか,年休を取って仕事を休もうかって言い出す始末だった。そんなに寂しい思いをさせてたんだろうか、悪かったな〜。
二人とも,自分たちのお気に入りのカレー屋さんや、趣のある旧街道等、いろいろと連れ回してくれた。港近くのレトロな商店街は、こだわりのお店が並んでいて,見てるだけで十分だった。ただ、田舎の商店街って言うのはどこもこうなのか,売られてる物がどうもおばさんっぽい。いい物だとは分かるんだけど、わざわざ買いたいとは思わない。
女どもが買い物してる間お父さんは適当なところで待たせておいて、お母さん行きつけのマダムな洋装店に案内された。お母さんは店員に勧められるまま黒のインナーを買い、あたしもほしい物はないかとたずねてきた。
お母さんはいっつもこうなの。
自分だけが買うと悪いと思うのか、あたしも何か買うまでしつこいの。
でも、東京の部屋に不必要な物を増やしたくない。やりたくなくても、今はやっているという「断捨離」をせざるをえない状態だもん。
それになんだかどうしても買う気が起きなくて、はやく帰りたくて、お母さんを納得させるためにアイスだけせがんだ。ぶつぶつ言いながら、ようやくあきらめてくれた。
家に帰ってから嫌な予感がして、親の目が離れたスキを見計らって、体温を測ってみた。
だいぶやっばいなーとは思ってたけど、
【38.4】
という数字を見たときショックだった。
せっかく実家にいるんだから、最高の体調でいたかったのに。ふたりともこんなにはりきってるんだから、それに応えたいのに。自分が情けなくてふがいなくて、せめて親には隠し通そうと決意。
ところが日本酒を飲んだのも相まって、本格的に頭がふらふらした。
やっばい、座ってられない……。太ももの内側まで熱い。
だけどやはり親という物に隠し事は出来ないみたいで、せきこんでたらばれちゃった。
ほっとしたのと同時に悔しい。
体温計を差し出され、ちょっと肌から浮かし気味にはかって、【37.5】の表示を見せた。学校を休まされたくなくて昔からやってきた悪知恵。
悪い娘でごめんなさい。
しばらく安静にして、ちゃんと治して帰らなきゃ。
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お家・寮生活
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コメント(10)
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どうして大学には猫がいつくんだろう。
保健センターに猫が入り込んで、職員さんが大騒ぎしてたから、だっこして外に出してあげたことがあった。横からギャーギャーと院長さん看護師さんが口出しするから、大捕物みたいになってた。友だち爆笑だった。
猫のように生きられたら、どんなに楽だろう。
ん、猫には猫の悩みがあるって?そりゃ見くびって悪かったな。
辛いときって、聞いてほしいけど知ってほしくない。
twitterにそのときの気持ちを書き込もうとして、手が止まった。
笑ってるときも泣いてるときも、まさにその瞬間には、なんで笑ってるのか泣いてるのか分からないものだ。過去形でしか語れない。だから、リアルタイムで書き込むtwitterでは、感情は語れない。
ワーズワースも、詩は静謐のうちに回想された情緒だって言ってる。
あたしが人生のうちで「キレた」ことって、たぶん3回しかない。いちばん最近では、寮の自治会役員だったときに、総会でなんど呼びかけてもあいさつがよくならなくて、4ヶ月ほどたった総会でのことだった。
「食堂でのあいさつ、できないならいっそやめますか?やめた方がいいと思う人は今、ここで、挙手をお願いします」
もちろん手を挙げる人がいるはずなどなく。
「では、今まで通りやるということでいいんですね」
と、強圧的に言い放って、あたしが考えるあいさつの大切さを訴えたのだった。
ここまで言えたのは、他の自治会メンバーと話し合って、そうしようと決めたことだったから。たとえ先輩に嫌われても、うざがられても、みんなのフォローがあったからできた。
当時の自治会メンバーにとって、あいさつは大切なことだった。食堂に入る時の「おはようございます」、食堂にいる人の「おはようございます」という返事。「お先に失礼します」と言われたら「いってらっしゃい。」
あいさつは返ってくるから気持ち良いものだと思っていた。
だけどそれはあたし(達)のとんだ頭でっかちで。
他の人からすれば、本当にうざいことだったみたい。それぞれ、重視するルールやマナーは違って、ロビーでの私語が気になる人もいれば、先輩に対して礼儀正しくないのはありえないって思ってる人もいる。ホントに、いろいろ。一緒に生活してるこの場に、どれだけ社会的ルールをもちこみたいかが違うんだもん。
「嫌われてもいい」が合言葉だった。
実際、自分たちの信じるとおりにやってきた、はちゃめちゃな代だった。
「嫌われてもいい、じゃダメだろ?説得したいんなら、言い方ってもんがあるだろ。あいさつをやれてる人からしたら、いい加減にしろって感じだったし、もう終わったことだからしょうがないけど、そこは考え方を改めた方がいい」
あたしたちの黒歴史(←あの強硬策はもちろん反省してた)として、笑い話にしようとしたら、タメの子に言われた。
がーん。
頭を鈍器で殴られたかのように、ショックだった。仲がいい子から、否定されるとキツイ。
同じ代として、あたしたちのやり方を援護してくれるものだと思ってたから。
「まあ、どの代も自治会は問題あるけどな。」
自治会を辞めた後も、しょっちゅう集まって、自分たちの仲の良さをたたえて、しでかしたことの数々を、自分達らしいと満足げに語ってたのに。
発言する人、影で仕事する人、周りの寮生を牽制する人、先輩からの文句を吸収する人(つまり怒られ役)、みんなで支え合う、最高のメンバーだと思ってたのに。
外から見たらそうだったんだ。
―でも、おそらく正しい。悲しいけど。 あたしたちの頭でっかちを暴かれたこと、それに気づきもせず、ひとりひとりのことを考えて発言してると思ってた自分に、絶望的な気持ちだった。
今の自治会の「いい顔しい」の「結局動けない」をあれだけ批判しておいて、あたしたちの頑張りが自己満だったかもしれないなんて、辛すぎる。「嫌われてもいい」じゃいけなかった。本当に。
頑張りを実現させたいなら、上から言うんじゃなくて、誘惑するように、ことばを駆使しなくちゃいけなかったんだ。ゴールを手前に勘違いしてた。
他のメンバーに言うかは迷うけど、出てきちゃう涙をとめられなくて、やっと止まった後は、馴れあわずに言ってくれたその子に感謝の気持ちがわいてきた。
次々と立ち上がる問題に、あたしたちがどれだけ議論して、悩んで、考えて結論を出してたかなんて知らなくていい。
実現させる努力を見せなかったあたしたちに非がある。
もう、合言葉を盾に、から回ることはしない!
これから先、訴えたいことがきっといっぱい出てくるから、同じへまはしない!
ブログほど、聞いてほしいけど知ってほしくないことを書くのにふさわしい場はないんじゃないだろうか♪
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春雨、ノイズとなって家をしっぽり包み込む。
窓越しの空はどんよりと重く、ぼうっと眺めてると時間のくぎりが分からなくなる。
一人で暇をもてあましてると、どうもこうなりがちだ。からだから言葉が抜け落ちていく感じ……
そういえば3月になったみたい。
「羊毛とおはな」っていう歌手を知って、なんとなく聴いてるうちに。この人の声、春の曇り空みたいで、きもちよくなってくる。「揺れる」っていう曲がすごく好き。
ごはんだけはお父さんのために毎日作ってるけど、もっと生産的なことしたいな。気分を天気のせいにしてだらだらすごすのもいいけど、せっかくのまとまった休みだし。
片付けだって終わってないし。
実はやらないといけないこともあるし。
暇な余り、もう着なくなった服をリメイクしてみた。
この黄緑の生地が気に入ってたから、捨てられなかった。これでまた着れるかな。
それと、かわいい布を発見して、新しい枕カバーも作ってみた。寮で使ってたやつが黄色くなってきてたからちょうどほしかったんだ。
いぇい。ぴったりだじぇ。ずぼらほのは、型紙も何もなしにいきなりじょきじょき作り始めたけど、意外と形になった。
うん、きっとミシンは当分使わないだろう。
この雨、雪になりそうだなぁ…。
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直前まで、まったく怖くなかった。
だけど、いざ処置台に乗って、口を開いたとたん、恐怖であごががくがくしてきた。おもしろがられてたんだろう、経験者にさんざん「痛いぞー」って脅されてきたことが、そのときになって思い出されて、ふるえを止められなかった。
おまけに、お医者さんまで、実況中継よろしく、手順をいちいち説明しながらやるんだもん。恐怖以外の何者でもない。
このまえ、親知らずを一本抜いてきた。
あたしの場合はまだ歯が顔を出してなくて、歯茎を切除して、埋まってる歯自体も分割して抜かなくてはいけなかった。だから麻酔も3回に分けてかけて、50分にもわたる長い長い手術になった。
「いま、歯茎を切ってますよー」
「骨、ドリルでけずりますね」
「抜けないので、歯をちょっと粉々にしますね」
って、そんなこと言わんでいいわーい!目隠しをされてるから、聴覚と痛覚だけがやたらとぎすまされちゃって、緊張倍増だった。手術の間中血の味がして、頭がくらくらした。
最初の方は「自分がんばれ!」だったけど、終盤ではひたすら「お医者さんがんばって!」だった。とにかく早く終われと願ってた。
なんとか終わったけど、これをもう片方もやらなくちゃいけないと思うと泣きたくなるね。
キャプ君が心配して電話かけてきてくれたから泣き言を言ったけど、そういやあんたもさんざん脅した一人だからね!もう!
まだ片方のほっぺがふくれてるけど、数日もたてば痛みはだいぶおさまった。
寮の片付けを終えたばっかりなのに、血の味を抱えつつも、今度は家の引っ越し準備をしてる。うちの両親が第二の人生ということで新天地で働くことになったから、20年にわたって住んできたこの家を空けないといけないんだ。
去年の今頃はニュージーだったけど(今の地震、本当に胸が痛い)、今年は時空を超えた旅をしてる。
小さい頃のあたしからのメッセージがいっぱい。えほんとかぬいぐるみとか、捨てるに捨てられないよー。こいつらは寮に持ってかえろう。
小さい頃のあたしは、食べ物と虫が好きな女の子だったみたい。保育園・小学校と書きためていた絵日記の話題が、あまりにもそれらばっかり。アホさ全開の日記だ。
傑作だと思ったのはこちら↓小学校2年生のほの。
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5月22日(土)
今日、毛虫がいました。
まめをとっていたら、急に出てきました。
さいしょは、こわくて、「キャッ。」と言ったけど、「キャッ。」て言ったらこわくなくなりました。
大きさは、10センチメートルくらいです。
でかいです。
はやさは、人間が、小走りするくらいのはやさで、とても、はやかったです。
一だん一だん階だんをおりて(階だんをおりるときはおそかった)いきました(おちただんもあったけど)。
それから、毛虫くんは、どうろにでると、ななめ左前にすすんでいきました。
とてもはやいもんだから、おもしろくなってずっとおいかけていました。
もちろんおどろかさないようにです。
そのとき、お母さんが、「テレビだよー。」とよびました。
わたしは、すぐには、いきませんでした。
テレビより、毛虫の方が、おもしろそうだったからです。
それでも、毛虫が、どぶみたいな所におちるまでは。
でも、毛虫ってかしこいね。
草をかきわけて、あたりをみまわしてからすすむところが。
でもけっきょくおちちゃった。
それから、わたしは、家の方に走っていきました。
テレビを見に行こうとね!!
おわり
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なんか……つっこみどころ満載でしょ?
途中なぜか毛虫「くん」になったり、どぶに落ちるくせにかしこいって言ってみたり。でも、情景が思い浮かぶ文章なので、やってることはアホながらも、なかなかやるじゃねえか7歳の自分とも思う。この日記、完全なる自己満なのがおもしろいんだ。
他にも、餃子を30個食べておなかを壊した話とか、蜘蛛がうじゃうじゃいる水道場で靴を洗った話とか。
ちっとも覚えてないから、読んでておもしろいのかも!
これも自分なんだなーって不思議な感覚。あたしという人間はアホな時間の積み重なりでできている!
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うちの寮では、毎年「部屋移動」なるものがある。
寮内といえども、引っ越しと同じことだから、なかなかのエネルギーと時間を要する。
なのにあたしはレポートやらBarやらで、帰省前日の夜までまったく取りかからなかったから、一晩で部屋の中のものぜんぶ移動するのが大変だった。1階から3階まで27往復、計算したら計1500段以上も上り下りしてた。
何が大変って、まず1年前よりももの、特に本が増えたこと。
本や大型辞書は、段ボール箱いっぱいにいれるととてもじゃないけど、持ち上げられない。何回かに分けて、気合いで運び上げた。ときどきペットボトルのキャップも開けられなくなるほどの非力なあたし、頑張った!!
どさどさどさって箱の中のものが崩れ落ちては、しんと静まりかえった廊下に心の中で平謝りした。夜更けに物音を立ててごめんなさい;
もう眠たくて意識ふらふらなのに、手は震えるわ足は上がらないわで、最後の方は泣きたくなった。
たまたま部屋に来た子に一回分運ぶのを手伝ってもらったけど、あとは一人でやるって決めてたし。タイムリミットがあるから、手を止めてる場合じゃない。
チョコレートでカロリーをとったりひとときベッドに座って放心したりして、なんとか夜中の3時半には終わらせることができた。疲弊した手足を抱えながら、倒れ込むようにベッドに入った。次の朝、臨時でカテキョに行かなきゃいけないのが辛かった。その子のテストが始まる前に帰省しなくちゃいけなくて、あまりにも心配だったからなんだけど、やりましょうかって言い出した自分が恨めしい。
ふだんよりも早起きしなくちゃいけないなんて!
次の日は、カテキョから帰ってきたら、出るまでの1時間半で、元いた部屋を徹底的にそうじして、それこそ1年間暮らしてた痕跡が跡形もなくなるくらいぴっかぴかに磨き上げた。感傷もくそもなく、出る直前までばたばた走り回ってた。ベッドを動かすためにタイツを脱いで、裸足でそうじをした。身体が熱を発してたから、寒さなんてちっとも感じなかった。
おかげで飛行機では爆睡しちゃった。飲み物のサービスも気づかなかった。
隣の席のおじさん、肩をありがとうございます。たぶんあたしもたれてましたよね…。
そんなこんなで、ほうほうの体で地元に帰ってきた。
帰ってきたらそうそうに、高校のときの担任を呼んで食事会をした。
やっぱりこっちの魚はおいしいぞ♪疲れも吹っ飛ぶぞ。
池ちゃん、前より太ってた。でも、当時よりさらにあたしたちを対等に扱ってくれて、やっぱりいちばん心を許せる先生だ。また6組の同窓会したいなー。
さて、この全身筋肉痛はいつになったら治るのカシラ。
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