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某さまのご好意により 「孤影ふたたび」 日経エンターティメント掲載時のデーター版いただき
やっとフランガー大佐の画を見る事ができました
・・・日経エンターティメントで連載時は ちゃんと一章ごとに 塩山さまのイラスト一枚あったんですね・・
な・なぜに 一本化した 小説には イラスト入ってないんでしょう〜
価格かっ!! イラスト入れると価格が値上がりするから??
いやいやいや 私ならイラスト入りなら 680円の倍払っても惜しくはないわ〜〜ww
その内 本出すから その時ってのなら良いのですけど・・・ブチブチ・・
あと 見た事ない キリコの画があったり 本当お宝 お宝っ
あ・でも会えて良かったです 本当にありがとうございましたm(_ _)m
で さっそく・・・うふ
神・塩山画伯のイラストを元に フランガー大佐イメージ画です
小説 初めて読んだ時の イメージとしては 「コマンド・フォークト」の フォークトさんを
もっと野生的にした 感じだと思ってましたが イメージ通りでした
マユゲのギザギザは・・・画伯の絵・・線がはっきりしない時があるから・・キリコにもまゆギザ入ってる時あるし・・
でも 「黒い稲妻」 だから まゆギザは入れて欲しいのだ〜ww 稲妻まゆげ
この若者は見るからに 「できる!」 って感じで・・
多分 士官学校出の エリート君だったに違いない キャッv(≧∀≦*)v
と いった設定で ちょっと SS書いてみました
(わはは・・お恥ずかしい
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『苛烈なる激戦を繰り広げていたギャオアの地において ついに我が軍は敵バララントに対し大勝利をおさめ・・』
軍の食堂にある簡素的なTVモニターから流れるのは 娯楽としての当たり障りの無いドラマやミュージック番組
そして軍事ニュースが主である
「へっ・・つまんねぇ嘘ばっかり言いやがって」
痩せこけて くぼんだ目の男が自虐的に口の端をゆがめ そう言い放った。
「み〜んな知ってるのによ・・軍のおエライ様はあからさまに大嘘こきやがる 実情はゴテゴテの団子戦じゃねぇかどっちが勝ったかなんてわかったもんじゃねぇ」 「今頃 敵さんの方も「勝った・勝った」と景気のいい放送ながしてるぜ」
痩せた男の言葉を受けて 一見豪快そうにみえる大柄な男が にやりと笑いながら言い返す
「まっ そんな所だろうて」
食堂内に自虐的な笑いが広がる
『尚・ギャオア戦において 勝利にもっとも貢献した クルトル・フランガー少尉にはギルガメス栄誉勲章が与えられるもようであり・・』
「ちっ・若きスーパースター・ 黒い稲妻フランガーさまかよ・・面白くねえぜ・・」
TVのアナウンサーから この年若い撃墜王をたたえる言葉が流れると場の空気は一遍した
「士官学校出のおぼっちゃまが・・美味しい所だけ持っていきやがる」
痩せた男の怨み節はなおも続く
「俺たちが ささっど〜ぞとお膳立てしたテーブルに ただ座って美味い飯だけ食いやがってよ・・」
「そうとも 俺たちがいなけりゃ 撃墜王なんて存在すらしねえってもんよ・・」
大柄な男も それに同調し相槌を打つ
最低野郎(ボトムズ乗り)にとって 成功を収めた者への誹謗・中傷・・ 事に士官学校出のエリートに対するそれは 自分達の置かれた境遇を嘆くと言うスパイスによって味付けられた絶好のご馳走(メインデッシュ)なのだろう
ここにいるほとんどの最低野郎が その通りだと言わんばかりに口の端をゆがめている
・・・こいつらの言う事も 確かに一理ある・・
キリコは思った
AT戦は一見荒っぽいように見えて 実は緻密な作戦の上に成り立っている狩りのようなものだ
猟犬が獲物を左右からいさぶり 獲物の隙をつくり そこに狩人がとどめの一撃を撃つ・・
その狩人の役割を担うのが 選ばれたエースパイロットであり 割りの合わない猟犬がここにいる最低野郎達なのだ
ギルガメスとバララント・・今となってはその発端を明確に知る者すらいないという長きに渡る100年戦争末期において 両陣営の戦法は すでに極まっていたといえよう。 ATの性能においては明らかにギルガメス軍の方が有利だった・・
しかしバララントの主力AT・フロッガーは性能こそスコープドックに劣るものの その頑丈さをフルに活用した
「密集体型をとり 圧倒的物量で押し寄せる」という戦法を十八番(オハコ)としていたため
ギルガメス軍としては その巨大な「鉄の生き物」と化した敵AT部隊に 楔を打ち込み牙城を切り崩す事が最善の策となっていたのである
もちろん長い戦争の間には 敵の意表をつくという奇抜な作戦も用いられたたが 両軍の戦闘も
ここまで 間延びし 手持ちのカードも お互い知りつくしてしまうと そういった一時的な勝利も
焼き石に水・・砂漠に打ち水をうつようなものであったため
今ではどちらも自分達のもっとも得意とする戦法を得策としていたのだった
・・・そうは言っても あの凄まじいまでの切り込みは賞賛に値する・・
TVモニターに映るギャオアにおいてのフランガー少尉の戦闘中継を眺めつつ 食後のコーヒーをすすりながら キリコは尚も 物思いにふける・・
ターンピックをフルに活用し まさにその機体が倒れる寸前からの体制の立て直しから隙をつき
凄まじいスピードで敵のふところへ入り攻撃をかわしつつ 反撃を撃つ・・・
それはわずかコンマ1秒の判断力の上になりたっている
まさに・・
「黒い・・稲妻・・」
キリコは思わず口にしてしまう
と・その時・・・
「じゃあおめぇ アイツに勝てるのかよ」
どこからともなく ガラガラ声が鳴響く
どうやら最低野朗達は 自分達がフランガーの立場になった時を想定して 楽しんでいたらしい
「そりゃおめぇ 俺がアイツの位置なら今のスコアを軽く2倍は越えてるって」 いかにも 後方で 「残飯処理」を担当していそうな男がそういうと 食堂内にドっと笑いが起こる
黒い稲妻・・あの男に勝つ・・? もちろんキリコは エースパイロットになる事や 軍から賞賛されるといった類には全く興味はなかった
しかし・・・
あの男と対決する・・黒い稲妻を切り崩す・・ ばかばかしい考えだ
キリコはふっと脳裏によぎった自分の妄想を振り切った
第一ヤツは味方ではないか・・
だが・・しかし・・
考えずにはいられない
何度も何度も 脳内でシュミレーションを繰り返す
もし俺なら・・・「稲妻」にどう対峙する・・ 何度目のシュミレーションだっただろう キリコはふと我に返った
気がつくと食堂には もう残ってる者はキリコ以外一人も無く 食事係の男が いつになったら空いた食器をもってくるのだというイライラした目線をこちらに向けていた
キリコは苦笑し立ち上がり 「悪かった・・」と空になった食器をその男に手渡した
自室に戻りながら キリコは久しぶりの高揚感を感じていた 黒い稲妻と対戦する事への喜び・・ たとえそれが想像の範囲内だとしても・・・
その時 けたたましいサイレン音が基地全体に鳴り響いた バララント軍が攻めてきたのだ
また始るのであろう 泥沼のような戦いが・・・
その瞬間 キリコはまたいつもの なんの感情も持たない「兵士」という名のパーツに戻り
そのパーツの延長でしかないATが待つ格納庫へと足を速めるのだった
FIN *※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※* す・ すみません
でも ニアミスはしてるのではないかと思います
フランガー大佐はキリコを知らなくても キリコはフランガー大佐の戦い方を知っていた
そう思えてならないので・・
「あんたは黒い稲妻だ・・」とキリコは言った
キリコという男は人からの評価のみで物事を言わないと思うんです
その男がそう断言したんですから・・
やはり・・・
んで32年の年月を得て 一般兵がエリートに勝つんだもんな〜〜c(*>ω<*)ゞ
で・大佐も 負けを認めたらさっさと退役しちゃうって所が・・
長い間 王の座を譲らなかった年老いたライオンが 若獅子に負けた時のような・・
老兵は死なず・・ただ消え行くのみ
あ〜〜〜 やっぱカッコイイわ〜〜〜
・・・ところで なんでこれ・・映像化ならなかったの・・・かな?
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