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全英オープン・ゴルフ

なんとなく深夜、TVをつけたら全英オープンの初日がやってた。国内のゴルフ大会はやってても見ないんだけど、メジャーだとつい見てしまう。
全然ゴルフは詳しくないけど、ただ見てるだけで散歩気分が味わえたり、青木功を始めとした優れた解説者たちの案内で、手に汗握る攻防が楽しめてとても面白い。端的に考えて、数百ヤード離れた先にある10センチくらいの穴へ、あれほど小さなボールを棒で打って、3打とか5打で入れるってんだから、まずそのことが信じられない。
自然を相手に、と言っても、優れた(意地が悪い?)設計者が考え尽くして作った人口のコースではあるけど、どうやって対処するか各プレイヤーが問われている。素人考えでは、メジャーでプレイする超一流の選手たちが同じコースを攻める場合、それほどコースの取り方に差がないように思われるけど、結局、難易度の高いコースがそれを許さない。ボールが意外な所に嵌りこんだりして、選手によって驚くほどバラバラなコース取りとなる。とはいえ、一応、堅実な攻め方があるらしく、大体はそれに沿って打っていく。ゴルフが面白いのは、それぞれの人間の脳みそが、どう自然に向き合うか、ということ。脳みそというのは、その人の思考・性格・癖を含んだ総合的なもので、コースに向き合うと、脳みその差がモロに出てくる。日本人選手では深堀圭一郎が大健闘していた。堅実なコースを、イケイケの勝気で攻めていく。パットが外れる時にオーバーになるのが多いのが、そのイケイケっぷりを表している。難しいコースばかりなので、イケイケ路線が一歩間違うとすぐに打数オーバーに繋がる。優雅な散歩が、危険極まりないハラハラドキドキのドライビングに見えてくる。という緊張の展開の中で、結果、バーディを刻んで5アンダーで2位タイにつける。
しかし本当に凄いのはやっぱりタイガー・ウッズ。一人だけ違う競技に取り組んでいるように見える。と言うのも、調子がいいのか悪いのか、1打目、2打目あたりでけっこうポカする。そしてそこからの奇跡的なリカバリー・ショットが彼の真骨頂。わざと困難な状況を楽しむ為にポカしているかのようだ。何しろ、ティー・ショットでいきなりダフったり、3メートルもの壁がはだかるすり鉢状バンカーの、しかも壁際でいわゆる「目玉」をやったり、観客が歩くコースに打ち込んだり、グリーンを大きく向こう側に飛び越して深い藪に入れたり、挙句の果て、隣のコースに打ち込んだりまでする。なのになぜかボギーにならない。どう考えてもこんなゴルフぶりなら2オーバーにはなるだろうと思われるのに、点数はしばらくアンダー・パーで張り付いたまま。そのうち、ほとんど意味不明の奇跡的リカバリー・ショットでバーディをやらかすようになり、ついに3アンダーに。ウッズの顔の表情同様、コース取りの表情もとても豊かでイマジネーションに溢れている。そしてついに、最後の18番ホールであっさりイーグルを決め、蓋を開けてみたら1位と1打差の2位タイって、おいっ! どんな奇術師だ!? 好調な深堀が、あれほど苦労して最短コースを辿り、好運も味方して、何とか手に入れたスコアに、奇天烈な迂回をさんざんやらかしてきたウッズがいつの間にか並んでしまっている。どうもこれは只事ではない。
なんとなく、王道は一つというか、ローマへの道は一本しかないような気になりがちだけど、ゴルフを観ていると、頂点への道がいかにイマジネーション豊かに枝分かれしていて出鱈目かが分かる。その出鱈目さを支配するのはやっぱり技術とかなんだろうけど、でも、枝分かれして道がたくさんあるように見えるってのは、なんとなく救いというか、開放的で自由な気分になれる。

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