天災ですべてを失った中学生の信之。共に生き残った幼なじみの美花を救うため、彼はある行動をとる。二十年後、過去を封印して暮らす信之の前に、もう一人の生き残り・輔が姿を現わす。あの秘密の記憶から、今、新たな黒い影が生まれようとしていた―。 こんなお話も書く作家さんなんだねーと ちょっと意外な感じもしつつ読み進めてゆきました。 小さな島で一緒に育った幼馴染。 何事もなければ、何事もなかったようにきっとみんなこの島で大人になってゆく。 何事もなければ。 一つの天災が たくさんの人間の人生を狂わせる。何かを見失う。 「こわかっただろうなぁ」 だけでは慰めることはきっと出来ない。 美花も信之も家族を失い悲嘆にくれる。 輔は、失ってしまいたかったその父親が難を逃れているのを知り呆然とする。 運命って残酷だと、ワタシも何だか気落ちしてしまいました・・・・ 読み進めても何だか自分の中で何かがしっくりこなかった。 なんだろう?? チョット分からないんですけど。 もうチョット何かが濃くても良かったような・・・(説明できないんですけど) ワタシを圧倒する何かが、物語の中になかった。 美花も輔も、もちろん信之も。 みんな可哀想だけど、どこかで身勝手で。 あぁ。南海子もね。 自分の人生を軌道に乗せるのに必死な感じが、読んでいて痛々しかった。 でもそれは、誰かのせいにして誰かによりかかればいいってものじゃないと思うけどと つい突き放しながら読み進めてしまいました。 これからどうなるのだろう? 美花は。信之は。 夫の真実を知った南海子は。 せめて椿ちゃんを辛い目にあわせて犯人は、捕まってほしかったなぁ・・・・
と。なんだかワタシの中でやっぱり消化できないのでした^^; |
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読人日誌・マ行作家
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