文明開花に沸く明治5年(1872)。突然の再会が若い男女の運命を揺るがした―英語通詞を目標に函館の商社で働く雨竜千吉。横浜で米国人の妻となっていたお順。幼なじみで、互いに淡い恋心を通わせていた二人が、しまいこんでいた気持ちを開くのに、時間はいらなかった。千吉が上京のたび逢瀬を重ねる二人。しかし、密会はあえなく露見した。やがて、お順は激昂する夫に対して離婚を懇願する。夫の答えは、離婚後、一年間は決して男性と交際しないよう監視を付けることだった。それとは知らぬ千吉は、お順の離婚の噂を聞くや…。新しい時代の潮流の中で、さまざまな葛藤に苛まれながらも真実の恋を貫こうとする、激しくも一途な男女を描く、著者初めての明治ロマン。 出版されたのは2001年が初版みたいです。もうだいぶ前〜。 前から気になる表紙だったんですvv ちょうど図書館の棚で見つけたので拝借♪ そう、確かにロマン・・・浪漫でした。 きっちり誰かを想い続けるっていう事のしんどさもさることながら 最後まで自分の「目標」を失わない意思の強さに、天晴れ!な印象を受けました。 どこにいても自分が今何をしていても、心に持っている夢を見失わないし 誰に対しても自分が目指しているものを口に出して言える。 何気ないことだけどとても大事なことだなって。 思い出させてくれました。 彼ら二人の恋愛事だけでなく、様々な人の人生が悲しい結末を迎えたり幸せをつかんだり。 そんな周りの人生と触れ合うことで彼らも二人なりの人生を考えてゆくようになっていった気がしました。 お鶴ちゃんだっけ??彼女が一途で正直で・・・ 亡くなった時は何だかワタシもショック。 でもそこから千吉はまっすぐに自分の気持ちと向き合うようになった気がします。 通史になるという夢。 日本人であるという誇り。 大事なんだけど何だか考えることを怠っている気がするなぁ。
そうか、ワタシは日本人だよね。 最後まで読んで、彼らの生涯の暮らしぶりのくだりを読んで。 日々の自分の生活を、振り返ってみた。 |
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