『重力ピエロ』伊坂 幸太郎著/新潮社連続放火事件の現場に残された謎のグラフィティアート。 物語の始まりの一行が、とても美しいと思いました。
溜息が出る、と言いますか。すごく好きです。
テンポよく、物語が進んでゆくのですよね、だから
釣られてこっちも気軽にホイホイついてゆきますと、どどーんと、落とされる。切なかった。
愛している人でも
その人に起こった出来事をその結果を
丸ごとそうやって受け止めることの出来る人ってそうは居ない。
だから、余計に感謝するし、余計に許せないと思うのかな。
物語が、あの結末を選択して、私はなんだか安心でした。
いけない事なのでしょうけれども。もういいよって、思ってしまいました。
背負う荷が重すぎると、忘れたいから、何事にも軽やかに接してしまうのだろうか。
色んな愛の在った物語だなと思いました。
この雰囲気って、この作家さんならではないのかなぁ。
すんごくきっと描きようによっては悲しすぎるはずだろうと思うのですが
なんだかこう、さくっと。終わってしまった。ふふ。 *
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