CLOVER NOTE

鈍間な主婦の気儘で憂鬱で有頂天な日常。

読人日誌・サ行作家

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しっとりと、しっかりと。人の生きてゆく姿を描いてくれます。辛くてもヒトは、生きてゆくことを実感
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「恋細工」・西條奈加

「恋細工」・西條奈加
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一匹狼の職人・時蔵と女だてらに細工師を志す錺工房の娘・お凛。周りと打ち解けず、独り黙々と細工に打ち込む天才肌の時蔵に振り回されながらも、お凛は時蔵に惹かれていく。そして、反発し合っていた二人の心が銀細工を通じてかさなった時、天保の改革で贅沢品が禁止された江戸の町に活気を取り戻す、驚天動地の計画が動き始めた…。若い男女の哀しく切ない恋模様を描く本格時代小説。

 この方は〜・・・やっぱり好きぃ❤
 なんかね。いいんですよ。
 このお話は 金春屋ゴメスのように笑うトコはあんまりないんだけど^^;
 ホントにないんだけど。

 お凛の細工に対する想いであったり
 時蔵の「平戸」や細工への異常なまでの情熱・・
 4代目への想い
 周りの大人たちの優しさも。
 全てが切なくて、素敵なお話でした。

 あ〜じゃぁ。やっぱり二人はこうなるのかなぁ。
 4代目はそしたら・・・・

 と思っていたら!
 急展開する後半に泣く暇もなくぐいぐい引っ張られ・・・・・@@

 最後の最後に
 お凛ちゃんと一緒に 泣いてしましました。

 これから何がどうなってもいいから
 この細工がいつまでも つながってゆくといいなぁ。そう思って。

 やっぱりこんな時代に生きてみたかった!! と地団太を踏むワタシなのでした★

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「その日のまえに」・重松 清
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僕たちは「その日」に向かって生きてきた―。昨日までの、そして、明日からも続くはずの毎日を不意に断ち切る家族の死。消えゆく命を前にして、いったい何ができるのだろうか…。死にゆく妻を静かに見送る父と子らを中心に、それぞれのなかにある生と死、そして日常のなかにある幸せの意味を見つめる連作短編集。

 ついに読みました・・・。
 一度借りても読めずに返却。今度こそは!と意気込んで借りてきて・・・・

 号泣。

 うぅぅぅぅ。  ぅぅ。        ぅぅっ。

ひこうき雲

 長く生きすぎてしまった人の流す涙は、ガンリュウの―大人になるまで生きられなかったひとの流した涙と同じだと思った

 おばあちゃんとかつての同級生との対比が何とも切なく、残酷でした。
 みんなで書いた色紙も。
 子どもでも分かる、感じる現実。大人になってから分かる事実。
 いつか大人になることをみんなに約束されてるわけじゃない。その現実を体験して大人になるって、どんなんだろう?

朝日のあたる家

 この物語だけ・・・・他とリンクしなかった感じ。違いますか?
 永遠はない
 フクちゃんの言いたいこと、すごく良く分かる。ワタシも同じこと体験したし。

 甘いんじゃないかなって思う気もするけど^^;
 フクちゃんの言葉一つ一つがワタシの中でとても気持ち良く広がっていったので。
 まあいっか。そんな感じで納得★

潮騒

 自分に降りかかるこの出来事を、こんな風に受け止められるかなぁ。
 ほんの少し、この潔さにあこがれたりしました。

 今はそう思う

 これからはどうなるか分からないし これからがいつまで続くか分からない。
 最後の最後で登場されてまた、ワタシの涙は止まらなくりました。

ヒア・カムズ・ザ・サン

 トシくんとカオルさんとお母さん。
 お互いを大事に思いすぎるから 不安も広がりすぎる。
 一緒に泣いて。 悲しいよって泣いて。
 そこから頑張れる勇気が生まれてくることもある。

 これからを思うと切なくて切なくて。
 それでもあったかい気持ちも広がった一編。  でした。

その日の前に

 表題作。
 いつか来る日を「その日」と名づけ その日までの道のりを淡々と過ごしてゆこうとする夫婦。
 家族。

 ワタシだったらどうするんだろう。
 いつでも顔をあげて前を向いて 「これからだよ」って  いえるかな?

その日

 新しい治療法も試すことができず弱ってゆく妻の現実を 子どもたちに伝える。
 近づいてくる 「その日」。

 「潮騒」で登場した地域の花火大会のポスターの依頼が舞い込んでくる。
 断ろうとして目を通したチラシの文句に目がとまる。
 同窓生がなくなったと知る。  読み手も、彼が亡くなった事を知る。

 駆け付けた病棟に現れる若者とその母親。
 トシくんとお母さんが頑張っていることも今の現状が厳しいこともつながってゆきます。

 それまでの一つ一つが微妙に繋がっていて・・・・・
 それがまた切なさを増してゆくのです。

 「・・・じょうぶな子に産んでやれんで、すまんかった」
 神様よりも人間の方が、ずっと優しい
 続きが読めなくなるくらい、涙が止まりませんでした。

その日のあとで

 大人になった「美代子ちゃん」が ・・・看護士さんになっていました。
 自分の絵のことをまだ気にしてたんだって。なんだかびっくりvv

 トシくんは。
 お母さんを見送りました。  残されるのが子ども一人なだけにwwワタシはチョットショック@@
 
 妻の代わりに無農薬野菜を注文。
 その気持ち何だか分かる気がする・・・・うん。


 すべてのお話のラストが花火大会で終わるの・・・なんかいい。
 そうだよね。
 こんなにおーーーーーっきい 迎え火だったら^^

 迷わないさぁ。みんな。

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「きみの友だち」・重松 清
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「友だち」の意味、やっとわかったよ――心を揺さぶる、珠玉の長篇!頭がよくてちょっと意地悪な恵美ちゃんと、何をやってもぐずな由香ちゃんは、ある事故が起きてから誰とも付き合わなくなった。勉強もスポーツも抜群でライバル同士だったブンちゃんとモトくんは、あることがきっかけで全然チグハグになった。それでも……衝突や痛みや喪失を乗りこえて輝く「友だちという関係」を描く最高傑作。 

 金平糖さんのモコモコ雲・・・・  見つかるといいなぁ。
 なんてことを読み終わってふと思いました。

 わたしにもあるかな。見つかるといいなぁ、なんて。そんなことも。

 あ〜。 一つ一つの言葉が、心にしんしんと積もってゆきます。
 忘れてはいけない。この気持とちゃんと、向き合えるワタシになりたい。

 小4女子。ただいま「お友達」の意味を探っている最中。
 自分の気持ちを、持て余しているのが側にいてもよく分かる。
 何とかしてあげたいけれど。    だめだめ。

 答えを探して探して。  悩んで悩んで。   そうやって本当の意味を知るんだな。

 この物語で出会った皆から、そう言われました。


 一つ一つの物語の中の。

 一人ひとりが。

 ちゃんと何かを心の中で掴んでいく。  友だちの意味を知る。
 素敵な1冊でした。


 素敵過ぎて、泣き過ぎです。  ワタシ^^;
「少しだけ欠けた月」・重松 清
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離婚しないで、といったら、パパとママはどうするだろう──家族そろっての最後の外食を描いた表題作ほか胸にしみる12の秋の風景。暑気が通り過ぎて空が澄んでくると、どこかもの寂しい季節がやってきます。シリーズ最新刊に描かれているのは、夏の名残りの花火にあがる少年たちの歓声や故郷の家を片付けているときに見つけた子どものころの愛読書など、胸にしみいる12の秋の情景。なにげない光景がもたらす幸福をどこかに隠し持った物語ばかりです。偉大な人物ではないけれど、よくすれ違う誰かにまた記憶の中の家族や旧い友だちによく似た愛すべき人物が大勢登場します。ひと恋しい季節にぴったりの1冊です。

オニババと三人の盗賊

 こんな文具店なくなってますよね。ワタシの小学生の時にもあったな〜^^
 うちの校区にももちろんこじんまりとあります。文具はやっぱり高くって><
 親としてはまとめて量販店で買っておきたいんだけど・・・・・
 自分でお友達と買うのもまあいいか^^ と無くなりそうになったら自転車で行ってますvv
 子供のたまり場♪  でもそういう世界が、あっていいんでしょうね♪

 ほのぼの^^
 この盗賊にもおばあちゃんにも、何かが変わった出来事☆  素敵です^v^

サンマの煙

 ワタシがすんでいるとこは転勤族が多くて・・・・  出入りが多いんです
 4年目のワタシでも このマンションでは古株。。。。
 遠くへ行ってしまう子のその後ってすごーく気になるんです

 疑似体験させてもらった感じ。
 みんなこうやって新しい土地に馴染んでくといいな♪ 親も子も^m^

風速40米

 いつまでも 親は親でいてほしい。 たとえ自分が大人であっても。
 いま、ワタシがひそかに思っていることを 突きつけられたような感じで。
 短い物語の中に ずしんと何かがあって・・・ でも
 自分が色んな意味で大人になることの意味を しっかり考えられたような気がしました^^

 実家が近くて良かったvv

ヨコヅナ大ちゃん

 これ!  すごーーーーくよく分かるッ!!!
 そうなのよねー大ちゃん!!  そうなのよーーーーッ^^;
 何度も苦笑いでした>v<

 でもそうやって思い悩んだことが いつかのいい思い出♪ 大丈夫だよ^v^

少しだけ欠けた月

 切なかったです。
 帰りたくない。でも言えない。
 少年の気持ちを察していても、「帰ろう」としか言えない。
 優しい気持が いっぱいあるのに、でも幸せにはなれない。

 月は、何を見ているのでしょうか

キンモクセイ

 これもー@@  この年になると我がことのようです・・・
 優しくて、切ない。 切ないけど、どっかであったかい。

 こうやって人生は 積み重なってゆくのかなって、しみじみ。

よーい、どん!

 そうそう!そんなもの!!
 いま、わたしだってそうかも。

ウイニング・ボール

 何かがきっかけで、誰かがきっかけで前に進むことができる。
 大切なものって、思いがけないところからやってくる。

おばあちゃんのギンナン

 自分を守ってくれる誰かがいるってこと。そう思うとちゃんと生きてゆこうって思える。
 家族って、大切。

 荷物を送ってくれるお母さんと、お父さんの一行。
 いま、彼女を支えている全て。

秘密基地に午後7時

 大人になると 意外とチョット知り合いだった人と仲良くなったりしますよね♪
 でも、友情の濃淡は、ごまかせない気がする。  何か・・この距離感がリアルでした。

 大人になるってなんでしょう。
 ワタシはちゃんと 「オトナ」になれてるのかな。

水飲み鳥、はばたく

 一時の物語。  ほんの少しの。
 でもそれなのにというかだからなのか なんだか彼の気持の動きがとてもよく伝わるのです。

田中さんの休日

 がんばれ〜  田中さん^^
 一生懸命? でも空回り??

 気づいたら自分が一番 見当違いの場所にいることって そう、あるかも><



 一つひとつ。切なかったり、優しかったり。
 ワタシ、もうチョットきちんと生きなきゃね〜なんて そう思いました。

 明日はやってくる。どんな明日でも。
 何が起こっても、手に届くみんなを守ろう。ホントに、そう思いました。

 この作家さん、いいなぁ。

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「気をつけ、礼。」重松 清
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僕は、あの頃の先生より歳をとった―それでも、先生はずっと、僕の先生だった。受験の役には立たなかったし、何かを教わったんだということにさえ、若いうちは気づかなかった。オトナになってからわかった…画家になる夢に破れた美術教師、ニール・ヤングを教えてくれた物理の先生、怖いけど本当は優しい保健室のおばちゃん。教師と教え子との、懐かしく、ちょっと寂しく、決して失われない物語。時が流れること、生きていくことの切なさを、やさしく包みこむ全六篇。 

 読み終えて、一つ一つの物語のどこかにいつかの自分を探してしまう1冊でした。

白髪のニール

 転がりつづけること。
 生きぬくこと。
 センセ、ぼくはロールしよりますか。キープ・オン・ローリングしよりますか。
 止まってしもうとっても、もういっぺん動き出したら、まだ間に合いますか。

 いきなりギターを教えてくれという。しかも動機は「子どもが生まれるから」
 夏休みに聞かせてもらった「ニール」とさえない教師の青春。
 夏休みが終わると教師はやっぱりさえない白衣。
 それでもどこかに、心の隅に何かを残した夏休み。
 本当に大事なことって、授業だけではきっとわからない。

 大人になると誰だって思う事がある。ワタシだって何度だって立ち止まったし、今もロールしてるかなんて分かんない。
 でも、背中を押してくれる思い出があると、ちゃぁんと一人でも踏ん張れる気がした。

 ハイ、始めから泣いてしまいました^^;

ドロップスは神さまの涙

 カワムラさんと たっちゃん。そしてヒデおば。保健室でドロップスをもらう。

 鬼ごっこの鬼につかまった。ずっと必死で逃げてきたのに、おいつかれた。
 「意地悪をされる」そう思っていたかった。違う。ワタシは弱くない。
 そんなカワムラさんにヒデおばはちゃんという。「それをなんて言うのか知ってるでしょう?」
 
 逃げていては、いけない。

 許すか許さないかはまだ決めてない。ゆるしても、忘れない。たぶん一生。
 ・・・すごく分かる気がした。なんとなくだけど。
 
 そっけないヒデおば。
 でも、ちゃんと見ていてくれる。分かってくれてる。
 しんどくても平気な様に頑張ってること、そんな気持に寄り添ってくれている。

 だからたっちゃんはちゃんと学校に来れた。カワムラさんは現実と向かい合えた。
 緑の缶の ブドウ味。
 ワタシにもくれないかな。

マティスのビンタ

 ぶたれたのは左ほほだったのに、記憶の底から浮かび上がる痛みは、胸の奥にあった。

 聞きたいことを答えてくれる人はもういない。
 言いたいことは謝罪なのか、それとも。
 それでもやっぱり 会いにゆけたことは、良かった気がしました。

にんじん

 万が一の想像をめぐらせて密かに固める拳で、まっさきにほほを打たれなければならないのは、ほんとうは私自身なのだ

 学校・・・たくさんの出会いがあって、それぞれの思い出がある。
 こんなことも、あると思う。

 切ないけど、たしかに。でも。
 人って未熟なんだなって、先生ってこんなもんだよねって。反面安心したりもしました。
 その出会いで、何かを学ぶことも出来るのかも。

泣くな赤鬼

 もしも奇跡が起きて、人生の残り時間がうんと増えるのなら、おまえは教師になれ。私がお前に言ってやれなかった「惜しい」の一言をお前のような生徒に何度でも贈ってやってくれ

 かつての生徒に再会し、かつての自分と今の自分をくらべる。
 見放した生徒の成長。彼らとの思い出。あの時の言葉。

 生徒の残された命と向き合う時、先生は何を思うのでしょうか。
 切なかったけど、なんだか「あぁ良かったなぁ」と そう思ってしまえる物語でした。

気をつけ、礼

 目をそらしてしまうのは心が弱いからで、弱い心でしゃべる言葉はビシッとしていないから、つっかえてしまう

 人前で話す機会を与えられるたびに、自分が何かに許されている気がして、自分も出来るだけ多くのことを許したい、と思う。

 表題作。

 少年はどもる。それをはっきりと指摘し「背筋を伸ばして!」叱責するヤスジ。
 だれも何も言わず、聞こえないふりをしてやりすごすのに、彼は違う。
 でも彼から言われると、どもりはひどくなくなる。

 ヤスジが消えると またどもる。どもるからしゃべらない。
 しゃべらなくていいように相手を睨む。通じないと暴力をふるう。
 そんな悪循環。

 ヤスジ。いいなぁ。こんな人、いるといいな。(借金は別として)
 少年には ヤスジが必要だったのに。

 「気をつけ、礼」
 何気にしているようで、でも。本当はキット、とっても大切な一瞬。

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