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「日蓮さんは、最後の大物」
「最後の??」
「日蓮さん以降にも、りっぱな僧はいたが、宗派を形成するまでには至らなかった」
「日蓮さんの前は、最澄の天台宗、空海の真言宗、法然の浄土宗、親鸞の浄土真宗、
栄西の臨済宗、道元の曹洞宗」
「そして、最後に日蓮さんの日蓮宗だ」
「あれ、日蓮さんだけね、自分の名前が宗派の名前についているのは」
「うん、そうだ。日蓮さんが、そのように望んだわけではないが・・」
「あとの弟子たちが、そうした」
「それと、最澄・空海・法然・親鸞・栄西・道元は、みんな国際派だ。中国に行き
修行をつんだ」
「日蓮さんは、国内派。中国に行かず、比叡山の延暦寺で修行した」
「比叡山は最澄ね。そこで悟りを開いた。ある意味、仏教の原点、本筋にもう一度
戻った」
「そう、だからか、日蓮宗は他の宗派を認めない」
「過激な宗派として、法難も多かった」
「日蓮宗が考える教えを、国の政策に取り入れるべきだと、時の政府にも
訴えた」
「そう、だから、何回も日蓮さんは、襲われた」
「でも、今日まで日蓮宗は続いている」
「そう、その宗派から、現代では創価学会が生まれた」
「歴史は生き続ける。『伊賀四国八十八箇所巡り』を歩いて、そんな感じがする」
「6月からスタートして9月に終えるこのお寺巡り」
「長かったような短かったような・・楽しかった。そしていろいろ分かりかけてきた」
「あった。ここが85番普賢院」
「終わったな・・」
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