DoobieのCINEバカ日誌

映画館に行こうと思いながら行けません。。。

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愛情物語

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THE EDDY DUCHIN STORY
1956年度作品
監督:ジョージ・シドニー
原案:レオ・カッチャー
音楽:モリス・ストロフ
ピアノ演奏:カーメン・キャバレロ
出演:タイロン・パワー、キム・ノヴァク、ヴィクトリア・ショウ

エディ・デューチンは、1920年から20年間アメリカで一世を風靡した名ピアニストらしいのですが、私は知りませんでした。本作は、彼の伝記物語です。

〜あらすじ〜
ピアニストになる夢を叶えるため、ニューヨークにやってきたエディ・デューチン(タイロン・パワー)は、あてにしていたオーケストラに断れるが、資産家の姪マージョリー・オルリックス(キム・ノヴァク)に助けられ、なんとか使ってもらえるようになる。オーケストラで活躍するようになったエディは、マージョリーと恋仲になり、やがて結婚し、息子のピーターが生まれるが、マージョリーは亡くなってしまう。その悲しみから、エディは、ピーターを叔父夫婦に預け、演奏旅行に出かける。やがて、5年経ち、第2次世界大戦が始まり、海軍に身を投じて、さらに5年経って、10歳になったピーターのもとに帰ってくるのだが、しばらくして自身の病気が発覚する。

カーメン・キャバレロが演奏する主題曲の「トゥー・ラブ・アゲイン(Too Love Again)」は、有名なショパンの曲(ノクターン第2番)で、この曲イコール愛情物語の曲みたいなイメージが、ずっとありました。でも、実際に映画の中で演奏される曲を聞いてみると原曲とは、ちょっと違うのですね。映画のはアレンジされているがわかります。だから、「トゥー・ラブ・アゲイン」という題名がついているのでしょう。ちなみに、カーメン・キャバレロは、男性です。

作品は、伝記とは言え、ピアニストとして大成するまでの物語というよりは、ピアニストであったひとりの男と妻と息子、新しい恋人との「愛情物語」ということになると思います。

息子を産んで亡くなってしまった妻を悲しんで、息子を置いて5年もの間、演奏旅行に出てしまったり、まだ妻を忘れられない彼は、戦争に乗じて海軍に入ってしまったり、妻に対する愛情の深さが分かります。反面、息子への愛情は?ということになりますが、10年経って戻ってきて、長い空白を取り戻すべく、息子にピアノを教える場面では、十分それを感じさせるものがあります。もう先が長くない自分の病気を伝えるシーンでは、涙です。

エディ役のタイロン・パワーが、ピアノを演奏する場面がたくさんあるのですが、その見事な指の演技にはびっくりです。有名な「ショパンのノクターン」はもとより、早いテンポの曲でさえ、はっきりと(たぶん)正確に演技しているタイロン・パワーの指が映されていて、本当に演奏しているみたいに見えます。運指について、そうとう研究したのでしょう。

タイロン・パワーについては、「情婦」の私の記事の中で、この人の作品を観ることはもうないだろうと書いたのですが、間違いでした。まだまだ観る機会はあるかもしれません。

単なる音楽家の伝記物語ではなく、音楽を通して、生涯を通じ「愛情」を与え続けた男の物語としてたいへんすばらしいと思います。この「愛情物語」というタイトルは、ぴったりだと思いました。淀川さんが付けたのでしょうか。

閉じる コメント(6)

有名な作品なのに、きちんと観たことがありません。クラシック映画の佳作も観ていかなくてはね。良い作品は、時間がたっても、感動を与えてくれますものね。

2012/2/19(日) 午後 11:06 オネム

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オネムさん>そういう作品って案外多いですよね。
私も観ていないのが、まだまだいっぱいあります。
これからも感動をもらえる作品、そうでない作品も、新旧たくさん観ていきたいです。

2012/2/19(日) 午後 11:32 ■Doobie■

こうして読んでいると“トゥー・ラブ・アゲイン”聴きたくなりますね。
このキム・ノヴァクはヒッチコックの「めまい」にも出演されていますね。

A presto.

2012/2/20(月) 午前 6:45 インセッティ

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インセッティさん>カーメン・キャバレロが演奏する「トゥー・ラブ・アゲイン」聴きたいですね。
CDって発売されているんでしょうか。
ヒッチコックの作品はあまり観てないのですが、機会があれば観たいと思います。

2012/2/20(月) 午後 9:42 ■Doobie■

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こんにちは。
映画や文学に関するブログを書いているふじまるです。
今回は「愛情物語」について書きました。
よかったら覗いてみてください。

2012/5/11(金) 午前 11:13 [ ふじまる ]

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ふじまるさん>ありがとうございます。
また、おじゃまさせていただきます。

2012/5/14(月) 午後 8:51 ■Doobie■


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