|
先にアップした「お抹茶の特盛り」の話をかみさんにしたら大うけだった。
ひとしきり笑った揚句にのたまう・・「 あの たまごサイダー以来だね 」
それで思い出したのでついでにアップ(笑)
それは数年前の8月の暑い日だった。
いつものようにお参りをしている時のことだが、元々仏壇のある座敷なんて夏は暑く、冬は寒い。
普段誰もいない部屋なのだから当たり前の話である。
夏の締め切った座敷なんて、熱気がこもってモワ〜ンとしてる。
ただでさえ暑いのにそんな蒸し風呂のような座敷に座るとダラダラと汗が流れる。
ハンカチで汗を拭きながらお勤めをしてると、ギシギシと誰かが歩いて来て後ろに座った。
終わって振り向くとその家の腰の曲がったお婆ちゃんだった。
あまりお喋りな人でもなく、お茶出して愛想する人でもないのに、
その日にかぎって話しかけてくる。
私が汗をかいていたので可哀想と仏心を出したのかもしれない。
「あんた たまごサイダー 飲んだことある?」
(? はて?? たまごサイダー? 聞いたことないな。どこのメーカーだ?)
などと思いながら答える
「いえ、飲んだことないです」
「そんなら 待ってなさいな 今もってくるから」
そう言ってお婆ちゃんは台所へと向かっていった。
蒸し暑い座敷で汗を流しながら待つのだがなかなか来てくれない。
(冷えた飲み物なら、それだけで美味しいだろうな)と思いながら待つ。
冷蔵庫からビンかカンを持って来るだけなのに遅いなぁと思いつつ待つ。
だいぶ待たされてからお婆ちゃんがやって来た。
(??? なんだ? なんか一杯持ってきたぞ・・)
両手にいっぱい抱えてやって来たお婆ちゃんを観察すると、
三ツ矢サイダー1本、栓抜き、ボール、泡立て機、生卵の入った茶碗、コップ。
(おい おい 何が始まるんだよぉ)
とても不気味な空気。
「これが美味しいんだよ、暑い日にゃ」とニヤッと笑ってる。
(帰りたい!)
「そ、そうなんですか・・」
固まったままお婆ちゃんの手元を眺める。
まず生卵をコンコンと茶碗に割る。
(ちっちゃいカラ2つほど入ってんじゃん)
指で卵黄をつまむ。
(ゆ、指でかよ)
卵黄をボールに投げ入れ泡立て機でシャカシャカする。
(そのボール、なんか油っぽいの ここからでもわかるしぃ)
サイダーの栓を抜く。
(そのサイダー 冷えてないしぃ)
ボールにサイダーを注ぎ、再びシャカシャカする。
(冷えてないから泡だらけじゃん ボールの中のサイダーが見えないしぃ)
もわ〜んと泡で一杯のボールから黄色い液体をコップに注ぐ。
(これ 飲めってのか?)
「はい、たまごサイダー。 美味しいから」
(!! やっぱ 帰ればよかった)
優しさなのか、意地悪なのか、私には判断がつかない(笑)
興味のある方は自分で作って召し上がれ!
|
大笑い出来ました^^
卵酒ならわかりますが、サイダー?すごいですね!!
焼酎に牛乳入れる人がいました。
初めての飲み物は怖いですね(><)
いらんことせんでお布施だけいいのにね^^
2008/1/5(土) 午後 7:10
そうなんですよ(笑)
初めての飲み物でさえ警戒すんのに、改悪してんだもん。
多分若い時分は「ハイカラさん」だったんでしょうね、新しもの好きの。(^^)
2008/1/6(日) 午前 1:33
お坊さん離れがわかる気がする
2015/2/9(月) 午前 8:33 [ かな ]