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北陸の冬は鉛色の空と言われる。
特に初冬、12月は晴れた日が少なく荒れた日が多くなる。
そんな日の空を見ると鉛色とは上手く付けたものだと感心する。
氷見の寒鰤はブランドになって久しい。
もともと鰤は出世魚で縁起物なのだが、その呼び名は地方によって変わるから難しい。
ここ富山では「ツバイソ」→「コズクラ」→「フクラギ」→「ガンド」→「ブリ」と呼び
地元でブリと言えばだいたい10K以上のものを指す。
スーパーなどでフクラギの切り身やカマがブリの名で売られていると腹が立つ(笑)
水温の低下と共に秋田沖、佐渡沖を南下して来たブリが富山湾に回遊して来きたものが
脂のりが最高で、氷見沖の定置網で水揚げされる本来の「寒鰤」というわけだ。
刺身で出されても養殖物と天然物の違いはひと目でわかる。
この時期、雨やみぞれと共に多いのが雷で、この時期の雷を「鰤起こし」と呼んでいる。
出先で雷を聞くと家のパソコンは大丈夫かなと心配する一方でブリが捕れてるかなとも思う。
まだ1000本単位であがった話は聞かないので、浜値でキロ10000円はするだろうな。
まぁ不漁のときは一本25万なんて話もあったから。
今シーズン最初にまとまって水揚げされた翌日に魚屋の親父さんが、
「一本も地元に回らんかったわ」
すべて首都圏、関西方面に向けに落札されたとぼやく。
富山では結婚した歳の暮れには、花嫁の実家から嫁ぎ先にブリを送る習慣が今でもある。
不漁の年に当たると大変なことになり気の毒になってしまう。
一本もらうと半身を返す習わしで、氷見あたりではその為に大きな俎板と包丁を準備して当主が捌いたという話が聞かれたが、私のとこでは魚屋さんに持って行って捌いてもらう。
漁師さんならわかるが、素人に出来るものではない。
鉛色の空、鰤起こし、今日がちょうどそんな日だ。
氷見市のHPをみると今シーズンの水揚げがわかる。
今日12月9日の水揚げは503本、今期の累計は3960本。
これじゃ、まだまだ私の口には入らない。
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ウチのお袋さんが氷見出身なので、実家の親さんが健在のときは毎年鰤をもらっていました。
2010/12/9(木) 午後 5:43 [ debuhage ]
そりゃぁ正真正銘、地モノの鰤ですね。サク取りした場合は脂の多い腹身のほうが日持ちしますから、背身から先にお刺身にして下さいね。
2010/12/9(木) 午後 7:22