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つい最近縁があって、SUP−T21Gをもう1ペア導入することができました。
21Gについては、質の良い空気感をよく出してくれるユニットだと、以前から分っていたのです。しかし、ここで述べているような中低域への影響は正直感じませんでした
ところが驚いたことに21Gをスタックにしたところで、上記のようなウルトラハイが中低域に及ぼす影響を身をもって理解できたのです!。
このスタック化の影響は全体的に滑らかになり、特に中低域の輪郭がはっきりします。
それに伴い、大型システムがまるで小型化したような音のまとまりとスピード感が出てきました。
ウーファーでもシングルとダブルではレンジが同じでも体感する音が全然違うように、ウルトラハイもスタック化した変化は大きいものでしたね。
また自分のような大型システムには21Gを1つだけでは厳しかったのかもしれません。
そして結果としてケチな自分が「○○〇円出しても手に入れてよかった〜。」と思わせる効果が得られたことは
大満足しています
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スピーカー
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さて、このようなカスタムSPはショップでも前例がありません。ようするに音が出るまで結果の確証はないのです。
いくらユニットの性能が良くても、それを生かすのも殺すのもエンクロージャーの設計次第です。
また理論や技術、努力や情熱、そして費用をそそいでも、結果が伴わないことがあるのがままあるのがオーディオの怖いところ。
とてもバランスの悪い音だったらどうしよう...
イコライジングで無理やり調整するしかないかな...
最悪だめだったらSPをオフィスから外して、自分の部屋に押し込むしかない...
などと悪い考えが頭をグ〜ルグルかすめます。だって事前に試聴できないんですもん。
今でも思い出すのはオフィスに導入する1週間ほどまえ3月の事、ショップでのメインSPの初の音出しの時です。
ショップからSP音だし確認の連絡があったとき、自分の不安はピークでした。
数人のショップのお客さんが見守る中にて恐る恐るCDPのスイッチを入れ、はじめてこのSPから音が出た瞬間、私は心より安堵したのです。
「よし、これはいける!!」
心の中で大きくガッツポーズをしました(笑。
SPからは、非常にナチュラルないつものSONYのSUPユニットの音が流れました。心配していたバランス、とくに容積不足からくる低音の問題は杞憂でした。当たり前ですが、耳障りな音は出さず、BGM程の音量ですといつまでも聞き惚れてしまいます。 このときはうれしかったですね〜。そして「俺ってすごくね?!」という自尊心も出てきましたが、それは内緒です(笑
そのような感じで一週間後には、SP群たちは無事オフィスに運び込まれました...
次に駆動する側のシステム構成を考えましたが、音質面でのクオリティも大事ですが趣味ではなく仕事で使うため、故障などのトラブルが無くて扱いが簡易という点も踏まえて選考しました。 SPシステムは大きく能率のことなるSP群をひとつのボリュームでコントロールするためにプリメインを2台(アキュフェーズ:E-306とアーカム:A−85)使用することになりました。
マスターボリュームとなるプリアンプはPass:X-2にしました。このプリアンプは連続可変ではなく、クリックタイプのアッテネ−ターを搭載しているので、ある程度いつも決まったポジションを安易に設定できます。
音源は非圧縮で取り込んだipod2台(3000曲弱)をプロケーブルさんのRCA−ヘッドフォンジャックのケーブルで接続、CDなどの光学DiscにはマランツのDV8300を使用することに決めました。
SPに比べてアンプ群は初級機に近いですが、私はSPがオーディオシステムの核であり、ゆっくりステップアップしたいと考えています。なにせ経費ですから(笑
そして実際SPを導入してからの音の感想も簡単に書いておきます。
まず使用目的としてBGMが主ですので、一般のオーディオ観賞時よりかなり小音量です。その場合低域は補正をしないとバランスが悪いことが多いのですが、設計と設置が上手くいったおかげでクリアで量感のある低音が小音量でも聴き取れます。
またなるべくSPの存在を目立たせないようにメインとサブSPの音量バランスを調整し、サラウンド的効果を狙いました。
メインのSP(正式名称SFS-2BS-W)が目立つのではなく、SPの存在を消すような音の出方を目指しました。
もちろんメインのSPが大きいので人の目は引いてしまうのですが、目を閉じればどこから聞こえてくるのかわからないほど、空間がやさしい音に包まれるような感じです。
音質は以前から何度も書いてきましたが、SONYのユニットは素直で癖が無く、ワイドレンジ、高解像度です。しかも小音量ですから、通常のオーディオのような楽しみ方とは違います。長時間聴き続けて、1日が終わるとお腹いっぱいになる感じです。なので正直、ちょっと聴いただけでは普通の音過ぎて「ふ〜ん、特にすごくないね」と思ってしまう人もいるでしょう。ですがひたすら毎日長時間の音楽を聴くという点で、このSPは世界トップレベルのクオリティだと自負しています。
フォアグラは毎日食べれませんが、美味しい味噌汁は毎日あきずに飲めるのと同じです。
実際仕事中にクライアントさんがうたた寝する事が多くなりましたね。心地よくすごしてもらっているようです
もちろん私も導入から5ヶ月間、日々とても楽しく仕事をしています。私が残りの人生で仕事をするのはおそらく25年程度。その間ずっとこの音が聴けると思うと嬉しくてしかたがありません(笑。
ところでこのプロジェクトは今までのプライベートでの娯楽であるオーディオ活動を上手く自分のビジネスに付与できたという点で、自分の中での大きなターニングポイントになりました。
そして今回無事完了して自分の満足する結果が残せたのは、もちろん自分だけの力ではありません。
ショップ、工務店、配線工事をしてくれたOさんの理解と協力、そして「総額400万オーバーの総システムをオフィスに入れるかどうか迷っている。」という話をしたときに、「それぐらいの金額なら、今やらないと後で後悔すると思うよ。」と後押しをしてくれた妻の存在がなければこのプロジェクトは上手くいかなかったことでしょう。
皆さん、こんな「馬鹿のわがまま」への協力、本当にありがとうございました。
心より感謝しています
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今回ブログの更新がかなり遅れた理由は様々なのですが、実は昨年からある大きなプロジェクトを進行していたからです。
そのプロジェクトは昨年、私がある疑問を持ったことからはじまりました...
「大きな借金を作ってオーディオルームを作り、高額なシステムをそろえ極上の音は確かに手に入った。だが今現在、私が音楽を一番耳に音楽を入れているスピーカーは職場の天井に埋め込まれたBOSEのスピーカーである。それは果たして本当に豊かな音楽生活なのだろうか?」
という点です。
私の仕事は平日が大体週40〜50時間労働です。そして家で音楽を聴く時間は多くて週10時間でしょうか。
どんなにがんばっても家のシステムで聴く時間よりも、オフィスのほうが長いわけです。
う〜ん、この状況はよろしくないな〜。どうにかならないのかと悩んでいたのですが、あるときふとこんなアイディアがポンっと生まれました。
「あ、そうだ。自分のオフィスにも本格的なオーディオシステム導入すればいいんだ。!!!」
これを実現すれば以下のことが実現できます。
①音楽全般で飯食っている人間以外では、生涯で一番多くの時間を質の良い音楽に触れていることが出来 る。
② 自分はもちろんだが、普段音楽に触れないクライアントにも質の高い音楽を提供することで、よりアートに関心を持ってもらえるかもしれない。
③よい音は体に良い影響があるという説もあり、体への良い影響は私の仕事の結果にもプラスに働く。
④私は以前から「なんでもいいので、とにかく自分の業界で何か世界一の称号が欲しい。」と思っていたのですが、私と同じ業種の中では世界で一番BGMのいいオフィス(多分)という称号を得ることができる(笑。
⑤高額なオーディオ機器が全うにす・べ・て経費で落とすことができる
よ〜し、これは我ながらいいアイディアだ!ということでまずは一番最初のハードルは音の要のSPの選択と設置場所の決定でした。
私のオフィスは接客部分が長方形なのですが、部屋の長編のコーナーに大型のSPを入れるのは直感的に決まりました。
ただ通常のオフィスと違って私の業種は多くのお客さんが入出するので、SPの傷、汚れなどの心配がありますし、通行の邪魔になります
そこで形状的に既製品のSPをそのままコーナーに置くだけですと、業務にかなり支障が出ることは予測できました。
また私は家でも使っているSONYのSUP-Gシリーズが長時間のリスニングでも疲れず、世界一という称号にふさわしいSPユニットという考えもありましたので、これをなんとかオフィスにも導入したい!という強い思いもありました。すると結果としては自分でSPの設計するはめになってしまいました。勢いって怖いなあ…
ただ自分で設計するといっても、なにもコンセプトやお手本がないと痛い思いをするのはわかっていましたので以下の通りに進めました。
まず基本はGTサウンドのSFS-2B7を参考にしました。
導入したSPの原型となったモデル。これの音を聴いたので、踏ん切りがついたのかもしれません。
そしてスペースファクターの問題、またBGMとして使うので小音量時の低音の音痩せの問題対策としては壁による低音補正を行うコーナー型を、また高さはJBL9800などのトールボーイ型を参考にしてオフィス作業時の自分の外耳孔の高さにホーンの位置を設計しました。
また通常のウッドや黒がメインのカラーではオフィスに色彩的に圧迫感を感じるので白に。
ホーンは純正のSONY SUP-WH3があったのでそれを流用しました。
また日常的に使うのでマルチではなく、簡易なネットワーク方式にしました。
このようにSPのコンセプトを文面で箇条書きにするには簡単ですが、実際これが決まるのに3ヶ月。仕事の合間に設計図を描いては捨てて、描いては捨てての毎日でした。
なにしろカスタムSPなので中古はありませんから高額です。しかも音の確認もできなければ気に入らなかったら転売というわけにもいきません。よってプレシャーはいやがおうにも高まります。
正直進行途中で幾度かあきらめようかとも思いましたが、ショップのチーフエンジニアの理解とアドバイスもあり、メインSPは無事設計完了&発注になりました。
またオフィスの空間の形態と大きさから2つの大型SPで全てをまかなうのは難しいので、既存の天井のBOSEを取り外した場所にあらたな小型SPを選択する必要がありました。
それは小型でありながら、SONYのユニットと同系列の音色とクオリティでなければなりません。
これは以前からサブで使用していたParcAudio製品に目処は立っていましたので、社長にアドバイスをもらって8cm同軸(DCS-F101W)を選択、3箇所天井埋入となりました。
このようなオーディオ的準備が完了したのが昨年末のことです。
そこから工務店との打ち合わせに入り、施工は年度末に行うことになりました。
そして作業は順調に進んだのですが、反して私の不安は高まっていきました...続く
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