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伊藤詩織さんの「レイプ事件」の非道な男を思うと、ある映画のシーンを思いだす。
それは高校1年か2年に観た映画なのだが、その非道な男の俳優が仲代達矢ということは覚えているのだが、題名を覚えていない。 そこで、仲代達矢でググってみると「黒い河」というのが目に付いた。 早速you tubeで検索すると目的に行き着いた。 どういうわけか、日本で制作したDVDではなく海外らしい。 画面が左右逆なのだ。 海賊版なのだろうか。 1957(昭和32年)の封切で松竹の映画だった。 私の記憶では、愚連隊(当時はそう言っていたか?)の親分格の仲代達矢が女性(有馬稲子)を犯すのだが、その前に子分らが女性を強引に車に連行し犯行を犯す場所に連れてきて、親分格の仲代がチンピラらからさも女性を助けてやる。というヤラセ芝居を演じていたことが強烈な記憶だった。
その後のストーリーはよく覚えていないのだが、女性は責任をとれと言ったような記憶があったが、責任とは正式な結婚をしろということだったように記憶していた。 今なら即刻警察に行くかもしれないが、犯人が特定されてもその後の公判で微に入り細に入りとなるためか泣き寝入りが多いという。
伊藤詩織さんは、タクシーの運転手やホテルの人らの証言を取り、証拠固めをして警察に行き逮捕状を持って警察官は男を空港で待ち構えていたが、男は寸前で逮捕が取りやめになったという。 伊藤詩織さんはその理不尽なことに対し、顔を出し会見に臨んだのだ。 伊藤詩織さんへの準強姦という事件は被疑者が権力側に媚びへつらっている男だという。 映画はチンピラやくざ同士の猿芝居で強姦するのだが、時代や状況が今とは違うというだけで、やっていることはもっと悪質で陰湿で権力が絡む大変な事件だと思う。 そして不思議なのだが、社会はそれを見て見ぬ振りをしている気がする。 今流行のサスペンスドラマでも観るような「フィクションドラマでしょ」ということでいるのだろうか。 「黒い河」1957(昭和32年)
バージョンⅠはフルの映画ですが貼り付けが不能なので別の方を張ります。
「黒い河」1957(昭和32年)
バージョンⅡ
記事内容とは異なりますが、仲代達矢がこの映画をきっかけに後の黒澤明映画に出演し日本の名優として名が高まります。
簡単なストーリーも記しておきます。
アパートとは名ばかりの朽ちはてた長屋「月光荘」
内妻をパーマネント屋に勤めさせているグウタラ者の岡田、愚連隊の親分・人斬りジョーの手下の坂崎と山口、朝鮮人で共産党員の金、ポン引の栗原など余り柄がよくない連中が住んでいる。ある日、ここへ大学生の西田が引越してきた。
彼は引越すときに道を訊ねた静子というレストランのウェイトレスと親しくなった。その頃、月光荘の家主幹子は、人斬りジョーを通じて二百四十万円でアパートを買取りたいとの相談をうけていた。
買手は黒木という男で、近くの米軍基地を目当てにキャバレーを開くらしい。
ジョーは坂崎らを使って三千円を餌に住人たちに立退きを迫った。
西田や金は頑としてはねつけた。
坂崎らは住人の個個に買収を始めたが、その手始めに一夜アパートで酒盛りをした。
その翌朝、、西田は静子がジョーと一緒に泊っていたのを知ってギクリとした。
翌日、彼は静子に会い、その告白を聞いた。
あの夜、静子は西田のもとへ行く筈だったが途中でジョーの奸計にあって体を自由にされたというのだ。
語り終えた静子は西田への愛情に、ジョーを殺して自分を取戻すのだと誓った。
翌日、新川組という土建屋の若い衆が突然アパートを取壊しにきた。
西田が村役場へ訴えに行くと意外にも自分の印鑑が立退同意書に押されてあった。
ジョーのインチキと知って戻るがアパートは半分近く壊されていた。
しかもジョーは、あくまで立退きに応ぜぬ西田に、今日は自分の誕生日だから祝いに来てくれと呼出しをかけた。
その使いに来た坂崎を締上げて西田は、アパート跡に温泉マークが建つことを白状させた後、ジョーのいる新川組の一家を訪れた。
酒盛りの最中、果して立退きのことで不穏な空気が流れたが、同席した静子の取りなしで収まった。
その後、ジョーと彼の情婦幸子、それに静子と四人連立って西田は表へ出た。
折からの雨。そのとき静子は、ジョーに接吻すると見せかけ、彼を走ってきたトラックめがけて突きとばした。ジョーは轢かれて死んだ。
西田の胸に静子は涙の顔を埋めた。
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