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2018年8月7日 東京新聞 「こちら特報部」より
東京電力は一日から、福島第一原発の廃炉作業などを紹介する記念グッズを、原発構内のコンビニ店で売り始めた。
「視察に訪れた人や廃炉作業にあたる人たちから、記念グッズを求める声が多かったため」とのこと。
しかし、原発事故で四万人以上が避難している。
「観光みたいで軽い」「意味が分からない。やるべきことは、それ?」と疑問を感じる福島の人もいる。(大村歩、榊原崇仁)
記念グッズは、A4サイズのクリアファイルで、同じデザインのもの三枚セットで三百円。
東電内の福島第一原発の略称「1F」を冠した「1Fオリジナルグッズ」という名前になっている。
原発構内のローソン二店でしか買えない。
ファイルの前面には、原子炉建屋の上に核燃料取り出し用のドーム形の屋根が取り付けられた3号機など、事故直後とは大きく姿を変えた1〜4号機の写真をあしらっている。 また、マスクなしで構内を移動する人や、自動運転の電気自動車(EV)バスが運行している様子も載せた。
なぜ、こうしたグッズをつくることになったのか。東電広報室によると、福島第一原発を視察に訪れる人は、二〇一七年に一万二千五百人と、一五年の八千人から大幅に増えた。 原発の廃炉作業にあたる作業員も一日五千人に上る。
こうした人たちから「記念のグッズがほしい」といった声が上がっていた。
「来たという証し」として、構内の店のレシートを持ち帰る人も多かったという。
こうしたことから、実際に見て感じた廃炉の状況を家族や友人に語る際の一助として、東電はグッズの販売を決めた。 無料にしないのは、販売しないとレシートが発行されないため。
東電広報室は「原価相当の価格で、もうけは考えていない。着実に廃炉作業を進めていることを広く知ってもらうための販売で、へし 理解いただきたい」と話す。 ただ記念グッズの販売に福島県民は首をかしげる。 伊達市の主婦島明美さん(四八)は「何かすっきりしないですよね。 観光みたいな印象。
すごく軽く感じます。
余裕があるというか、切羽詰まっていないというか」と戸惑う。
「そもそも廃炉って重い話のはず。原子炉の中がどうなっていて、燃料をどう取り出すか、はっきり分かってるんでしょうか。私たちが知りたいのはむしろ、そっちの方です」
五月に飯館村へ戻った農業佐藤忠義さん(七九)は「東電は一生懸命やってるとPRしたいんだろうけど、望んでいるのは着実に廃炉させること。黙々とでいいから確実にやってくれないと。まだ核燃料が残ってるし、また大地震が来たらどうなるか分からないから」。 東電に対する不信感はいまだに払拭されてなく、「『廃炉は大丈夫』と言われてもうのみにはできないよね。『原発は安全』と言い続けて事故を起こしたわけだから」と話す。 いわき市で中学生の娘を育てている会社員根本美佳さん(四九)も「記念グッズの意味がよく理解できない。『やるべきことはそれなの?』と思ってしまう」と語る。 「作業員が頑張っているのはよく分かる」と断りつつ、「廃炉の進み具合を伝える方法が、なぜクリアファイルなのか。
限られた内容しか紹介できないし、東電に都合の悪い話は載せないだろうし」。
その上で「廃炉は進んでいる』『事故はもう終わりに向かっている』と強調されるのは困る。子を持つ親としてはやはり、被ばくした影響がどうなるかが心配。被災した一人一人の状況に目を向け漉けるよう、東電にはお願いしたい」と求める。
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よくもまあ、これが関西なら暴動もんですね。
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