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課題・効果と進歩性

2016別冊Patent第16号Vol.69
「進歩性について −更なる研究ー」

進歩性について、
・延伸成形容器事件
・シュープレス用ベルト事件
を題材に、有識者の方々が討論しておられる。

結局、結論が出ていない。それが、進歩性である。


進歩性の判断において、当業者の意識と審査とのかい離は、頻繁におこる。

当業者の意識の中にこそ進歩性判断の「正解」がある。
この正解にたどり着くには、個別具体的な判断が不可欠。
画一的な基準では、なかなか正解にたどりつけない。

一方、画一的な基準がなければ、審査主体による判断のバラツキが顕著になる。
このバラツキ(=不公平)は、出願人にとって、あるいは特許政策としても、最悪である。

この辺が難しい。

結局、やや甘めではあっても、できるだけ画一的な基準をつくり、多少のノイズには目をつむっても、価値ある発明が保護されないという事態を避ける、というのが現実的ではないか。
最近(2008年頃〜)のプロパテントの流れは、肯定できる。

この討論において、良い明細書に関する以下の示唆があった。
①新規な課題をクレームで表現する。
②新規な課題を有する発明において、従来よりある課題については明細書で一切言及せず、新規な課題のみを言及する。

①は、特に注意していなくても、自然に書くだろうが(少なくとも従属クレームとして)、
②は、意識していないと、できないかもしれない。
効果は、ついつい、たくさん書きたくなるから。

シュープレス用ベルト事件の明細書では、発がん性のことが一切触れられていない。
それが進歩性推認に効いたかもしれない、とのこと。
この点留意したい。





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