2004年、イラク・バグダッド郊外。アメリカ軍の危険物処理班は、仕掛けられた爆弾の解体、爆破の作業を進めていた。だが、準備が完了し、彼らが退避しようとしたそのとき、突如爆弾が爆発した。罠にかかり殉職した隊員に代わり、また新たな“命知らず”が送り込まれてきた。地獄の炎天下、処理班と姿なき爆弾魔との壮絶な死闘が始まる――。
新宿武蔵野館で鑑賞。
1.どちらもジェレミー・レナー(Jeremy Renner)が出演している。優秀だが協調性は無い。
2.SWAT・爆発物処理班という職務を緻密に描いている。
3.職務を遂行することに生き甲斐を感じ、家庭を優先していない。
4.男たちの世界や生き様を描いている。(SWATのミシェル・ロドリゲスは男勝りの女性)
5.捕虜を護送中に突然襲撃される。
| この映画は、戦争の悲惨さ(人間爆弾、多数の死傷者)、手に汗握るサスペンス描写(爆弾処理、狙撃、警護)、徹底したリアリティの追及(爆発描写、戦闘での臨場感、砂漠での炎天下による作業)、生と死の狭間でしか生きられない男の物語、 というのを絶妙な按配で描いていたので、 大変素晴らしかったです。 |
| 主人公ジェームズには幼い息子と別れた妻がいる。別れた理由は明らかにしないが、妻に現地から電話しても会話はしない、家庭での会話は爆弾処理、普段家族が食べているシリアルの種類が分からない(爆弾とシリアルの量が対比)、家庭では戦場の時のような男らしさが感じられない。 |
※ 別れた妻(イラク戦争撤退国)と幼い息子(アメリカの属国)との会話が成立していないというのが、 イラク戦争を引き起こした身勝手なアメリカ合衆国の現状を彷彿させているので非常に面白い。
| 映画の冒頭では、ある種のゲーム感覚で爆弾処理をしているジェームズ。チームとの協調性は無いがプロフェッショナルに職務を遂行していた。しかし、中盤ではイラク人の少年ベッカムの死を目の当たりにして怒りを覚える(後に死体は別人と知り、アジア人の違いを判別できなかったことに茫然とする)。 さらに、爆弾を巻かれたイラク人男性を助けることができずに愕然とする。冒頭でのジェームズの爆弾処理に対する自信に満ちた笑顔は、そこには無い。そして、任務を終えて帰国し家族と生活を送るが、そこにも居場所は無かった。 |
| その後、ジェームズは家族を捨て再度戦場へと戻ってしまう。しかし、この時のジェームズの顔には男としての決心が見える。実は、これこそが本当の意味での“生き様”ということなのかもしれない。 |
| ジェームズはリード大佐に爆弾処理の秘訣を質問され、こう答える。 |
| 『それは死なないことです。』 |
| ちなみに、この映画は“セックスシーン”があります。 |
| 上半身裸のジェームズとサンボーン軍曹が互いの腹部をパンチし合う前戯、マウントポジションからのロデオ的騎乗位、最後はナイフによる首射です。 |
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