ドム・コブは、人が一番無防備になる状態−夢に入っている時に潜在意識の奥底まで潜り込み、他人のアイデアを盗み出すという、危険極まりない犯罪分野において最高の技術を持つスペシャリスト。コブが備えもつ類稀な才能はこの業界でトップレベルであり、裏切りに満ちた企業スパイの世界において引っ張りだこの存在となっていた。だがその才能ゆえ、彼は最愛のものを失い、国際指名手配犯となってしまう。そんな彼に絶好のチャンスが訪れる。彼が最後の仕事と決めたミッションを果たすことさえできれば、かつての幸せな人生を取り戻せるかもしれないのだ。だがその任務はほぼ不可能に近い「インセプション」と呼ばれるものだった。それは彼が得意とするアイデアを盗み取るミッションではなく、他人の潜在意識に入り込み、ある考えを“植えつける”という最高難度のミッションだった。だが、最高の技術を持ち、細心の注意を払って準備を行ったが、予測していなかった展開が待ち受けていた…。
| <この映画のポイント> |
| 1.主人公は自殺した妻への罪悪感から克服する2.夢(バーチャル)世界の連鎖による無限後退 3.産業スパイはマクガフィンなので本筋ではない |
| 「インセプション」は、たとえ目を覚ましたとしても、現実世界に戻ってはいないかもしれない、という恐怖を突き付けた映画でした。 |
| では、本題の「インセプション」は、アニメーション映画「パプリカ」の『パクリかぁ?』問題です。 |
※ 以下では「インセプション」を I 、「パプリカ」を P と表記する。
【1.コブ(ディカプリオ)=粉川利美、アリアドネ[設計士](エレン・ペイジ)=パプリカ[夢探偵]】
コブは妻のモル、粉川は高校時代の友人“あいつ”に対して罪悪感を抱いている。
アリアドネとは、ダイダロスの助言を受け、迷宮に入った後、テーセウスの脱出する手助けをする。
パプリカは、島寅太郎の助言を受けながら、夢の世界にいる時田浩作を助ける。
【2.列車=有象無象】
I:夢の世界での公道を猪突猛進で列車が襲ってくる。
P:有象無象のパレードは悪夢の象徴として行進してくる。
【3.夢の世界・階層】
I:夢の世界で寝ると、新たな夢の世界に行ける。
P:ワンシーンごとに夢の世界が切り替わる。
【4.夢の共有:スーツケース=DCミニ】
I:夢の世界を構築し、その中へターゲットを連れ込める。
P:DCミニを装着すれば他人の夢に一緒に入れる。
【5.劇中と関係が深い絵画】
I:「Last Tango in Paris」をモチーフにしたフランシス・ベーコンの絵画
P:「スフィンクスとオイディプス」の絵画
【6.エレベーターの意義】
I:夢の世界の狭間として何回も出てくる。
P:粉川利美の夢を各階毎に保管している。
【7.ホテルの廊下が異質的空間】
I:無重力状態や、敵と取っ組み合い時に空間が反転する。
P:粉川があいつを追いかけると、床がグニャグニャに歪む。
【8.爆発による破片・大粒の雨=紙吹雪】
I:スローモーションで破片が飛び散り、大雨が何度も降る。
P:有象無象の行進中に、何処からとも無く紙吹雪が降ってくる。
【9.荒廃したビル郡】
I:コブの世界に荒廃したビル郡やビルが倒壊する描写が出てくる。
P:乾精次郎の破壊行為でビルが倒壊し、暗黒の世界になる。
| 「パプリカ」は、何者かにDCミニを盗まれた結果、悪夢を植えつけられ(インセプション)、精神を崩壊させられてしまう映画である。 |
| 「インセプション」は駄作ではないが、決して傑作でも無い。この記事の趣旨は「パプリカ」の擁護ではなく、「インセプション」を“雰囲気だけ”で安易に傑作と認定してしまう観客に対する疑問であると付け加えておく。 |
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【当ブログでは、下記の件に対して渡邉美樹氏の弁明と謝罪を求めています】
・渡邉美樹(ワタミ会長)は、「週刊朝日」で“郁文館”での「不倫」スキャンダルを報じられました。
・ワタミグループが展開する居酒屋チェーン「坐・和民」は、2ヶ月連続で「食中毒」を犯しました。
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