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渡邉美樹(ワタミ創業者)の “検証と観察” をライフワークにしている非公式ファンサイト

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最近、「時間・金・労力・資源の無駄」でしかない自己啓発本や経営者の脚色された自伝本が売れている。そんな飯と話の種にもならないような本よりも、手軽に勉強でき、且つ為になる雑誌があるので紹介したい。



「マッキンゼー賞 経営論の半世紀」(2010年9月号) より一部抜粋
2009:【金賞】売上げが止まる時  
 マシュー・S・オルソン  
 デレク・バン・ビーバー  
 セス・ベリー 

リーダー企業が陥る「成功の罠」
売上が激減した場合、その原因として圧倒的に多いのがこれである。
つまり、低コストを武器にしたライバルの挑戦に対抗できない、あるいは顧客の嗜好が大きく変化しているにもかかわらず、これに対応できないといったことだ。
市場でプレミアム・ポジションを確立した企業は、競合他社と比べて、外部環境の変化をあまり受けない状態に長らく置かれることになる。
このため、競争優位の源泉となってきたビジネスモデルを信じて疑わない。
仮に、何らかの危機を察知しても、腰を上げるのが遅く、しかも小手先の改革に終始する。
その抜きん出た強みが逆にアキレス腱になろうものなら、もはや立ち上げれない。
300円以下の均一価格居酒屋に対抗できない、メニューや店舗開発が独り善がりで顧客のニーズに対応できない。
「夢、ありがとう」などの自身の経営哲学を信じて疑わず、居酒屋(外食)業界の縮小を察知しても、腰を上げるのが遅く、“セルフ式の低価格居酒屋”という小手先の改革に終始する。
経営者がマスメディアに露出することで知名度を上げるが、逆に過剰な芸能活動がアキレス腱になり、ついには営業赤字に転落してしまう。






2003 :【銀賞】なぜ地位は人を堕落させるのか  
 ロデリック・M・クラマー 

勝者はすべてを欲する
多くの人たちが、過去にあえて何かを捨てたという悲しい経験を赤裸々に語ってくれたが、すべてを欲するタイプの人間にとって、この種の犠牲はトップの座への切符代にすぎない。
しかし、このような経験をしたリーダーほど、権力のもたらす高揚感に酔いしれるおそれが高いのだ。
ついに頂上に上り詰めたリーダーは、突如として、ふんだんに使える経費、社用ジェット機での移動など、権力ゆえの役得のあれこれを味わうことになる。
数え切れないほどの接待、贅を尽くした社交の席への招待、有名財団や大企業の開くパーティーをはじめ、何かといえばマスコミがコメントを求めて取材に訪れてくる。
名の通った富豪や有名人が、新顔のリーダーを自分たちと同等、あるいはひとかどの人物として遇してくれる。
ヘンリー・キッシンジャーがかつて言ったとおり、「権力は究極の媚薬である」のだ。

しかし権力がもたらす誘惑は、リーダーがおのれ自身について抱いている危険な幻想をいっそう強める。
みずからを高揚させる幻想については心理学の世界でも長年研究されているが、これによると、大部分の人間は自分の能力をきわめて肯定的に、しかも過大に評価している。
たとえば自分の運転能力、性的能力、指導力は平均以上であると。
そこで、精神的な安定の源である充実したプライベートが乏しかったり、自己評価を修正してくれる友人がいなかったりすると、社用ジェット機で飛び回るとか、経費を際限なく使えるといった異常な経験が繰り返されることで、非現実的な信念が疑う余地のない事実として頭のなかに定着し、致命的な自信過剰へと発展していく。
数え切れないほどの講演会、カンボジアでの国賓並みの歓迎、日本相撲協会の独立委員会や教育再生会議委員等での活動、何かといえばマスコミがコメントを求めて取材に訪れてくる。
外食(国内外)・介護・農業・環境・教育・医療・海外支援・芸能活動・講演会・執筆活動という異常な経験が繰り返されることで、非現実的な信念が疑う余地のない事実として頭のなかに定着し、致命的な自信過剰へと発展していく。





ほめ言葉の罠
もちろん、リーダーも人間である以上、おのれについて肯定的なイメージを抱く傾向がある。
ただし、リーダーが置かれている立場は一般人のそれとは異なる。
給料を払ってくれるボスをほめ称えよう、弁護しようと待ち構えている部下に囲まれている。
用心しなければならないが、ほとんどの経営幹部が周囲の媚びへつらいにまったく疑問を感じない。
あるいは、部下のこのような行為が少々行きすぎたとは思っても、ほめ言葉の大筋は正しいと思いがちである。
周囲は善意でほめているのだが、その結果、リーダーは「世界でいちばん美しいのはあなたです」と答える鏡ばかりを見ることになる。
とはいえ、このようなリーダーもみずから抱く大いなる幻想を揺るがす現実に直面して、目が覚めるかもしれない。
いや少なくとも、だれか片腕の人物や、信用できる相談役が警報を鳴らしてくれるかもしれない。
しかし現実には、なかなかそうはいかない。
職位が高い部下になるほど、リーダーの意向を尊重する傾向も強いからだ。
リーダーの側近の椅子は不安定なものゆえ、おのずと側近たちは、忠誠心がない、疑い深い、否定ばかりするといった印象を与えて、せっかくの地位を失いたくないと思っている。
矛盾するが、リーダーの側に仕える人たちは、額のしわ一本まで見逃すことなくリーダーの顔色をうかがいながら、いざリーダーがおかしなことに及んでも、知らん顔をする傾向がある。

ある金融機関の経営幹部いわく「会議で、CEOがまるっきりばかげたことを言い出したのですが、みなそれを指摘もせず、平然としていることが何度もありました。ですが、正直な話、私もその一人でした」。
経営幹部や社長室長が媚びへつらいにまったく疑問を感じない。そして、リーダーは疑問を抱かない“イエスマン”を重宝するので、警報を鳴らしてくれる者がいない“裸の王様”になってしまう。
取締役会や理念研修会等で、CEOがまるっきり馬鹿げたことを言い出しても、みなそれを指摘もせず、いざCEOがパワハラ等の不祥事に及んでも、平然と知らん顔をする傾向がある。





【 教 訓 】
おごれる人も久しからず、 唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。






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誰とは言わないが、マイケル・E・ポーター著「競争の戦略」だけでドヤ顔をするのではなく、様々な論文にも触れ、多面的な考え方を構築する必要があると思う。








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【当ブログでは、下記の件に対して渡邉美樹氏の弁明と謝罪を求めています】
・渡邉美樹(ワタミ会長)は、「週刊朝日」で“郁文館”での「不倫」スキャンダルを報じられました。
・ワタミグループが展開する居酒屋チェーン「坐・和民」は、2ヶ月連続で「食中毒」を犯しました。

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