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★今度の土曜日3月7日に 同好会をします、どなた様もお試しに一度御参集をお願います。
 詳細は以前の日記3月1日分≪3月7日に定例の「仏像愛好の集in東博」≫をご参照ください
『日本美術全集』刊行記念 文化講演会 
日時 3月8日(日)13時30分 14時00分開演
場所 MY PLAZAホール(東京千代田区丸の内)
講師  山本勉 清泉女子大学教授
テーマ 「仏の本様ー日本仏像史の和と漢をめぐって」 
その招待券が1枚余分に在ります。ご希望の方はご連絡ください!← ご希望がありまして、無事終了しました。



書き殴り、読み返しチエック前です、多くの不具合が散在する事と存じます、後で読み直し修正しますのでよろしく ご容赦を

2月1日奈良学文化講座「再考・薬師寺の塔と仏像」

A「双塔伽藍の系譜ーなぜ塔が二つあるのか」上原真人京大大学院教授とB「薬師寺の仏像ー祈りのかたち」長岡龍作東北大大学院教授の講演を受講しました。

薬師寺の東塔が解体修理中の為の塔と薬師寺の仏像とのテーマの講演でした。

Aについては、前の日記に書かせて頂いてます。今回はB「薬師寺の仏像ー祈りのかたち」長岡龍作東北大大学院教授の講演から書かせて頂きます。

仏像好きの私にはBの方が興味でした。特に講師の長岡教授には(中公新書)「日本の仏像―飛鳥・白鳳・天平の祈りと美」 を知ってからは20年前の (NHKブックス 20 )「仏像―心とかたち」で仏像のみ方を開眼して以来の同一方向の 書として 座右の書にしています。もう発行されてから5年になるのですが、腐熟の自分にはまだ読了の感が持てないでいます。

今回の講演でも参考の「大智度論」は「大般若経」の解説書と在りました如くに広く深い仏教の知識に基づいた論説をされてます。で少し難しく硬い感が致します。今回の公演も生真面目一本でもう少し気が抜ける個所もあって良かったの感です。

講演内容は1)金堂薬師三尊像 2)薬師寺の創建 3)「生身(しようじん)」の薬師 4)金堂薬師如来の台座ー古代日本の祈りのかたち 5)薬師如来への期待と信仰

でして、また『薬師瑠璃光如来本願功徳経』などにて東方瑠璃光浄土・十二大願を、七仏薬師を解説されました。

1)金堂薬師三尊像

http://img6a.smcb.dena.ne.jp/cvt/pst/1/701/84ipcmrd6310g84i9kalqte7jpc6310.jpg/500x500-49152.jpg

ではとにかく日本で屈指の美しい仏像との評価の実例を挙げて、岡倉天心は、大学の講義で述べた「薬師寺の薬師三尊像をまだ見てない人は幸せだ。初めて見た時の感動をこれから味わうことが出来るのだから」の賞賛を、

和辻哲郎の『古寺巡礼』ギリシャ彫刻は人間の願望の最高の反映としての理想的な美しさを現しているが、此処には彼岸の願望を反映する超絶的ある者が人の姿をかりて表われているのである。を紹介してました。

そして薬師如来とはの説明では『薬師瑠璃光如来本願功徳経』の引用にて、十二大願とその第一願・浄瑠璃世界を、『七大寺巡礼私記』にて、その光背の七仏薬師と宝塔の紹介をされました。



 2)薬師寺の創建
ここでは題名で推して知るべしで、割愛します。ただ、論点は本薬師寺(藤原京薬師寺)と現在薬師寺(平城京薬師寺)の問題で、現金堂薬師三尊は、何時で来たのか?(平城京薬師寺で新たに作られたか?または藤原京薬師寺から運び移されたかが論争と成っているそうです。


3)「生身(しょうじん)」の薬師 
古くは大江親通の『七大寺日記』『七大寺巡礼私記』共にの安寺の釈迦如来像を除けばこの薬師如来像は諸寺の仏像に優れりと評している。そして、往時の人には仏を信仰していて、仏像は仏(法身)そのものでは無く、仏の代替とした。その代替の役を果たすには仏と同じ描写である必要があり、『生身』の仏像が求められたのです。具体的に『生身』を現すには三十二相を具備する必要があり、この薬師坐像は足下安平立相、足跟広平相、手足指縵網相、上身如獅子相、頂髻相が在るを画像スライドに一々を示しながら解説がなされました。




ついでに申せば、斯様な『生身』の像は人智では作れるはずが無く、権化の神の仕業と見るようです、それが、伝説上の最初の仏像造像の作者、毘首羯磨(Viśvakarmanの音写。妙匠・種々工巧と訳す》帝釈天(たいしゃくてん)の侍臣で、細工物や建築をつかさどる神)へと話が繋がってきます。


また、『七大寺日記』薬師寺金堂条には日光・月光の両脇侍菩薩に次いで、仏堂内の荘厳を一々挙げて、そこ、仏像が居る金堂を竜宮での釈迦の説法の場所へとつながる『海龍王経 』を想像させてくれました。



講演には省略されて居ても講演の本筋は 中公新書『日本の仏像』からでありそれを読んでいる甲州聴衆者には 講演の言外にあれこれと浮かんできます。

横道にそれて来ました。戻します。




4)金堂薬師如来の台座ー古代日本の祈りのかたち
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では、その台座の注目モチーフの解説がなされました。 まず青竜・朱雀・天白・虎玄は天の四方の方角を司る霊獣で、他に仏像の台座に現れる例は他に無い。この金堂の日月(光菩薩)+方角を司る霊獣の四神の構図は大極殿のそれと同じ(続日本紀 大宝元年正月朔)
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中央の柱を支える異形人物は足鰭から亀、それは中国の蓬莱山を背負う亀に通じ、蓬莱山は須弥山(拾遺記 巻十)

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蝶ネクタイ様の連続図形模様は崑崙山上に住む西王母の象徴の「勝」と同じ形であり、と実の多くのモチーフが表されています。

中でも印象は風字窓に居るアフロヘアーの人物は夜叉と見ればその数は12で十二夜叉大将=十二神将なのではないですか!

5)薬師如来への期待と信仰
では『薬師瑠璃光如来本願功徳の経』では最も知られる人衆疾病難への功徳の他に、他国侵入逼・非時風雨難も在り、その様な危機の際には、彼の世尊薬師瑠璃光如来を供養したてまつるべし、その国界をして即ち案音成る事を得せしめん。と在り、薬師如来の功徳・信仰には護国が在ります。

国分寺の本尊は釈迦如来が初期の華厳思想にマッチなのでそうでしたが、平安時代に入ると各国分寺の本尊は、薬師にとってかわられたの意味が良く解りました。 



浄土に生まれ変わると云うと阿弥陀仏の仏国土である西方極楽浄土に往生が思われるでしょうが、一方東方にも薬師如来の 浄瑠璃の世界が在って、薬師信者はそちらに往生できる話は、少し前の「薬師考」の日記で述べてますが・・・

また、薬師瑠璃光浄土には女性が居ないと云われる所以は、女性は悟れない、女性のままでは悟れない、と云う 『涅槃経』や『法華経』に在る「変性男子」と同じロジックが在るようです。
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『薬師瑠璃光如来本願功徳の経』[第八の大願]では、私が来世に菩提を得るときは、女人が女の百悪に苦しめために厭離を生じ、女身を捨てたいと願うならば、、薬師如来の名を聞き終わると、一切皆、女を展示て男と成り大丈夫相を具することを得て、見条菩提を證得する。

[女人の後生] 若し是の女人、世尊、薬師瑠璃光如来の名号を聞く事を得て、至心に受持洗馬、後に於いて復更に「女人を受けじ」と。

それで薬師如来では 多く著名薬師如来の願主は橘夫人、光明皇后・孝謙天王などの女性の信者が多く居たようです。

此処まで書きました多くは 講演内容からですが、その多くは 講師 岡龍作氏の著書「日本の仏像」に書かれて居まして、一度乱読してます私としては良く解りました。

「日本の仏像」とは随分尊大な題名ですが・・・それだけの価値はあると思います。


そして、仏教教理を踏まえた氏の仏像の捉え方が大好きです。


著書「日本の仏像」も読書にはしんどい本ですが、着眼は感心で内容は深いと思います。ご一読あれ! この講演はその本のほんの一部でしたが、氏の仏像の捉え方は分かると思います。

多くの仏像ファンがその様な仏像の捉え方に接しられて良かったと思って居ます。

そして同志よ!3月7日の 「仏像愛好の集in東博」にも御参集ください。( 二つほど前の日記をご参照願います)


 


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『日本美術全集』刊行記念 文化講演会

日時 3月8日(日)13時30分 14時00分開演
場所 MY PLAZAホール(東京千代田区丸の内)
講師  山本勉 清泉女子大学教授
テーマ 「仏の本様ー日本仏像史の和と漢をめぐって」
300名様ご招待!
  
★その招待券が1枚余分に有ります。希望者は連絡くださ ←6日にて終了しました。

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