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年内に普天間飛行場をどうするか政権が決断するするとも思えない。来年1月になれば、名護市長選。基地県外移設を主張する市長が誕生したなら、状況はさらに動かなくなる。
国民主権の国家で自らの軍隊が血を流して獲得した占領地から無条件で撤退することはあり得ない。県外に代替え基地を作っても米軍が移動するとは思えない。基地の使用目的や戦略上の役割は、後付。現政権がマニュフェストで掲げた方針が実現する可能性は極めて少ない。
今年の12月中旬までに方向性がでなければ、在日米軍のグアム移転予算が米国議会を通らない。日本は8000人にもなる海兵隊の駐留経費を払い続けなければならなくなる。無駄遣いここに極まれりって感じである。市街地の真ん中に実戦部隊が駐留するなんて、アフガンやイラクの紛争地でも差し控えられているのに、平和を謳歌する日本で常態化するとは皮肉な話である。事件・事故が起きない方がおかしい。事件・事故で日本側が被る被害は計り知れない。
現実を直視せず、原理原則を唱え、現状を放置し続ける現政権の外交政策は最低である。ただ、現政権は、『普天間飛行場の県外移設』を選挙で掲げ、国民の支持を得て政権を獲ったのだから、『普天間飛行場の県外移設』は国民の選択である。国民が最低の外交政策を選択したのだから、『普天間飛行場の県外移設』に政権がこだわり、発生する損失は全国民が負担する責任がある。なんだかいやな話である。
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