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猛暑日が続き、流石に体が堪え、昼は「ざる蕎麦」。もしかしたら「もり蕎麦」なのかもしれないが細かいことは気にしない。取り敢えず、冷たい蕎麦をおいしく頂く。素麺・冷麦と言う話も出たが、ここは、関東生まれを強調し、何とか蕎麦に持ち込む。大して変わりはないのだろうが、素麺・冷麦と聞くと物凄く手を抜かれた気がしてしまう。
原料である小麦・ソバの栽培は相当古く奈良時代以前に遡る。しかし、どちらも粉に挽かないと食べられない、本格的に栽培される様になったのは、製粉手段が「つき臼」から「ひき臼」に変わった戦国時代(15世紀後半)。どちらも、つき臼で製粉したのでは、あまりに手間がかかりすぎ、主食用穀物とは成り得なかったと考えられる。
「うどん」の原型は、鎌倉時代に宋から伝わった「素麺」。「素麺」の製法と共に製粉技術も伝えられ、これがひき臼で挽く製粉法。鎌倉時代中期(13世紀後半)には、ほぼ現在の「うどん」と同じ形状の「切麦」が作られる様になる。一方、「蕎麦」は「うどん」の影響を受け、戦国時代後期(16世紀後半)に麺加工されて「蕎麦切り」となる。
冷蔵技術のない時代、穀物の保存期間は通常1年、どんなにがんばっても3年。ところが小麦を素麺(乾麺)に加工すると最低でも3年、上手くいけば8年を超えて保存できる。これが小麦を魅力的な作物に変える。小麦栽培の普及に伴い、ひき臼も普及し、ひき臼の普及は、製粉の手間を大幅に削減、製粉の手間から栽培が控えられてきたソバ栽培が急増することになる。ソバは、寒冷地でも栽培できることから関東以東の地域で大量に栽培される様になり、関東以東は小麦製品の「うどん」を押さえて「蕎麦」が普及することになる。 う〜〜ん、『人間万事塞翁が馬』って感じである。 |
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2010年07月25日
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