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小惑星探査機「はやぶさ」のカプセル内に少量の微粒子が見つかったそうである。小惑星イトカワで採取装置がうまく動作しなかったことから、小惑星イトカワの石の持ち帰りはちょっと無理だろうと思っていたのだが、可能性が出てきた。個人的には、小惑星イトカワの部室であってほしい。
未飲酒党政権下、財政状況下きびしい中、国民の人気取りならない科学技術関連予算は削減の標的になり易い。今後の宇宙開発を続けるには、国民にアピールできる実績を積み上げしか方法がない。 基本的に研究開発案件の有用性評価は、誰にもできない。できるの予算使途の不公正な支出の判断だけである。パラダイムシフトを起こした科学技術は、失敗の中から生まれる、計画通りに進む科学技術開発の中からは、現在の延長戦上で予想可能な成果しか得られない。予想外のことが起きるから、何とかしようとして、発生原因を追求している内に宝の山を掘り当てる。 個人的には、 宇宙開発事業予算を減らしてもらいたくはない。 |
天文学
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小惑星探査機「はやぶさ(MUSES-C)」が帰還した。 総航海距離60億キロ、航海期間は7年、長い旅が終わった。
「はやぶさ」本体は大気圏で燃え尽きたが「小惑星イトカワ」のサンプルを入れたカブセルは、無事オーストラリアのウーメラ砂漠に着陸したそうである。計画通りとは言え「はやぶさ」が燃え尽きてしまったことは、ちょっと、残念。 ただ、航海中に「はやぶさを」を襲った数々のトラブルを思うと、この偉業を称賛せずにはいられない。すばらしい。 プロジェクト管理に携わる者としての思いを述べるなら、失敗シナリオを考えること程辛いことはない。起きそうもない不確実な事態に、莫大な労力と機材を注ぎ込み、使うか使われないかかわからない機能を作り込まなければならないからである。 使われる可能性の低い物を設計・製造すること程、担当者のやる気を失わせることはない。どんなにすばらしい物ができても使われなければ誰からも評価されない。にも関わらず通常機能に悪影響がでようものなら激しい批判が待っている。探査機のエンジンの1機2機の故障想定は、地球帰還が可能な成功シナリオ。全期故障は地球帰還が不可能な失敗シナリオ。失敗シナリオの為に何をするかを考えることがリーダの力量が試させる。 誤解を覚悟で書くなら、華々しい成功シナリオの立案は傍からはカッコよく見えるがプロジェクト管理で一番難易度が低く、誰でもできること。不測の事態に備えを予め用意をどれだけしているかでリーダの力量が評価されると個人的には考えている。はやぶさブロジェクトのリーダをこころから称賛し、設計・製造・運用に関わったすべての人の努力をねぎらいたい。 |
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