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最近、個人向け国債って言う言葉をよく聞きますよね。実は、このコーナーのニュースな言葉4月に「ムーディーズという格付け機関が日本の国債の信用ランク(格付け)をさげて、他の国の機関投資家(お金を運用している団体や金融機関など)が日本の国債を買わなくなる恐れがあるから、この国債を日本国民に買ってもらおうというしくみをつくろうと政府が力を入れている感じがする。」と言いましたよね。それが現実になりました。皆さんご存知の様に、「個人向け国債」の予約受け付けが3日、全国の銀行や証券会社、郵便局などで始まり、3月10日に初めて発行されるんですね。この個人向け国債は、購入額面が通常の国債の5万円と比べ1万円と安く、手軽に買えるのが特徴で、国が元本保証してくれるということで安全性が魅力と思われています。確かに現在の日本の国債の個人保有率は、2・5%しかなく、英米の8、9%に比べると小さいのでもっと個人が国債をもってもおかしくはないのですが、さて、果たして「本当に安心できるのでしょうか?」
以前にもお話しましたように、日本政府の財政は異常なくらい不健全です。450兆円もの国債残とその他の借金もあわせると600兆円もの借金があって、経済の規模GDP(国内総生産)との比率で比較しても、日本のGDPに対する借金の比率は2002年で、150%に近いんです。つまり、日本政府はGDPの約1.5倍近いの借金を抱えているんです。先進7カ国と比較しても、日本以外で100%を超えるのはイタリアだけですが、イタリアは、国が破滅するといわれた1995年でも123.5%で、現在は105.7%です。アメリカがレーガン大統領の頃、双子の赤字といわれた最悪の時期でも、100%までいっていなかったことを考えるといかに大変なことかがわかると思います。日本政府破綻の可能性はまだ低いと言う人もいますが、もし政府が破綻すると韓国やタイ、インドネシアのようにIMFが国の建てなおしに入って、場合によっては、国債の返金停止を指導する可能性もあります。
そうは言っても、国が約束したものだから大丈夫に決まっていると思われている人もおおいとおもいます。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、実は日本政府は過去第2次世界大戦前に国債を大量に国民に買わせて、お金をかえしていないんですよ。つまり、国債が紙くず同然になったことが過去にあるんですよ。
財務省は個人投資家に国債の保有層を広げ、個人の金融資産1400兆円を当てにしていて、吸い上げたい考えですが、この考え方はいかがなものかと思います。
アメリカは、レーガン政権の財政赤字がどうしようもない時期に、アメリカ国債を日本の金融機関に買わせて、日本からのお金を吸い上げましたが、景気を本当に良くしようと思うなら、日本の国債を売りにくくても、海外に買ってもらうべきだと思います。海外から日本国内にお金が入ってくれば、本当の意味で日本国内のお金が増えるわけですから。
前に例えたように、おとうちゃんである日本政府が大借金をしていて、おかあちゃんである金持ちの民間からお金を吸い上げてもその家族である日本が豊かになるわけではありません。もし、隣の家族からお金を貸してもらえれば(借りないに越したことは無いですが)、裕福になる訳です。今の個人向け国債とは、大借金の放蕩おやじにお金をかすようなものですから、そのおやじが日本国政府だとしても、倹約をしてもらわないと将来お金をかえしてもらえるかどうか、心配ですよね。 今日のニュースな言葉は、「個人向け国債について」でした。
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SM好きなら間違いなし
2009/4/16(木) 午前 2:14 [ SM ]