坂本竜馬は1867(慶応3)年6月長崎から上洛する途中、船中で 新しい政治の方針をまとめました。後に船中八策と呼ばれたその内容は次の八つです。 1、政権を朝廷に返すこと 1、上下の議会を置き、すべて公論に基づいて政治を行う こと 1、公卿・大名のほか世のすぐれた人材の中から顧問を選 ぶこと 1、新しく国家の基本になる法律(憲法)を定めること 1、外国と新たに平等な条約を結び直すこと 1、海軍の力を強めること 1、親兵を設けて都を守ること 1、金銀の比率や物の値段を外国と同じにするよう努め ること 現代の視点から見ても色褪せることのない、この政治方針は 一言でいえば「公正」と「正義」「民主」「平等」な社会体制を 作って、日本以外の諸外国とも対等に付き合っていく。 そのような思想に満ちています。 識見のある方は、この船中八策が現代の経済問題と外交問題の 難問に対する「政策」としても充分に通用するのではないかと お気づきになったかもしれません。逆説的にいえば、それほど 今の日本の政治・行政・立法機能が「公正・正義・民主・平等」 を発揮できない機能マヒに陥っている証佐でしょう。 龍馬を含めた幕末の志士達は、今までの体制の延長で 新しい機能を発揮できる政治が運営できるとは はなから思っていなかったでしょう。 だから、八策による維新体制を目指して「旧勢力の抵抗」も 覚悟のうえ、維新に邁進していったのです。 今の日本に期待するのは世界観を持った30代からの若年層です。 もちろんそれより若い世代も歓迎ですが、是非、大風呂敷でも良い。 これからの日本をいや世界をより良く運営していくための 【新】船中八策を書き出し、宣言する若者を応援したいのです。 そのためには、視野を世界に広げ、現実に社会で起きている矛盾や 差別・貧困・経済利益中心の資本支出等に目を向け、無限の情報から ひとつまみの真実を見つけ出す努力が必要です。 |
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