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先月、池袋の書店でさんざん迷って買わなかった縁起物が写真付でたくさん載っている本。
その後リンク先のブログ主さんも紹介されていたのを見て欲しくなり、結局ネットで購入しました。
その時に 『この商品に興味がある人はこんな商品にも…』 みたいな感じで画面に表示されていたのが
『「日本の神様」がよくわかる本』 というタイトルの本です。
値段は安いけど購入者からは高評価
ちょっと興味が湧いたので、一緒に購入してみました。
私は社寺彫刻の仕事をしてたりするので、仏教や神道にも詳しい様に思われてしまうのですが…
実際にはまったくの不勉強状態
仏教の方はまだ何となく薄っすらと触れていますが、神道はと言うとさっぱりです。
もちろん小さい頃から神社やお祭りは身近なものではあります。
しかし近所の神社に祀られているのはどんな神様で、どういう歴史・云われや御利益があるのか…
今まであまり気にした事がありませんでした。
日本の神様は偶像崇拝ではなく、神霊が降臨して宿る依り代(媒体)が信仰対象となります。
基本的には目には見えない存在なので、神社で神様を意識する事が出来てもその神社に祀られているのが
どういう神様なのかというのは、イマイチよく分からないという人も多いのではないでしょうか。
以前から少し勉強したいなぁと思っていたので丁度良かった
表紙だけ見ると初心者向けの簡単な本かな? という感じですが、中身はかなりの本格派。
日本の主な神様(神道系が中心)が九十九神紹介され
①人気の高い霊威神
②創世と万物生成に関する根源の神々
③聖母と純愛の女神
④山・水・海に関する神々
⑤農耕生産に関する神々
⑥鉱・工業生産に関する神々
⑦諸産業に関する神々
⑧生活・文化・芸能に関する神々
そして付録として神社・祈願のミニ知識が30ページほど。
イラスト等は一切無く、個々の神様の起源・個性や機能、関連する伝承やエピソード等を詳しく紹介。
さらに主な神徳(御利益)や、その神様を祀る神社も掲載されています。
パラっと中身を見ると難しい本の様に感じてしまいますが… 実際にはとても読みやすいです
難しい言葉も多く出てきますが、難解な日本の神々が丁寧に分かりやすく説明されています。
さて、秩父といえばウチの工房のすぐそばの秩父神社。
秩父神社といえば 『妙見様』 というイメージですが、正式名称は何だったっけかなぁ?
何て思いながら読み進めていると…
あっ
『なになに? アメノミナカヌシノカミ???』
『天之御中主神』 と書くそうです。
この本によると高天原に一番最初に現れた神で 『古事記』 には造化三神の一柱で、別天神五神の
第一神と書かれているそうです。
天は宇宙、御中は真ん中、主は支配するという意味で、文字通り宇宙の中心に在って時間的にも空間的にも
無限の宇宙そのもの体現する宇宙の根源神。
神聖な創造力と全知全能の力を備えた至高神…
う〜ん… 何となくとっても凄い神様だって事は分かりました
妙見様と呼ばれている理由は 『天の中心の至高神』 という性格が、中国道教の北極星信仰と結びつき
それが室町時代以降日蓮宗で盛んになった妙見信仰と習合したため。
妙見信仰は北極星や北斗七星を崇めているので北極星を最高神として神格化し、それが仏教の菩薩の
称号を与えられて妙見菩薩と呼ばれるようになった…。
なるほどね〜
神徳を見ると、安産・長寿・招福・出世開運・学業上達・技術向上・海上安全・厄除け・病気治癒・中風病退除
養蚕守護…‥ 養蚕守護
そういえば秩父神社で12月に 『蚕糸祭』 というお祭りがありますね。
単純に昔秩父で養蚕が盛んだったからその名残で続いているお祭りかと思っていました
ちゃんと繋がりがあったんですね〜。
この本にはそれぞれの職業を守護する神様を見つける事も出来ます。
彫刻もあるのかな〜っと探してみると… 職人の祖神
えっ 『聖徳太子』?
聖徳太子は仏教文化を推進し、造寺・造仏を奨励。
数々の国家的事業が建築関係の職人達を育成、飛躍的に促進する役割を果たしました。
その為木工職の守護神として崇められてるようになるのですが、それはそんなに昔の話では無いそうです。
他にはないかと探してみると、もうひとつ木工職人守護を神徳とする神様を発見。
『八意思兼命』 という神様で 『ヤゴコロオモイカネノミコト』 と読みます。
この神様は知恵の神で、今風に言うとアイデアと企画力に優れたイベントプロデューサー。
天岩戸に隠れたアマテラス大神を誘い出すイベントを企画したり、国譲り神話や天孫降臨などの高天原の
重大事には作戦参謀的な役割で必ず参画し、諸事万端めでたく収める偉大な知恵者だそうです。
神器や祭具の考案・制作などの伝承から、職人守護として崇められているようです。
ドコの神社に祀られているんだろうと神社ガイドを見てみると…
あら〜
知らないうちにお参りしてたんですね。
でもこの本に載ってる神様はほんの一部。
日本は八百万の神の国ですから、ちゃんと探せば木彫刻の神様もいるかもしれません
この本を読んでいると、何となく名前を聞いた事だけはある 『国譲り神話』 や 『天岩戸隠れ』 などの
日本の古い神話にも興味が湧いてきますね。
縁起物の本のついでに購入したものでしたが、結局こっちの本ばかり読んでしまっています
神社巡りのお供としても、とても良い一冊ではないかと思います。
みなさんの近所の神社にはどんな神様が祀られていますか?
その起源や性格を調べてみると、自分の住む土地の歴史や先人の想いを学が事も出来るかもしれません。
それにしても、日本の神様って無茶苦茶な方が多いっすねぇ
追記
文中でイラストは一切ないと書いていますが、改めて確認したところ間違いでした。
正確には各章の始めに一人ずつ、小さいですが神様の絵が載っています。
申し訳ありませんでした〜
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私の仕事に欠かせないもの…
いくつかあるのですが、写真のCDラジカセから流れるラジオもそのひとつと言えます。
もともと私は学生時代にはラジオを聴く習慣はありませんでした。
キッカケは修行中に仕事場で流されていたラジオです。
一度ハマって以降、富山に住んでいた頃は仕事中以外でもよく聴いていました。
ラジオを聴きながら仕事をする… というのが今では当たり前になっています。
逆に静かだと集中出来ないですね〜
様々な事が目まぐるしく起き、日本全体が深い悲しみに包まれた2011年が終わろうとしています。
震災から9ヶ月ちょっと…
震災直後は停電で音の消えたラジオでしたが、その後は被災地の様子を多く知る事が出来ました。
現地の放送局からの中継やパーソナリティー自ら被災地に行き、現地の情報を早く正確に日本中に届け
リスナーもラジオを介して情報交換をし、支援活動や物資の調達等の活動が頻繁に行われていました。
『ラジオのチカラ』 をキーワードに支援の輪が広がり、被災地の想いを日本中に届ける…
ラジオというメディアの可能性を再認識する事が出来た一年だったと思います。
さて、年末ともなるとラジオでは 『今年の一曲を選ぶなら?』 という話題がよく出ます。
個人的には今年の音楽業界は少し不作だったかな〜と感じています。
そんな中でもひとつの曲を選ぶとするならば…
D.W.ニコルズの 『2つの言葉』 でしょうか。
今年1月に発売されたアルバムに収録された1曲です。
『キミがうまれてはじめてしゃべった言葉は 僕もキミも大好きなあの人の呼び名』
という歌い出しで始まるこの曲。
そしてもうひとつ…
『キミがその次におぼえてしゃべった言葉は 手をふりながら笑顔でするあいさつ』
幼い頃、誰もがおぼえる2つの言葉。
『ママ』 そして 『バイバイ』
『決して来るはずがないと思い込んでも必ず やってきてしまうその日のために…』
『ママ バイバイ ママ バイバイ 何度も 何度も』
シンプルな曲ですが、とても暖かく そして少し悲しい…
今年は大切な人との突然の別れに涙した方も多かったのではないかと思います。
2011年、みなさんの心に残った大切な曲はなんですか?
そんな1曲を聴きながら、年を越すのもいいかもしれませんね。
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少し前の話しになりますが…
昨年末、私の富山のお師匠さんから 『かぶら寿し』 が届きました〜
かぶら寿しとは…
富山のお隣石川県発祥で 『熟寿司』 の一種であり、『飯寿司』 と分類されるお寿司です。
塩漬けにしたカブで、やはり塩漬けにしたブリの薄切りを挟み込み、細く切った人参や昆布などとともに、
米麹(糀)で漬け込んで醗酵させたものです。
挟む魚はブリの他にはしめ鯖、鮭や鰊など地域によって様々。
独特のコクと乳酸の香りをもつために、おもに酒の肴として全国的に人気があるそうです。
ブリの水揚げが最盛期となる冬の名産であり、この地方の正月料理の一品でもあります。
直販の他、地元のスーパーや百貨店などでも広く販売されていますが、家庭で漬け込む場合も多く
シーズンには「かぶらずし用の麹」がスーパーなどで販売されています。
比較的早い時期に富山県にも伝わり、ブリの水揚げの本場である氷見市や、砺波地方を中心に
生産されるようになりました。
江戸時代に金沢近郊の農家が、正月のご馳走としてブリを食べる際に、贅沢を憚りブリをカブで隠すように
して食べたのが始まりとされているそうです。 少しクセのある味なので苦手な人も多いのですが、私は大好きですね
富山時代はご飯のオカズとしてもボリボリ食べていました。
このかぶら寿しはしめ鯖が挟まっています。
今回初めて唐辛子入りのモノを食べましたがこれも美味しいですね〜
ここ数年は年末の味として、我が家に定着しています。
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富山旅行へ行かれた近所の方から 『鱒の寿し』 をいただきました〜♪
駅弁などでも有名な富山の名産品ですね。
高田屋さんは富山県民にも評判のお店。
懐かしい富山の味、美味しかったです
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先日図書館で数冊本を借りてきたとブログに書きましが、
その中にとても参考になる本を見つけました。
『鳥の形態図鑑』 赤勘兵衛 著 岩井修一 解説 偕成社 発行
イラストレーターである著者が、傷ついた野生の鳥獣保護活動を行っている獣医師の協力のもと、
野鳥の翼や嘴・羽や足などを精密に描写しています。
私は鳥を彫る機会が多いので、その度にさまざまな資料を調べてお勉強。
しかし図鑑で写真などを見ても、なかなか詳細な部分がハッキリしません。
作品にもよりますが、なるべく再現度の高いものを要求されている場合は苦労してしまいます。
この本では体や足の図解や名称、羽の枚数や形や配列などの写真ではイマイチ分かりづらい箇所も
リアルに描き込まれていてとても分かりやすいです。
他にも分布や生態、歴史的な伝承や保護時の状況などが解説されています。
保護された野鳥が対象のため、掲載されている種類が少々偏っているのと
鳥類学や生態学で使われている難しい専門用語が多いのは難点ですが、
鳥類の生態&形態を知りたい人にはとても参考になる本だと思います。
ちょっと値段が高めだったけど迷わず購入
いい本に出会えました〜。
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