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飛行機で移動の際、指紋確認を行なう空港が世界中で増えてきているが、スウェーデンでも行なわれることになった。
ただし、これはスカンジナビア航空の国内線、しかも手荷物チェックインがある場合だけである。
従来の手荷物のチェックイン、つまりカウンターでのチェックインは、パスポートや運転免許などのIDで確認してきたが、この、本人の顔とIDの顔写真の見比べ(顔写真が古すぎる(つまり若すぎ))や、パスポートのページを繰る手間などに時間がかかりすぎる。とにかく時間削減のためにこのシステムの導入、とSASは説明している。
確かに、空港でのチェックインの大行列はいつものことである。飛行機会社従業員の「突然」のストライキというのも結構あリ、不運にもそれに遭遇してしまったら行列で待つ時間は、2倍増し、3倍増しである。
空港には、コンピューターのタッチパネルに従って、自分でチェックインしてしまえるエレクトリック・チェックインがあり、これはかなり一般的になってきている。このエレクトリック・チェックインでも、スーツケースなど預けてしまいたい荷物があれば対応できるようになってはいるのだが、やはり大事な手荷物を預けるとなるとカウンターに並んで直接係員と対応して(色々と質問されるのは面倒だとしても)チェックインしたいというのが人情なのかもしれない。そこでスーツケースをガラガラ押しての大行列である。
指紋認証システム導入の初日、「パスポートや免許証をガサゴソ探す手間が省けて楽でいいわ」と、嬉しそうに人差し指を読み取り機械に差し出している乗客の様子が新聞に載っていた。
指紋を利用するということで、不安や批判の声が挙がっているかというと今のところ特に何もない。導入前も後も、新聞に事実報告として記事がチラっと載ったくらいで、特に議論にもなっていない。
12月に知人がグループで日本に出張した。出張の前、日本の受け入れ側の会社は気を遣って「入国の際、外国人は全員指紋を取られることになりましたがご了承ください。」という由のメッセージを送ってくれた。当のスウェーデン人達は「指紋?あ、そう。」くらいにしか思わなかったようだが、日本は指紋というとネガティブなイメージがつきまとうようである。
ところで、取った指紋記録はフライトが完了次第自動的に削除されると言うことで、データ取り扱い調査機関はゴー・サインを出したそうである。
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