北欧スウェーデン生活記録

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毎年「エイプリルフール」近くになると地元の新聞が、いかにも読者が信じてしまいそうな、ギャグの効いた記事を掲載する。

4月1日が近いことを忘れていると、その記事を読んですっかり騙されてしまう。

今年の記事は、地元の電車が利用客が少なすぎるため、途中の駅から向こう、休線してしまうという記事だった。
現在でさえラッシュアワー以外は一時間に1本しか運行されていない線で、まさに、さもありなんである。つい先月、今後の運行をめぐって政治家と住民のトークがあったばかりで地元の関心を集めていたのだ。

記事には電鉄会社のコメントとして「利用客が少なすぎる。車の利用者が今後も増えるだろうから打ち切りを決定する。」などという、子供や老人を無視した発言が書かれていた(しかも逆エコ)。
そして紙面の頭に「地元の意見を求める!新聞社へあなたの意見を投稿してください!」と大きく見出しまである。


私はコロッと騙されてしまった。
記事を読んで憤慨した。そんな事になったら1本道の交通渋滞がますます激しくなる!学童児童はどうなるんだ!?

翌日、地元の銀行で知人に会ったら彼女は「あの電車どうなるんだろうね。」とその記事を話題にし始め、2人で「ひどい話だ」と息巻いた。彼女もすっかり記事を信じ込んでいたのだ。


その夕方。

郵便受けを見に行ったら隣人が新聞を片手に「エイプリルフールの記事を読んだか?」と尋ねる。

「??」
「ホラ、電車がなくなる話。」
「エーーーっ?」
「ページの日付けが4月1日でしょうが。」
「アチャー!」

ホラ、騙された、と言わんばかりに笑われてしまった。

  • * * * * * * * * * * * * * * * * *

飛び切り面白いエピソードがある。

カラーテレビが普及し始めた頃。ニュースの時間、アナウンサーが言った。

「カラーテレビから有害な電波が発生することがわかりました。テレビを観る時は、ストッキングを頭からかぶってください。電波を防ぐことができます。」

多くのスウェーデン人達が慌ててストッキングを探して頭から被ってテレビの前に座ったそうである。

今でも言い伝えられている、本当にあった、4月1日の話である。

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カバー・ガールの効果

女性誌の表紙に男性を登場させたところ、売上が激減したという記事があった。

日本だと女性誌の表紙に男性タレントや俳優が登場するのはめずらしいことではないと思うのだが、スウェーデンでは何故か伝統的に表紙は女性になっている。
男女平等が一般的に進んでいると言われるスエーデンで、これまた「何故?」という気がするのだが、とにかく、そういう事らしい。

女性誌「アメリア」がスウェーデンの女性誌史上 12 年振り(!)に、そのタブーに挑戦しようと2週間前に発行した雑誌が以下のとおり。

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グレイズ・アナトミーに出演中のパトリック・デンプシーが登場。(photo: amelia)

このアメリアの挑戦は残念ながら、スウェーデンの女性には逆効果だったらしい。売上数は明らかにされていないのだが、この記事の中で編集長のコメントとして
「パトリック・デンプシーの何が悪いのかさっぱりわからない。購買市場がまだ未熟で我々の試みに追っついてこれないのか。」
という、読者を少し見下げたような発言があった。
スウェーデンで表紙のトップを飾ることのできる男性は、カール・フィリップ王子(とてもハンサム)ただ一人ということらしい。

結局、女性は、同性が一番気になると言うことだろうか。。。

イメージ 2 <--- キオスクに並ぶ、通常の女性誌

イメージ 3 <--- そして男性誌

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今、"ARN" (アーン)という映画がスウェーデンでヒットしている。
(写真はそのポスター)

初日観客動員数はクリスマスイブ翌日にも関わらず 8万5千人で、「指輪物語」の初日動員数 8万1千人を超えたそう(ちなみに公開映画館数は204件)。人口の少ないこの国ではかなりの成功である。(10人に一人が見ている勘定になる)

ストーリーは 12世紀、ノルウェー国境に近い村に育ったアーンという少年の半生を描いたもの。キリスト教の信仰深い母の願いで修道院に預けられたアーンはそのセンスを見出され、ある修道僧から刀剣術、馬術、語学などあらゆる教育を受ける。青年になり村へ戻った彼は、故郷がノルウェー王の占領下に置かれてしまっていることを知る。不条理に抵抗する父や兄を助けるために彼は自分の武術を発揮し、殺害された自分達の王の座を孤児となった王子と共に奪回する。一方、アーンはセシリアという娘と恋に落ちるのだが、彼女の姉の嫉妬により婚前交渉を暴露され、セシリアは罰として20年間(!)修道女として勤めを課される。セシリアと引き離されたアーンは絶望し、修道院へ戻り、そこで十字軍に加わるよう勧められる。十字軍の騎士となったアーンはイスラム軍との戦いを繰り広げる聖地エルサレムへ赴く。戦いに明け暮れる中、敵であるイスラーム君主サラディンとの交流があったりもする。
結局アーンはイスラム軍からエルサレムを守り抜き(後日、十字軍とイスラム軍は休戦することになるが)、セシリアの待つ故郷へ戻りハッピーエンドとなる。

映画は2時間半という長帳場だったが時間を感じさせない展開だった。一般的に宗教心が希薄で、早熟で性に対してオープンな現在のスウェーデン達とのギャップも面白かった(スウェーデンだけでなく多くの国がそうであるが)。もともと歴史好きな人が多いのと、原作が人気作家によるものであることから、前評判も高かった。本当は私はあまり期待もしていなかったのだが、話の展開が面白く観ているうちにあっというまに引き込まれてしまった。続編もあるそうで、そこではアーンが今度はスウェーデン国統一のために人生を費やす姿が描かれるそう。

公開はスカンジナビア諸国とヨーロッパ、USAということで日本は予定されていないようだ(残念!)。きっとコンピュータゲームとして日本では登場することになるだろう。

映画の HP はここ。
http://www.arnmovie.com, http://www.arnthemovie.com/

新聞力

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昨日、スウェーデン警察の信頼がガタ落ちしていることを書いたが、決してポリスの存在が疎遠であるというわけではない。例えば、ストックホルムの住民ならストックホルム警察所長のカーリンさんの顔はお馴染みだと思う(私でさえ知っている)。なぜなら新聞にしょっちゅう顔写真が掲載されるからである。警察が関わる記事があると、大抵この人の写真と発言が掲載される。だから私でさえ、会ったこともないのにカーリンさんを身近に感じるのである。

カーリンさんだけでない。政治家もそうである。身近には感じないけど顔は大抵おなじみである。日本だとそういうことはあまりないのではないだろうか。タレント議員は別として。
何か不祥事があり「お詫び」で登場して初めて「顔」が判る。しかも証明写真のような顔が白黒で。

スウェーデンの新聞(一般紙)は良くも悪くも写真、イラストが多い。紙面もカラーが多い。米国の "USA TODAY" のような感じ。政治家だけでなく、事あるごとに市井の写真も頻繁に登場し、写っている人物の姓名、年齢が明記される。政治家も証明写真でなく、喜怒哀楽のある普段の顔がバン!と掲載される。だからなんとなく身近な、我々と同じオバチャン、オジチャンに見える。最初は、なんだか威厳がないような、箔がないようなそんな感じがしていたが、段々、これは国民にとって良いことではないかと思えるようになってきた。何段も上から、手の届かない所から国民を見下したような人々に政治されるより、我々と身近な視線で政治をしてもらった方がなんとなくわかりやすい。結果は別として。

顔写真がバンバン掲載されるスウェーデンの新聞だが、犯罪者の顔写真はおろか、名前さえ掲載されない。もちろんTVでも公表されない。人権保護のためだという。週刊誌などで犯罪者の顔が繰り返し繰り返し掲載される日本から来た私は、どう解釈していいのか、複雑な気持ちである。

(写真が紙面を占めているスウェーデンの新聞)

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