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 ミツトヨ社長ら5人逮捕、測定機を不正輸出の疑い (2006.08.25 11:14)

 精密測定機器メーカー、ミツトヨ(川崎市)の不正輸出事件で、警視庁公安部は25日、リビアで見つかった核開発に転用可能な三次元測定機をマレーシアに無許可で輸出していたとして、社長の手塚和作容疑者(67)副会長の高辻乗雄容疑者(71)ら同社幹部などの5人を外為法違反容疑で逮捕。

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     ミツトヨ本社の捜索に入る捜査員


 ミツトヨ不正輸出、改竄ソフトで性能データ低く偽装(8月25日 読売新聞)

 大手精密測定機器メーカー「ミツトヨ」(川崎市)による外為法違反事件で、同社は、自社開発した数値改ざんソフトを使って、三次元測定機の性能を示す数値を低く見せ掛け、輸出規制に触れないよう偽装していたことが、警視庁公安部の調べでわかった。

 このソフトは、同社副会長の高辻乗雄(71)と、常務の筑後英世(66)の両容疑者が中心になって開発したとみられ、公安部は、同社が1995年以降、このソフトを使って不正輸出した三次元測定機は、約1万台に上る可能性があるとみて調べている。

 公安部によると、同社が2001年10月と11月にマレーシアに不正輸出した三次元測定機は計測誤差が、製造直後の完成検査の際には、輸出規制に触れる数値になっていたにもかかわらず、輸出直前の書類には、実際より計測誤差が大きく書き換えられていた。

 これについて、公安部が複数の同社関係者から任意で事情を聞いた結果、同社では三次元測定機を輸出する際、専用の改竄ソフトを使い、数値を実際の性能よりも低く見せ掛ける偽装が恒常的に行われていたことを突き止めた。 同社では90年代初めごろから、バブル崩壊の影響で業績が急速に悪化。92年11月ごろ、有望な市場になる見通しがある中国を中心に、海外への輸出強化策が検討され始めた。

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       三次元測定機

 しかし、中国への輸出は当時、対共産圏輸出統制委員会(COCOM)で規制されており、92年末の外為法関連政令の改正で、輸出規制対象製品が18種類から、精密測定機器を含む51種類に拡大されるなどし、同社も93年6月にイラン向けの三次元測定機の輸出が不許可になった。このため輸出規制に触れないよう改ざんソフトを開発して性能データを偽装する方針が決まったという。

 改ざんソフトは、三次元測定機が、物体をどのくらい正確に計測できるかなどの、性能データを表示する際、実際の性能データを下回る数値で表示する仕組みで、遅くとも94年ごろに開発され、「COCOM」と名付けられた。

 このソフトを使った不正輸出が始まったのは95年ごろからとみられ、公安部では、輸出部門の責任者である海外営業本部長だった高辻容疑者や、輸出管理を担当していた、筑後容疑者が、この方針決定やソフト開発の中心になっていたとみている。(求道の創業者・沼田惠範は1994年に逝去、享年97。現・会長は沼田智秀。)

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 ◇ ミツトヨ、チーム作り性能偽装 不振と規制強化重なり
   (2006年08月25日16時 朝日)

 日本の最先端技術が海外に流出し、悪用の危機にさらされていた。トップメーカーの「ミツトヨ」はなぜ危険を冒したのか。不正輸出の背景には、国際的な輸出規制の強化と同社の経営不振があるとされる。

 1992年11月、ミツトヨ社内に海外輸出の「対策チーム」が立ち上げられた。「製品の納期短縮やコストダウン」を目的に、当時専務だった高辻乗雄副会長の指示で輸出審査の責任者だった筑後英世常務を中心に営業や技術系の担当者が集まった。

 「輸出時に測定機の性能が低ければ、規制の対象外になる」。技術者の一人が測定機の輸出の仕組みを説明し、チーム内で規制をすり抜ける方法が検討されていった、と公安部はみている。ミツトヨがこうした無理をしてまで輸出を強行した背景にあったのは、輸出規制強化と経営不振だった、と公安部はみる。

 冷戦終結後の90年代前半、共産圏へのハイテク輸出を規制した旧ココム(対共産圏輸出統制委員会)に代わり主要国は大量破壊兵器の開発懸念国であるイランや北朝鮮、リビアなどへの輸出規制強化に動き始めた。

 91年の湾岸戦争後の国連査察では、イラクが当時の規制品以外の民生品で大量破壊兵器の開発を試みていたことが判明。ほぼすべての製品の輸出を規制する「キャッチ・オール規制」を欧米が90年代に相次いで導入した。日本でも北朝鮮の核・ミサイル開発を受けて危機感が強まり、2002年に制度化するなど、国際的に輸出規制が強まった。

 バブル崩壊がこの状況に追い打ちをかける

 業界団体によると、精密測定機器業界は1990年に1074億円の過去最高となる売り上げを記録したが、1994年には537億円と急激に落ち込んだ。需要先の自動車や工作機械業界が設備投資抑制に動いたためで、工場操業を一時的にとめるメーカーも出た。

 ミツトヨは1992年3月期決算で初の赤字決算に陥り、これを含めて4期連続の赤字決算となる。売り上げはピーク時の半分近くまで落ち込んだ。従業員の早期退職や国内工場の再編など利益体質への変革に懸命に動いた。 当時の役員の一人は「会社創立以来、初めてのことで、みんな必死だった。今でも語りぐさになっている」と振り返る。

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 (株)ミツトヨ 
 http://www.mitutoyo.co.jp/


 お客様各位
 警視庁公安部による弊社への捜索について No.02 2006年2月14日

 平素は、弊社の商品をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。さて、弊社は、2月13日、警視庁公安部より、外国為替及び外国貿易法違反の容疑で、捜索を受けました。本件について、お客様の皆様に、多大なるご心配とご迷惑をお掛けしておりますことを深くお詫び申し上げます。

 弊社は従来より商品の輸出にあたっては、外国為替及び外国貿易法並びに関連法令の遵守を基本方針としており、それを具体的に実行するための組織を設置、法令違反防止に万全の注意を払ってまいりました。本件の事実の解明の為、社内に調査委員会を新たに設置し、社内的に事実確認・調査を開始致しました。更に輸出管理体制の強化を行うとともに、全社的な法令遵守の徹底を図る所存です。

 弊社では、捜査に全面的に協力し、捜査の推移を見守るというのが、現時点における適切な対応と判断しておりますので、何卒お客様の皆様のご理解とご協力の程をお願い申し上げます。今後とも、弊社の商品に対し、変わらぬご愛顧を賜りますよう、伏してお願い申し上げます。

 2006年2月14日 株式会社ミツトヨ 代表取締役社長 手塚和作(今回、逮捕)

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     ミツトヨの社是


 ○ 三豊の由来

 人間として立派になるには、智・仁・勇の三つが揃わねばなりません。 智だけではつめたいし、仁だけでは弱くなるし、勇だけでは行き過ぎる場合があります。 そこで、智・仁・勇の三つが揃って、初めて立派に完成した人間といえます。

 また、事業として成功するには、天・地・人の三つが必要です。 天のとき、地の利、人の和を得てこそ、初めて事業として成功します。 このうち、どれ一つを欠いても成功はおぼつきません。

 仏教が弘まるには、仏・法・僧の三宝が基本であり、また、キリスト教では三位一体が根底となっています。 立派な人間が沢山育ち、事業も繁栄し、正しい宗教も弘まって、世の中が平和で、各人楽しかれと願いを込めてつけたのが「ミツトヨ」という名称です。 また、その願いを表したのが「瓢箪マーク」です。

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 創業者の名誉を傷つけた、現・経営陣ら

 ミツトヨの創業者・沼田惠範は仏教伝道を発願し、1965年(昭和40)に仏教伝道協会を設立する。そもそも、(株)ミツトヨという会社は、沼田惠範の遠大な理想を実現すべく仏教伝道を使命として1934年(昭和9)に創業されたものだった。これまで『仏教聖典』の翻訳・刊行は43ヶ国語に、700万部普及させており、多くのホテルには聖書と共に『仏教聖典』があるようになった。(2006年3月現在:世界58ヶ国のホテルに寄贈。)


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不正輸出・ミツトヨの会長ら、記者会見(沼田智秀会長<中央>ら)


 (財)仏教伝道協会 BDK
 http://www.bdk-jp.org/


 『賢者の一燈』(佼成出版) 〜 「はじめに」から〜 

 その企業は「ミツトヨ」といい、精密測定機器の世界では質と量、そして営業力と三拍子揺るがぬ世界企業に成長した。刻苦、よく企業を興し、成功して利益を蓄え、一念発起して利益の一部を社会還元する。それさえ世間は賛嘆の声で迎えるのだが、その主客が最初から逆転しているのは寡聞にして沼田惠範のほかには聞かない。

 今、そのミツトヨ資金で生まれた財団法人仏教伝道協会も今年2005年で設立40周年を迎える。その名を初めて聞く人でも、国内外のホテルの卓上に『仏教聖典』という一冊の本がキリスト教の聖書と並んで置かれているのを見たことはあるに違いない。これを送り、補充し続けてもう9800か所、計約700万冊に達している。

 教団仏教の枠を超えた普遍性を備えているからこそと言っていい。その仏典を広げる取り組みを通しての伝道諸事業はもちろん、志のすそ野を広げ顕彰する「仏教伝道文化賞・功労賞」の授与も106人(計38回)に上っている。しかも、この伝道財団を支える企業の支え方がまたすごい。年商約546億円(2004年3月期)のミツトヨの毎年の売り上げの1%が伝道財団の財源に充てられている。利益の1%ではない。

 つまりミツトヨは利益の有無にかかわらず、少なくとも売り上げの1%に相当する額を伝道財団の活動資金として捻出しているのである。これはミツトヨある限り財団が絶えることなく、ミツトヨはそれゆえに仏教伝道を掲げて世界一の企業であり続けることを企業理念として自らに課していることを意味している。

 ここを固くつないだのが沼田惠範であり、その意味では生涯の仏教伝道者といっていいだろう。いや、97歳で大往生した天寿もさることながら、仕込みと開花と二人分の人生を作り出し生きたといったほうがよいかもしれない。

 ※ 私はかつて、ミツトヨの測定器具を使って仕事をしていた時期があった。そして最近では、(財)仏教伝道協会の伝道冊子を購入して、有縁の人たちに配布することがある。ミツトヨの器具を使っていた頃には、伝道協会のことなど全く承知していなかった。伝道協会のことを知るに及んで、創業者・沼田惠範師には深く敬服したところであった。

 しかるに、ミツトヨの理念は沼田惠範師の死と共に、死んでしまったのか。確かに売り上げの1%を伝道協会の財源に充てるのは、昨今きつかろうけれど、法を犯してまで利潤を追求することはあるまい。それでは、創業者が余りにも憐れではあるまいか。「瓢箪マーク」が泣いている。

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今までの全ての【善・努力】が【無・悪】になると言う意識がなかったのだろうか? 時を重ねて自らの愛する人の命を奪う手助けをしているのに。

2006/8/26(土) 午後 7:29 気楽や

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