今日の出来事ロジー

7月19日は、 河合隼雄 の命日です。

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 3氏届け出、安倍氏が圧倒的優位 注目は、2位を勝ち取るのは誰?

 小泉純一郎首相の任期満了に伴う自民党総裁選が8日告示され、安倍晋三官房長官(51)、谷垣禎一財務相(61)、麻生太郎外相(65)の順に立候補を届け出た。20日の投開票に向け、中韓両国との関係のあり方、少子高齢化社会への対応などを争点に論戦が展開されます。

 総裁選は国会議員票と、党員数によって都道府県に割り振られた地方票の合計で争われ、地方票は19日に締め切り、国会議員は20日投票、いずれも同日開票し新総裁が決定する。26日の衆参両院本会議で新首相が選出される運び。

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  注目は、2位を勝ち取るのは、「どっちだ!」

 谷垣禎一財務相は、「集団的自衛権というものを認めていく必要があると思うんですが、これは大きな日本の方針の変更ですから、今まで積み重なった国会答弁、総理大臣の答弁がありますよね。そういうものがありますから、いっぺんの解釈で変えるというわけにはいかないと思います」。

 麻生太郎外相は、「集団自衛権というのはある。けれども使えない。誰が決めたか、あるけど使えない。それは解釈で当時決めたということだと思いますが、まず基本的にあるけれども使えないというのが今の時代、果たして適切であろうか」。吉田茂の孫・麻生太郎氏を、鳩山一郎の孫・鳩山邦夫と河野一郎の孫・河野太郎の両氏がサポートする“お孫3”陣営?

 安倍晋三官房長官は、「かつては米ソ冷戦構造、国と国とが戦う。今はテロとの戦い、非対称的な脅威も存在する。あるいは国際社会の中で日本はもっともっといろいろな貢献をしていく、また、武器もどんどん進歩している中にあって、今までの解釈とは少しこれは違うかもしれないという個別的な事柄はやはりもう少し厳密に検討してみることによって、日本をより安全に、そしてまた地域の平和がより安定化されていく、恒久化されていくという事になる可能性もあると私は思います」。3人の中で、最も官僚的表現をする人物。


 ◇ 総裁候補者3人の言語力分析

 【安倍晋三官房長官】

 「新しい憲法を制定すべく政治日程に乗せるため、リーダーシップを発揮する時がやってきた」「日米同盟の信頼性を高めるため、政務レベルの対話が必要」などと持論を展開。官邸での会見と違って努めてゆっくり話しているように見える。ただ、3人の中で一番声が小さく、語尾が聞き取りにくい。小泉首相のように何が出てくるか分からない、文法的にも崩れている魅力、“乱れ”がない。

 最も気になったのは演説に「間」がないことだ。安倍さんは『人材育成』など三つのキーワードを挙げたが、いまひとつ好感が感じられない。それは常にしゃべり続けていて、間をあけないから。間は聞き手を注目させて理解を助ける効果があり、言葉以上に伝わることもある。さらに安倍氏が持論を述べた後、「こう思います」と付け加えるクセがある。旧来の伝統的なスピーチで優等生的で、聴衆に響くものがない。自民党のプリンスといわれるが、小泉氏のような“乱れ”の要素がほしい。

 【麻生太郎外相】

 日本の現在の経済状況を説明した上で地域間格差の是正や規制緩和の必要性を説いたほか、教育基本法の改正を「断固成立させなければならない」と強調。スタイルとしては情報中心の演説だが、聴衆をひきつける要素はゼロ。上下関係がはっきりした縦型のスタイル。政治家が上で聴衆のわれわれが下(いわゆる“上から目線”)。具体的な数字を挙げたりしているが、だれが聞いても印象に残らない。『断固』『絶対』という強い表現を使って演説を力強いものにしようとしているが、これも成功していない。女性には人気は出ないタイプ。お三方の中で、特に日本語力に欠ける。

 【谷垣禎一財務相】

 多岐にわたる政策を展開した後、「国と国民が信頼のきずなで結ばれている社会でなければならない。政治家に一番必要なのは国民を欺かないということ」と声を張り上げた。熱が入っているのは認めるが、総花的で多くの人にとって魅力がない。先生の話を高校生が聞かされているような感じ。説明する言葉が多く解説者的な視点を感じさせる。アジテーターとして、改革していくという迫力がない。公的と私的な情報の切り替えがないのが一番の問題点で、政治家は常々国民を欺くもの。きれいごとを堂々と言って支持を得ようとするのは時代錯誤に思える。

 【番外・小泉首相の強み】

 郵政解散をはじめ、強引に靖国神社参拝を進めても、一定の支持を得るなど相変わらずの人気を維持している小泉純一郎首相だが、その「言語力」を分析すると…。

 「コード・スイッチング」、フォーマルな話とプライベートな話をうまく切り替え、聴衆を引きつけるテクニック。小泉首相の言葉は飾り気がなく、意識の流れ、気持ちをそのまま吐露している。だから、引き込まれる。 かつてこの手法を得意としたのは田中角栄元首相。まず恫喝し、権力者としてのだみ声で力強さを出す。そして、「まーその」とか言って急に引いて、プライベートな優しさを出す。押しと引きを交互に使って、人気を集めた。(“人たらし”と言われた秀吉みたいな … )

 政治の世界で、歴史的な雪崩現象を起こすのは、書かれた言葉の力ではなく、語られた言葉の魔力。映像を重視し、ワンフレーズで大衆の支持を得る手法。今まさに政治家には「言葉の力」が問われています。

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