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20代女性が自由な感覚で選んだ『現代版・秋の七草』は、「アロエ」 「イチョウ」「なでしこ」「コスモス」「モミジ」などだった。(2006年9月) 〜 ロート製薬HP・七草アンケートより 〜 古来日本人は、食用としてだけでなく日常生活の潤いとして野の植物を愛でてきました。「秋の七草」もその象徴事例のひとつですが、自然との接触機会が減り、季節感が失われている現代日本の大都市圏居住者は「秋の七草」をどの程度意識しているのでしょうか。 ロート製薬株式会社は、7種の植物エキス(うるおい成分)を配合した 新スキンケアシリーズ『役草堂(やくそうどう)』の新発売に因み、東京圏・大阪圏の20〜50代の女性415名を対象に、現代人の「植物志向」をテーマとしたアンケート調査を実施しました。アンケートの中から、「秋の七草」に関する質問の集計結果を紹介します。 「秋の七草」とは? 古来、野の花が咲き乱れる秋の野原を「花野」と言い、花野を散策して短歌や俳句を詠む事が行われていました。この「花野」に咲く代表的な花を数え上げたのが「秋の七草」です。 現在「秋の七草」に数えられるのは萩(はぎ)、桔梗(ききょう)、葛(くず)、撫子(なでしこ)、尾花(おばな/ススキ)、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじばかま)ですが、万葉集(巻八)で山上憶良が詠んだ「萩の花 尾花葛花 なでしこの花 をみなへし また藤袴 朝顔の花」に由来しています。 ※ 秋の野に咲きたる花を指(おゆび)折り かき数ふれば七草の花 萩の花、尾花 葛花、なでしこの花 をみなへし また藤袴、朝貌の花(山上憶良) (朝貌の花:朝顔ではなく、桔梗をさします。) 藤袴、葛・萩・尾花、女郎花 桔梗・撫子、これぞ七草 (秋の七草は、「ふ く は お お き な:福は大きな」と覚えます。) 尾花=ススキ、萩=山萩(他にカワラハギ) ※ 春は、セリ・ナズナ、ゴギョウ・ハコベラ、ホトケノザ、スズナ・スズシロ 女性の3割以上が「秋の七草を1つも言えない」 20代女性の15.7%は「秋の七草」という言葉さえ知りません。 「秋の七草」の認知度について聞いたところ、全体では、「七草全てを知っている」は18.3%にとどまり、逆に「秋の七草」に数えられる植物を1つも言えない人(「秋の七草という言葉は知っている」と「秋の七草という言葉は聞いたことがない」の合計)が3割以上(30.6%)に達しているという結果でした。 年代別に見ると、年代が高いほど「秋の七草」に詳しく、50代では6割以上が「七草」の少なくとも半数を知っていました。一方20代は、「秋の七草」の植物名を1つも知らない人が5割近く(48.2%)おり、そのうち「秋の七草」という言葉さえ知らない人が15.7%にも達しました。 日本が経済大国の地位を固めた頃に生まれた20〜30代女性。その頃は、すでに大都市の街中から空地が消え、かつては身近であった「秋の七草」も見られなくなっていたのでしょう。「秋の七草」の認知に係わる40〜50代女性との大きな差は、そのへんに理由がありそうです。 現代日本に相応しい「秋の七草」は「萩」や「コスモス」 「秋の七草」は時代とともに少しずつ変化してきたという説があります。それでは、現代日本女性の感覚に合う、いわば「現代版・秋の七草」はどのような植物でしょうか。 全体では「萩」が29.9%でトップ、「コスモス」が僅差で続きました。以下「キキョウ」「イチョウ」「モミジ/カエデ」「ススキ」「アロエ」の7種が“現代の秋の七草”に選ばれました。 2位の「コスモス」は園芸種として人気があり、また樹木が2種入ったのも注目されます。いずれも紅葉・黄葉によってストレートに秋のイメージと結び付き、「イチョウ」は街路樹として、「モミジ/カエデ」は観光対象として身近な存在なのでしょう。 7位の「アロエ」は健康食品やスキンケア化粧品の成分として親近感を抱いたということでしょうか。7種のうち、本来の「秋の七草」に数えられているのは「萩・キキョウ・ススキ」の3種。本来の「秋の七草」の中では、今でも花屋や生垣などで 比較的目にする機会が多いということもあるのでしょうが、長い年月をかけて風土に育まれた美意識やメンタリティーは急激には変わらないということなのかもしれません。ちなみに残りの「秋の七草」では、「なでしこ」8位、「オミナエシ」12位、「葛」14位、「フジバカマ」26位という結果。 20代女性が選んだ「現代版・秋の七草」のトップは「アロエ」 「現代版・秋の七草」を年代別に見ると、もっとも特徴的なのは20代でした。 (6位に同率で3種入ったため8種) トップには「アロエ」「イチョウ」「なでしこ」が同率で並び、4位の「コスモス」までが2割を超えました。このうち「アロエ」は20代の支持が圧倒的に高く(50代・9.7%、40代・8.8%、30代・13.6%)、40・50代とは10ポイント以上の差が出ました。また本来の秋の七草に含まれている「撫子」も20代の支持が他年代(50代・11.8%、40代・7.9%、30代・8.8%)に比べて高いという結果でした。 20代は、肌や体に効果があるといわれている植物(「アロエ」「ドクダミ」)、花がカラフルでかわいい植物(「コスモス」「なでしこ」)に親近感を抱く傾向にあるようです。 新スキンケアシリーズ「役草堂(やくそうどう)」について 2006年8月24日、新発売の日本古来の植物の力に着目したスキンケアシリーズ。製薬会社ならではの視点で、何百とある日本古来の植物の中から七つを選択。その七つの植物から成分を抽出し完成させた『美肌の七草』を全品に配合しています。さらに柚子、アロエベラ、黒豆、米といった和の素材にも着目し、組み合わせました。美容液、3つの化粧水、クリームの全5品のラインナップです。 秋の七草が、なんなのか知らずとも、折々の季節の花にふれておれば、それで充分。なのだけれども、周囲の環境は決してそれほど甘くはない。大都会ならずともこの国の環境は、まことに宜しくない。自然は極端なまでに放逐され、人工物、化学物質に満ち溢れています。自然の川をわざわざコンクリート・ブロックで固め、鳥や小さな生き物たちを寄せ付けない。農業用水路がコンクリート化し、農薬の大量散布でメダカは今や絶滅危惧種と言われている。 ある日、気づいてみたら、ヒトも絶滅危惧種のレッド・リストに 入っていた。そんな馬鹿げた事は、決してないとは思う、のだけれど … 、 秋風の身にしむ頃の哀しみは ゆえなく来たり我を満たしむ 車椅子、押して母と共に見し 看護病院のコスモス畑 残されし吾が人生の明晰なる 時はいくばく呆(ほう)けぬ先に 山は暮れ 野はたそがれの 芒哉 蕪村
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こんな秋の七草の紹介があったのだ!とただただ感激しております。知と情、どちらも大切にして、しかも鋭敏な感覚に参ってしまいました。末尾のお歌三首もみごとですし、最末尾の蕪村の句、私の愛唱句です。かつて国木田独歩が「武蔵野」で紹介してくれたので、なお忘れがたい名句だと思い続けています。
2007/12/21(金) 午前 8:06