今日の出来事ロジー

7月19日は、 河合隼雄 の命日です。

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 平成18年10月14日(土)昨夜:北朝鮮制裁決議再修正案に手直しを加えた最終案基本合意。


 10月14日、臓器売買…、今度は廃棄
 腎臓を捨てるとは…、「信じられない」

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 臓器移植のための腎臓を誤って捨ててしまう。名古屋市南区の社会保険中京病院で13日に
発生した医療ミスに、医療関係者たちは「信じられない」とショックを受けている。

 愛媛県宇和島市の臓器売買事件の発覚直後に起きた不祥事。廃棄された腎臓とともに、
臓器提供者(ドナー)の最期の善意と医療への信頼が踏みにじられた。

 手術は絹川副院長ら泌尿器科の医師5人で担当。摘出した2個の腎臓のうち1個は院内で、
もう1個は別の病院に運んで移植する予定だった。しかし、院内で移植する患者がまだ確定
していなかったので、摘出チームのうちの一人の医師が、腎臓を「置いておいて」と看護師に
指示したという。(慣れから出来する日常業務の陥穽。)

 腎臓は別々に2個のクーラーボックスに入れ、手術室内に置かれた。その後、看護助手が
次の手術準備のため、別の看護助手に「手術室をきれいにして」と指示。この看護助手らが、
室内にあったクーラーボックスを台車に乗せ、機材を洗浄したり、組織片を捨てたりする
クリーンアップルームに運んだ。その後、洗浄を担当する別の看護助手が、ボックスを開け、
さらに保存液などを入れて4重になっている袋を開き、腎臓を捨ててしまったという。
院内には臓器移植ネットワークのコーディネーターが待機しており、別の病院へ運ぶ腎臓を
受け取るはずだった。(臓器は、単なるモノ、という認識。畢竟、患者もモノであろう。)

 ドナーから摘出した腎臓を入れたクーラーボックスは通常、受け取る人が来るまで、手術
室内に置いておく慣習という。臓器が入っているという表示はないが「臓器を袋に入れ、
さらに小さな箱にしまったうえで、氷の入ったクーラーボックスの中に入れてある。それを
わざわざ開けて捨ててしまうとは誰も想定していない」と大島副理事長は肩を落とした。
(最小限の想定範囲が一体なんの意味を持つのか。臓器に対する畏敬の念などもとより無い)


 ※ 臓器を移植するとは、一体どう言う意味なのか、賛否両論から今一度、問い直して
欲しいものだ。あわせて、“人間の死”とは何かを中途半端に端折ってしまった脳死臨調の
過ちを見直し、根本的な論議を掘り起こすべき。

 人間を多くの部品から構成されるモノとして扱い、「人間死ねば、生ゴミ」とするのも、
ひとつの見識。あるいは、病院を人間再生の工場として、旧態依然とした病院の業務形態を
システマティックに見直し、イージーミスを原理的に排除するやり方も考えるべき。

 他方、人間の“尊厳”に徹底的にこだわり、臓器移植に関してドナーにならず、レシピエント
にもならず、と言うあり方も尊重されるべき。これら両極論の間に存在する、無数とも
言える多くの考え方、人生観にすべて応えることは不可能。どのようにして有効な妥協点を
構築するか、現実的議論が待たれる。 今のままでは、全てが曖昧だ。

  こういう本がある。

 PHP新書 『脳死・臓器移植の本当の話』 ISBN:4569626157 (2004-06-02出版)
 小松美彦:著 \997(税込) (脳死者をめぐる長年の論争に終止符を打つ論考)

 序 章 「星の王子さま」のまなざし
 第2章 脳死・臓器移植の「外がわ」
 第3章 脳死神話からの解放
 第4章 「脳死=精神の死」という俗説
 第5章 植物状態の再考
 第6章 脳死・臓器移植の歴史的現在
 第7章 「臓器移植法」の改定問題
 終章 旅の終わりに

 脳死者の臓器提供をめぐる問題に何があるのか? 「臓器移植法」改定を前に、長年の
 論争の焦点を整理する。生命倫理の本質をえぐった渾身の大作。

 「脳死者は臓器摘出時に激痛を感じている可能性がある」「家族の呼びかけに反応する
ことがある」「妊婦であれば出産できる」「19年間生き続けている者もいる」。1997年に
「臓器移植法」が成立して以来、日本でも脳死・臓器移植は既成事実となった感が強い。

 ところが近年、脳死を人の死とする医学的な根本が大きく揺らいでいるのだ! 本書は
脳死・臓器移植の問題点を、歴史的、科学的に徹底検証。報道されない真実を白日の下に
さらし、「死」とは何か、「人間の尊厳」とは何かをあらためて問い直す。1968年に行なわれた
和田移植、1999年の高知赤十字病院移植との綿密な比較検討から浮かび上がる衝撃の
新事実に、読者の目は大きく見開かれることだろう。

 読者の道案内役をつとめてくれるのはサン=テグジュペリ作の「星の王子さま」。
「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ」という言葉が問題を解くカギとなる。



  臓器移植法改正2案 審議入りめど立たず ( 2006年10月2日 )

 生体移植に依存する臓器移植の現状から、国内で脳死移植を受けられる機会を増やそうと
臓器移植法を改正して臓器提供の条件を緩和する動きがある。改正法案は国会に提出されて
おり、移植推進派は早期成立をめざしている。

 現行法は脳死臓器提供は本人の書面による同意と家族の承諾が必要。15歳以上という年齢
制限もある。

 自民・公明の有志議員による改正案は、「脳死は人の死」を原則に本人の意思が不明でも
家族が同意すれば脳死判定・臓器提供を可能とする「家族同意案」と本人の意思表示を必要
とした上で、年齢制限を15歳以上から12歳以上に緩めた「年齢緩和案」の二つ。

 だが今の臨時国会は改正教育基本法など重要法案が目白押しで、両案とも審議入りのメド
すら立っていない状況。また臓器移植を増やすと期待される家族同意案には慎重な意見も、
根強くあり今後の審議は不透明。推進派は「せめて審議だけでもしないと次の通常国会でも
後回しになる」と焦燥感を強めている。


 ※ 臓器は誰のものか? 個人の死は、個人に帰属しないのか?

 本人の意思が不明でも、家族が同意すれば脳死判定・臓器提供を可能とする「家族同意案」
これは、分かりやすく表現すれば、本人の意思に反して臓器摘出を可能とするものです。

 翻って、献体希望の本人意思を、家族の同意が得られないということで、断念する事例が
病院内で頻発している。トラブルを嫌う病院は、家族を説得する努力はしない。このように
死んだ者の遺志は、いとも簡単に葬り去られる。

 人は中々、思うようには生きられない。せめて死に方くらいは、自分のイメージ通りで、
あって欲しいものだ。もうひとつの、本人の意思表示を必要とした上で年齢制限を15歳以上
から12歳以上に緩める「年齢緩和案」とは、何を意図するのか。3年間の意味とは、何か?

 とりあえずの、対症療法的な発想だけでは、今日の脳死をめぐる問題を根本的に解決する
ことは出来ないだろう。時間はかかっても、本道こそが最短の近道なのだ。


 「脳死」臓器摘出・移植、その根本的矛盾
 移植を成功させる絶対条件は、移植される臓器の鮮度

 移植された臓器は、レシピエントの中でつねに拒絶され続ける。これを緩和させるため、
免疫抑制剤が使われる。これは人為的にエイズ罹患の状況を作り出すことにも似た行為。

 拒絶され続けても、なお生存するタフネスが移植臓器には求められる。移植臓器が激しい
拒絶の中で生存するための絶対条件は、鮮度なのだ。当然のことながら、延命治療を手厚く
行えば行うほどに、鮮度は落ちることになる。移植の成功を願えば、どうしても早目の摘出
が望まれる。臓器は、ドナーのためにではなく、レシピエントのためにこそ、役立つべきだ
という考え方が必然的に生まれる。


   いのち、とは何か?

 いのち、とは囲い込むもの。内側と外側とを区別するもの。内側の恒常性を確保するもの。
 いのち、とは自己と非自己とを峻別するもの。本来的に排他的なもの、攻撃的なもの。

 雛鳥に他の雛の脳を移植する。移植された雛は、徹底的に非自己の脳を攻撃する。
 その結果、雛は死にいたる。命をかけても他者を排撃する。これが、いのち。

 つまり、免疫抑制剤とは、いのちを疎外する自己矛盾の極みと言わねばならない。


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  生きることにリアリティーの無い者は、死ぬことにもリアリティーがない。

 「遺言 お金はすべて学校に寄付します。うざい奴等はとりつきます。さよなら」
 「いじめが原因です。いたって本気です。さようなら」
 「seeyouagein? 人生のフィナーレがきました さようなら
 さようなら さよ〜なら〜」(※ SHOOLL KILLERを連想)
 「生まれかわったら ディープインパクトの子供で最強になりたいと思います」
 「お母さん お父さん こんなだめ息子でごめん 今までありがとう。いじめられて
 もういきていけない」

 人間、どんな人生であれ、真剣に生き、真剣に死にたい。そうありたい…
 冗談みたいな人生でも、冗談みたいな死に方はしたくない。
 泥酔して路傍に死ぬとも、こんな死に方はしたくない。
 難しいゲームに嫌気がさしてリセットするにしても、
 最期の痕跡をもっと明確に、徹底的に遺したい。
 一人おとなしく死んでも、世の中、何にも変りゃーしない。

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