今日の出来事ロジー

7月19日は、 河合隼雄 の命日です。

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 平成18年12月7日(木)昨日:放射性廃棄物最終処分場誘致を断念、滋賀・余呉町。

 原発の使用済み核燃料を再処理して出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場について、
滋賀県余呉町の畑野佐久郎町長は6日記者会見し、町民の理解を得られなかったため誘致を
断念すると表明。最終処分場は原子力発電環境整備機構が2002年から公募。応募した自治体
はまだない。

 ※ 地域格差社会を前提とする原発行政:原発関連施設は当然ながら極めて危険な施設。
だからこそ都市部を避けて建設されている。過疎地の経済的に恵まれない地域を狙い定めて
交付金、補助金という“ニンジン”をぶら下げて籠絡する。現地で起きる反対運動に対して
は、巧妙に利害関係の対立構造を作り出して切り崩してゆく。練り上げられたマニュアルが
存在する権力行使の方法論。



 12月7日は、与謝野晶子の誕生日です。

 ○ 與謝野晶子 (1878年12月7日〜1942年5月29日)

 大阪・堺市堺区出身。旧姓は鳳(ほう)。戸籍名は志よう。晶子の「晶」は「志よう」から
取ったもの。夫は与謝野鉄幹。

 堺の老舗和菓子屋「駿河屋」の父・鳳宗七、母・津祢の三女。9歳で漢学塾に入り、ほかに
琴・三味線なども習った。堺女学校に入学すると『源氏物語』などを読み耽り古典に親しむ。
兄の影響で尾崎紅葉、幸田露伴や樋口一葉の小説も読むようになる。

 20歳頃、店番をしながら短歌を投稿するようになる。浪華青年文学会に参加の後、1900年に
歌人・与謝野鉄幹が創立した新詩社の機関誌『明星』に短歌を発表。翌年家を出て東京に移り
女性の官能をおおらかに謳う処女歌集『みだれ髪』を刊行し浪漫派の歌人としてのスタイルを
確立。与謝野鉄幹と結婚する。

 1904年9月、『君死にたまふことなかれ』を『明星』に発表。1911年、史上初の女性文芸誌
『青鞜』創刊号に、「山の動く日きたる」で始まる詩を寄稿。11人の子をなす。

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  『君死にたまふことなかれ』

 ああおとうとよ、君を泣く 君死にたまふことなかれ
 末に生まれし君なれば 親のなさけはまさりしも
 親は刃をにぎらせて 人を殺せとをしへしや
 人を殺して死ねよとて 二十四までをそだてしや

 堺の街のあきびとの 旧家をほこるあるじにて
 親の名を継ぐ君なれば 君死にたまふことなかれ
 旅順の城はほろぶとも ほろびずとても何事ぞ
 君は知らじな、あきびとの 家のおきてに無かりけり

 君死にたまふことなかれ すめらみことは、戦ひに
 おほみづからは出でまさね かたみに人の血を流し
 獣の道に死ねよとは 死ぬるを人のほまれとは
 大みこころの深ければ もとよりいかで思されむ

 ああおとうとよ、戦ひに 君死にたまふことなかれ
 すぎにし秋を父ぎみに おくれたまへる母ぎみは
 なげきの中にいたましく わが子を召され家を守り
 安しときける大御代も 母のしら髪はまさりぬる。

 暖簾のかげに伏して泣く あえかにわかき新妻を
 君わするるや、思へるや 十月も添はでわかれたる
 少女ごころを思ひみよ この世ひとりの君ならで
 ああまた誰をたのむべき 君死にたまふことなかれ


 1904年9月、半年前に召集され旅順攻囲戦に加わっていた弟を嘆いて『君死にたまうこと
なかれ』を『明星』に発表。とくにその三連目で「すめらみことは戦いに/おおみずからは
出でまさね」とし、晶子と親交の深い歌人であったが、国粋主義者でもあった文芸批評家の
大町桂月はこれに対して、「家が大事也、妻が大事也、国は亡びてもよし、商人は戦ふべき
義務なしといふは、余りに大胆すぐる言葉」と批判。

 晶子は『明星』11月号に「ひらきぶみ」を発表、「桂月様たいさう危険なる思想と仰せら
れ候へど、当節のやうに死ねよ死ねよと申し候こと、またなにごとにも忠君愛国の文字や、
畏おほき教育御勅語などを引きて論ずることの流行は、この方かへつて危険と申すものに候
はずや」と行過ぎた国粋主義を非難、「歌はまことの心を歌うもの」と桂月の批判を一蹴。

 大町桂月は「太陽」誌上で論文「詩歌の骨髄」を掲載し「皇室中心主義の眼を以て、晶子
の詩を検すれば、乱臣なり賊子なり、国家の刑罰を加ふべき罪人なりと絶叫せざるを得ざる
ものなり」と晶子を激しく非難したが、鉄幹と平出修の直談判により、桂月は詩歌も状況に
よっては国家社会に服すべしとする立場は変えなかったが、晶子に対する「乱臣賊子云々」
の語は取り下げられ、論争は収束する。

 この騒動にも拘わらず、晶子は決して反戦歌人ではなかった。日露戦争当時「幸徳秋水の
反戦論は大嫌いだ」と公言し、第一次大戦の折は「戦争」という詩のなかで「いまは戦ふ時
である、戦嫌ひのわたしさへ 今日此頃は気が昂る」と歌っている。満州事変勃発以降は、
満州国成立を容認・擁護し、昭和17年に発表した「白櫻集」で「君死にたまうなかれ」とは
逆に、戦争を鼓舞する歌を作った。

 時勢により心情を変化させた転向者と、晶子を批判する主張もある。ただ「君死にたまう
ことなかれ」はあくまでも弟への私信に書き付けたものであり、当時の女性が家族を戦争に
向かわせる辛さを、心のままに表した歌であることを評価すれば足りる。


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  「窮民でない」とコメ廉売券交付を断られた与謝野晶子

 「晶子女史は窮民でない、廉売券の交付を謝絶さる、
               女史は語る、『本とうに困るから願ひました』」


 1918年(大正7年)8月28日付読売新聞「よみうり婦人付録」欄に、こんな見出しの記事が
載っている。「コメ騒動」さなかのこと。

 「歌人として評論家として又十人の子福者として名の高い与謝野晶子女史は去廿五日良人
鉄幹氏と連名で麹町区役所宛に白米廉売券の配布を請求されました。家内が十人以上で然も
一定の収入がないといふのがその理由だったさうです」

 この「白米廉売券」というのは、東京市と各区が米価暴騰に苦しむ「窮民」の救済策として
8月中旬から配り始めたものです。

 東京の米価は、第1次世界大戦が始まった4年前(1914年)に1升10〜15銭だったのが、この
月には約4倍の1升50銭にも達し、それでなくても大戦によるインフレで苦しくなっていた庶民
の家計を直撃。西日本のコメ騒動の波及を恐れた東京市は外米、朝鮮米を緊急輸送し、小学校
などを会場に1升15銭程度の安売りを始めていました。


  「女中が出て来たりする」大きな家はだめ

 さて「家族が10人以上いるうえ、定まった収入がない」と白米廉売券を請求した与謝野家。
「区役所の役人は生活問題の研究材料にでもされる事と思ったものか、その配布を断って来た
さうです」。その理由を記者が区役所を訪ねて取材すると、廉売の担当者はこう答えました。

 「与謝野さんの方の事はどうなってゐますか、只今たしかには判りませんが、元来が窮民の
救済を第一の目的として居りますから、其職業、収入、家族、家賃などを常に区内を巡回して
ゐる水道係や衛生係の者に調査させまして、本当に困窮してゐると認めたものに廉売券を交付
する事にして居ります」

 「勿論月収が六十円ありましても家族が多ければ、月収二十円の独身者よりも遙かに困るの
でありますから、その辺の斟酌もいたしては居りますが、調査に参りますと大きな玄関構えの
家で、取次に女中が出て来たりするやうな家では、まだまだ余裕のあるものと認めねばなりま
せず、或はその家が借家でなくて自分の持家であったり、或は郵便貯金をしてゐたりするやう
では、矢張りそれ以上に貧窮な者へ廉売券を遣はさねばなりませず、この辺の差別が誠に面倒
なのであります」。


  大家族を抱えて「必要に迫られて」いたのに

 これを受け、記者は与謝野家を訪ねました。次は、区役所の対応について意見を求められた
晶子の談話です。(まるで、昨今のリポーターを彷彿させます。)

 「田尻市長から誰でも困るものには廉売券を交付するといふやうなお話しを紙上で承知しま
したので、与謝野と両人連名で区役所へ請求の書面を差出しましたのです。ところが区役所か
らは、さほどの家とは認めないと言って断って参りました。私の所では何か別に為めにすると
か、そんな余裕のある考へからではなく、まったく必要に迫られてゐますからお願ひを致した
訳ですけれども、認められないのでは何とも致方がありません」。

 記事は、次のように締めくくられている。

 「斯く話さるる間も女史は歯痛のためか、頻りに歯を気にして居られました。最初お玄関に
お訪ねしました時もいつもの女中の姿は見えず、お嬢さんが取次ぎに見えまして、直ぐに女史
が玄関先へお出でになりました。他より聞く所によれば夫君鉄幹氏も目下患って居られるさう
です」。

 当時、晶子は39歳。23歳で鉄幹と結婚、以来16年の間に10人の子どもを生み(さらにその後
1人出産)、子育てに仕事にと、まさに髪ふり乱しての奮戦の日々でした。


 その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな

 春みぢかし何に不滅の命ぞとちからある乳を手にさぐらせぬ

 やわ肌のあつき血潮に触れも見でさびしからずや道を説く君


※ 先頃、体調不良を訴え入院した自民党の与謝野馨は孫になる(東京1区)。


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