今日の出来事ロジー

7月19日は、 河合隼雄 の命日です。

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 1888年12月26日、菊池寛(かん)が誕生しました。(1888〜1948)(本名:寛<ひろし>)


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 15歳の頃から、半紙をつづり合わせて帳面を作り、それに小説を書き始めました。
小学校時代から読書欲は旺盛で、高松中学校に入ると、日曜日には必ず図書館に通い
市立図書館の蔵書2万冊のうち、中学生の読みこなせるものを全て読破したと言う。

 京都大学英文科に進学し図書館の演劇関係の蔵書を耽読、劇作家の基礎をかためる
と共に、一高時代の旧友芥川龍之介、久米正雄らと第三次、第四次「新思潮」を発刊
する。卒業後は、戯曲「父帰る」を発表、「無名作家の日記」、「忠直卿行状記」、
「恩讐の彼方に」などの小説を次々に発表し認められた。新聞連載の「真珠夫人」も
大いに人気を博した。

 大正12年には雑誌「文芸春秋」を創刊、文芸春秋社を一躍大出版社へと育て上げ、
昭和10年には芥川賞、直木賞を、昭和14年に菊池寛賞を設定して文学の発展に貢献。

 戦時中は従軍作家として中国戦線を巡り「西住戦車長伝」などを発表、これら著作
と社会活動のかどで、1947年にGHQから公職追放処分を受け、解除を見ぬままに、
昭和23年3月6日、持病の狭心症のため逝去。享年60。

 彼の才能は、出版社経営に遺憾なく発揮されている。「文藝春秋」の部数下落傾向
を食い止めるために始めた芥川・直木両賞は今日に至るまで大いに成功している。

 世話物に長けており、近頃はTV「真珠夫人」で久々に脚光を浴びた。



 ○ 『小説家たらんとする青年に与う』(抜粋)(1923年、菊池寛・35歳)

 小説を書くということは、決して紙に向って筆を動かすことではない。我々の普段の
生活が、それぞれ小説を書いているという事になり、また、その中で小説を作っている
べき筈だ。どうもこの本末を転倒している人が多くて困る。

 小説を書くということは、紙に向って筆を動かすことではなく、日常生活の中に自分を
見ることだ。すなわち、日常生活が小説を書く為の修行なのだ。学生なら学校生活、職工
ならその労働、会社員は会社の仕事、各々の生活をすればいい。そうして小説を書く修業
をするのが本当だと思う。

 生活しながら、色々な作家が、どういう風に、人生を見たかを知ることが大切だ。それ
にはやはり、多く読むことが必要だ。小説というものは、或る人生観を持った作家が世の
中の事象に事よせて、自分の人生観を発表したものなのである。

 そこで、まだ世の中を見る眼、それから人生に対する考え、そんなものが、ハッキリと
定まっていない、独特のものを持っていない25歳末満の青少年が小説を書いても、それは
無意味だし、また、しようがないのである。

 自分が書きたいこと、発表したいもの、また発表して価値のあるもの、そういうものが
頭に出来た時には、表現の形は、あたかも、影の形に従うが如く、自然と出て来るものだ。
小説を書くには、小手先の技巧なんかは、何んにも要らないのだ。短篇なんかをちょっと
うまくまとめる技巧、そんなものは、これからは何の役にも立たない。

 文芸が発達して来て小説が盛んに読まれている以上、文学の才のある人は誰でも上手く
書くと思う。そんなら、何処で勝つかと言えば、技巧の中に匿された人生観、哲学で自分を
見せて行くより、しようがないと思う。

 作品の背後に生活というものの苦労があるとないとでは、人生味といったものが、何と
いっても稀薄だ。だから、その人が、過去において、生活したということは、その作家と
して立つ第一の要素であると思う。そういう意味からも、本当に作家となる人は、くだら
ない短篇なんか書かずに、もっぱら生活に没頭して、将来、作家として立つための材料を
収集すぺきである。

 かくの如く、生活して行き、そうして、人間として、生きて行くということ、それが、
すなわち、小説を書くための修業として第一だと思う。


 ※ 中学生の頃、テレビで見た、菊池寛の『父帰る』という舞台が妙に印象に残った。
家族の愛が、実は結構かんたんに壊れてしまうんだ、との印象を持ったのかも知れない。
一年ほどたって、文化祭で担任教師が『父帰る』の父親役を熱演した。私はなにがしかの
メッセージを受けとめたようだった。


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私は、菊池寛より芥川龍之介を愛読していました。彼を愛読する友人がいまして、日本女子大の傍の彼の自宅、銀座の文芸春秋社に連れて行ってもらいました。ちなみに、その時私は日本女子大のスクーリングのため初めての上京でした。亡き父母と のどかに歩む へんろ路

2006/12/29(金) 午前 5:21 [ kaz*_51** ]


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