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平成19年6月29日(金)TBS総会:楽天、三木谷氏惨敗。「買収防衛策」77%で可決。 28日、楽天とバトルを展開しているTBSの定時株主総会が都内のホテルで開かれ、TBSが圧勝。最大の目玉だった新たな買収防衛策の導入について、出席株主の3分の2を大きく上回る77.1%が賛成し、あっさりと可決。楽天の三木谷浩史社長は姿を見せなかった。 ◇ 世の中、いろんな事がありますが… そんな大人たちのばかばかしい騒動なぞには、いささかも影響されない おさない魂の、無垢の物語があります。 私たち大人らこそ、しみじみと味読すべき『きいろいばけつ』。 『きいろいばけつ』もりやま みやこ作、つちだ よしはる絵
あかね書房、発行:1985.4
(ただ愛しく思うことの豊かさ/栗太郎、2006/03/31) きつねのこが、森でみつけた黄色いバケツは、前からずっと欲しかった、 夢見たとおりのバケツです。誰かが忘れていったのか、落としていったのか 友だちに相談すると、1週間誰も取りに来なかったら、きつねくんのものに したらいいと言ってくれます。 きつねのこは、毎日なんべんも、バケツのところに行きました。うっとり ながめて、ちょっとさげてみて、隣で眠って……どんどんそのバケツが好き になっていくのです。 きつねのこの健気なこと!1週間待つと決めたからには、1日ぐらいいいやと ズルしたりはしません。ながめたり触ったりはするけれど、1週間たつまでは、 そのバケツは自分の物ではないと、ちゃんと線を引く事ができるのです。 一日一日とたつうちに、少しずつ自分の物に近づいてくる黄色のバケツ。 嬉しくて、でも期待しすぎちゃいけないと、ドキドキするきつねのこが、 あんまりに可愛くて、せつなくなってきます。 けれど1週間後、きつねのこが見にいくと、バケツはなくなっていたのでした。 実は最初に読んだ時、「バケツはきっと、きつねのこへのプレゼントだったんだ。 きつねの両親が町から黄色のバケツを買って来たけど、ひょんなことから落として しまう。1週間、きつねの両親は内緒のままでバケツを探していて、今日やっと みつけた。だから、きつねのこが家に帰ると、黄色いバケツが彼を待っている」 なんてストーリーを考えてしまい、なんだかさもしい私と、ひそかに落ち込みました。 きつねのこは、そんな子どもっぽいハッピーエンドを必要としていませんでした。 あれほど楽しみにしていて大切に思っていたバケツなのに、きつねのこは1週間、 じぶんの物だったからいいと言うのです。なんて潔くて凛々しいのでしょう。 ぎゅっと抱きしめてあげたくなりました。 人にしても物にしても、ただただ愛しくて大切に思っている純粋な気持ちが、 いつのまにか自分のものにしたいという欲を生みます。所有すること、 支配することでは、心は満たされない。きつねのこは、黄色いバケツを自分の物に することはできなかったけれど、1週間とても大切に想いつづける事ができたから、 心は豊かで穏やかなのでした。 ちょっぴり残念で、淋しくても。 |

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