今日の出来事ロジー

7月19日は、 河合隼雄 の命日です。

全体表示

[ リスト ]

 平成19年10月11日(木)昨日:首相代表の自民支部の不適切寄付は計820万円。

 福田首相が代表を務める自民党群馬県第4選挙区支部が2003、2005年の衆院選前、国の事業を受注していた設備工事会社「藤田エンジニアリング」と子会社の空調設備会社「藤田テクノ」から計400万円の寄付を受けていた問題で、藤田テクノから衆院選前に受けた献金はこれ以外に200万円あったことがわかった。

イメージ 1
 同社は選挙期間中を含む2003年度、農林水産省関東森林管理局から計約290万円の設備保守業務などを請け負い、同年10月の衆院選公示12日前に200万円を寄付していた。同支部が、国と契約を結んでいた企業から衆院選公示日前後に受けた寄付は、返金分も含め計4社、820万円。福田首相は10日の衆院予算委員会で「国の仕事をしていることを一切承知せずに受けてしまった。大きな過失だ」と述べた。



 10月11日は、モーリヤックの誕生日です。

 ◇ フランソワ・モーリアック(1885〜1970)

イメージ 2
 ボルドー生まれのフランスの作家。幼いとき父を失い、カトリック信仰の篤い母の手で育てられる。ボルドー大学に学んだのち、20歳でパリに出て、古文書学校に学びながら詩や小説を書き始め、コクトー、バレスらと交わる。第一次大戦には看護兵として従軍、1922年の小説「癩者への接吻」で新進作家として認められ、以後次々と作品を発表。評論家としてもすぐれた業績を残す。

 第二次世界大戦にはレジスタンス運動に加わり、「黒い手帳」「とかれた猿轡」を著す。戦後反共の道をとるものの、アルジェリア事件では反植民地主義を主張し、一貫して反ファッショの立場を貫く。代表作に、「火の河」「愛の砂漠」「夜の終わり」「黒い天使」「テレーズ・デスケルウ」「海への道」「パリサイの女」「蝮のからみあい」など。1952年ノーベル文学賞を受賞。ボルドー地方を舞台とした作品で、「神なき人間の苦悩」を描くカトリック作家の代表としての地位を築く。

 「人の心が苦しめば そこにキリストが住まわれる」  モーリヤック


 ◇『テレーズ・デスケルウ』(遠藤周作訳/講談社文芸文庫 \956)

 テレーズが夫・ベルナールを毒殺しようとするに至る心理描写と、風景描写が詩的緊張をもって絡み合う。毒殺は未遂に終わるが、被害者である夫の偽証によりテレーズは救われる。それはスキャンダルを懼れる夫の打算でしかなかったのだ。世間体を憚って離婚はせず、テレーズとは別居する夫。

 夫は、テレーズがなぜ自分を殺そうとしたのか考えようともしない。テレーズには全く無関心であった。社会道徳にしばられた夫と、生きることの退屈さを嘆くテレーズとの対照は、陰鬱で出口のない、やりきれない心理が累積してゆく。モーリアックをしてノーベル賞を受賞せしめた一編。

 テレーズは夫のベルナールを嫌ってはいない。けれど、ただただうとましい。同じ空間で呼吸していることに耐えられないほどの限界を感じている。ベッドで寝返りをうった夫の体は、気味の悪いような生暖かさだった。片手で向こうへ押しやる。だが、じきに夫は体を再び押しつけてくる。ひと晩のうちに何度こんなことを繰り返すのだろう。一生のうちに何度こんなことを繰り返さねばならないのだろうか。二度とこちら側に寝返りがうてないような、遠い彼方にこの人を押しやってしまいたい。

 不幸なことにベルナールには、なんらの落ち度もなかった。少なくとも社会的にみれば、何の瑕疵もなかったのだ。それこそがテレーズには、耐え難い苦痛だった。夫婦の間に諍いがあるわけでなし、そもそも喧嘩になるほどの交流すらない。経済的にも頗る安定しており、テレーズが文句を言う筋合いなど何処にもなかった。これでは、テレーズの悲劇は無限に続くかのようだった。

 或る日、テレーズは家を出ようと決めた。だが、その日は凄まじいばかりの猛暑日だった。こんな暑い日に出て行く気にはなれない。テレーズは夫・ベルナールの毒殺を心中に計画する。自分自身を変えられなかったテレーズは、夫の存在を変えることにしたのだ。

 ※ テレーズ=ラテン語のテレジア=スペイン語のテレサ=聖女の名。

 「ぼくの小説のすべての主人公よりもさらに汚れた作中人物を、ぼくが考え出したのをみて、多くの人は驚くだろうが、美しい秘密に満ち、暗い秘密を心に持たぬ人間については、ぼくは何も言うことなどできないのである。内に暗い秘密をもたぬ人間は語るべき何もないからだ。ぼくが知っているのは、ただ泥のように汚い肉体に隠れまじった心の物語なのだ」 モーリアック。

 カトリック教徒・モーリアックと『テレーズ・デスケルウ』との乖離に作家自身も懊悩し、翌年に『キリスト者の苦悩』、2年後に『キリスト者の幸福』を書く、さながら帳尻合わせのように。彼に心酔した遠藤周作も、その乖離に苦しんだ。その苦しみの中から、『海と毒薬』『沈黙』が生まれた。


 「わたしはよく読者からこんな質問を受ける。あなたはあなたの小説のなかで扱われている醜悪なものをどこから探し出してくるのですかと。するとわたしは目を伏せて答えざるをえない。マダム、それはわたし自身のなかからです」 モーリヤック


 【参照】10月11日、オクトバーウィンク
 http://blogs.yahoo.co.jp/sw21akira/21441661.html

 【参照】10月11日、賽銭泥が延暦寺放火
 http://blogs.yahoo.co.jp/sw21akira/21479323.html

 2005年10月11日、岐阜県伊深・正眼寺、諸堂改修落慶法要。

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事