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小沢茶番劇の実相と、噂の真相 「平時の羽田孜、乱世の小沢一郎、大乱世の梶山静六」と、かつての金丸信元幹事長の人物評が知られているが、「大乱世の梶山静六」は既に鬼籍に入った。「平時の羽田孜」は今や足元も覚束ないほどで、政治的影響力は絶無と言える。今回の「小沢騒動」は、あえて乱世を演出して見せたのか。一夜明けても依然として、彼の真意が見えてこない。 ◇ とんだ茶番劇、辞意撤回の小沢代表 代表辞任の意向を表明していた民主党の小沢一郎代表(65)は6日夜、慰留を働きかけた同党の鳩山由紀夫幹事長らに対し、「大変ご苦労をかけた。感謝している。本当に恥をさらすようだけど、皆さんの意向を受けてぜひもう一度がんばりたい」と述べ、党執行部の要請を受諾し、代表を続投する考えを表明。鳩山氏が小沢氏との会談後、民主党本部で記者団に明らかにした。 鳩山氏は、小沢氏が4日早朝に提出した辞職願を返却したことを明らかにし、自民党との大連立や(連立に向けた)政策協議について「もはや終わった話だ」と述べた。山岡賢次国対委員長も記者団に「それは(連立と政策協議)はまったくない」と指摘した。 民主党は7日午後4時半から、小沢氏も出席して両院議員懇談会を開いた。小沢氏は続いて記者会見を行い、続投を決めた経緯を説明。ただ党内には、小沢氏の党運営や辞任表明の際の党批判に対する不満もくすぶっており、小沢氏がこれまで同様の求心力を保てるかどうかは不透明。 小沢氏が求心力を高めるには、「与党と厳しく対峙しながら、政策面で政権担当能力を示さなければならない」(小沢氏側近)ことになり、続投しても厳しい党運営を迫られる。福田首相と小沢氏が一旦は合意していた大連立構想は、続投を要請した民主党内の大半が否定的であり、連立に向けた動きはストップする。ただ、党内には「いずれはまた連立を模索したりはしないか」との懸念も根強く残っている。 また、小沢氏が「(福田首相は)安全保障政策で重大な転換を決断した」とし、党首会談の成果として挙げていた自衛隊の海外派遣のための恒久法の協議も頓挫する見通し。山岡氏は連立に向けた与党との政策協議の可能性について否定、「民主党は雨降って地固まる、だ。問題が起きるのは自民党の方だ」と対決姿勢を鮮明にした。 ◇ 予定調和的シャンシャン両院議員懇談会(11月7日) 民主党の小沢一郎代表は7日夕、党本部で開いた衆参両院議員懇談会に出席し、自民党との「大連立」構想に端を発し、辞意撤回に至るまでの一連の経緯を説明した。その後、記者会見し代表続投を正式に表明した。 代表続投を巡っては、連立は認めないことを前提に、執行部が党内の支持を取り付けた経緯がある。小沢氏が政府・与党と対決姿勢を示す一方で、福田康夫首相とひそかに連立を巡って協議したことへの不信感や、辞任表明に当たって党の現状を「力量不足」などと断じたことへの反発も依然として根強い。7日も党内では「代表への気持ちは変わった。複雑な気持ちだ」(参院若手)との声が漏れていた。 ※ これ以上のダメージを回避すると言う一点で、党内の批判勢力を封じ込めた形。小沢代表もひたすらの低姿勢で、次ぎの総選挙を自身の最後の仕事と位置づけたようだった。 ◇ 記者会見での小沢代表の説明(11月7日) 小沢氏は、2ヶ月ほど前に「さる人」に呼ばれて、「連立しかない」と言われたとか。記者が「読売新聞の渡辺恒雄氏か?」と問うと、自分からは個人の名は言えないと返答を避けたが、まず間違いはないようだ。次には「さる人」に、福田総理の代理の人に会ってくれないかと言われて、代理人と会合する。どうやら代理人は森喜朗元首相だったようだ。その会合で、両者の以心電信柱なのか、阿吽のコキュー(cocu)なのか、とにかく「大連立」構想が浮上したらしいのだ。 ※ 森氏は「大連立はうまくいかなかった。小沢氏がなんとか民主党をまとめると思ったんだが…」とこぼしたという。そして福田首相は、周囲にこう漏らしたと言います、「年内にもう1回くらいサプライズをやろうかな…」。 ◇ 読売・渡辺会長、鳩山氏にも「大連立構想」持ちかけていた(11月8日) 民主党の鳩山由紀夫幹事長は8日のテレビ番組で、小沢代表と福田首相の党首会談の「仲介者」が話題になった時、「私は読売新聞の渡辺主筆から話があった」と述べ、渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長から鳩山氏にも「大連立構想」が持ちかけられたことを明らかにした。 鳩山氏は出演後、記者団に「8月に渡辺主筆を中心とした懇談会で、ご自身から持論を伺った。私は『大連立で仲良くなって、選挙で敵になって戦うのは難しい』と否定的な見解を申し上げた」と説明した。 ◇ それなのに読売新聞は、とんでもない記事を掲載した 「民主党内、絶対まとめる」大連立は小沢氏が持ちかけ(11月4日3時) 2日の福田首相と小沢民主党代表の会談で、議題になった自民、民主両党による連立政権構想は、実は小沢氏の方が先に持ちかけていたことが3日、複数の関係者の話で明らかになった。「大連立」構築に向け、小沢氏がカギと位置づけたのは、自衛隊の海外派遣をめぐる「原理原則」だった。関係者によると、小沢氏は当初から、首相側に連立政権の考えを持っていることを内々伝えていたという。 2日午後3時から行われた会談で、首相は新テロ対策特別措置法案への協力を要請。これに対し、小沢氏は「自衛隊派遣には原理原則が必要だ」と主張した。さらに、自衛隊の海外派遣のあり方を定める一般法(恒久法)について、「『派遣は国連決議に基づくものだけに限る』と決めて欲しい」と求めた。内容の検討は、「内閣法制局に頼らない方がいい」などとも注文した。 首相は「与党が納得するかどうか確認したい」と答え、休憩を取ることにした。直前に、小沢氏は「それさえ決めてくれれば、連立したい」と述べ、連立政権への参加を持ち出したという。連立参加は、首相の方から要請した形とすることも小沢氏は求めた。民主党内の説得に有利と判断したと見られる。会談が6時半から再開したところで、首相は小沢氏の主張に沿った文書を手渡した。 小沢氏は「これで決める。(連立参加で)私が党内をまとめます」と明言。首相が「大丈夫ですか」と問いかけると、小沢氏は「絶対にまとめます」と重ねて強調した。そもそも、10月30日の最初の党首会談を持ちかけたのも小沢氏の側だった。打診は10月半ば。30日の会談では、2日の再会談を確認するにあたり、31日の国会の党首討論をどうするかが話題になり、首相は予定通り行うことを主張したが、小沢氏は難色を示し、延期が決まった。 ※ あからさまな世論操作と言える。恐るべしナベツネ、国策新聞社・読売。 一部ブログには、長嶋監督解任以来の読売ボイコットに値する事件、とある。 ◇ 読売・渡辺氏、大連立構想の内幕「いずれ書く」(12月5日) 読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長は5日、都内で開いた自民党の中川昭一氏のパーティーで、自民、民主両党の「大連立構想」について「新聞記者の分際でそんな話に介入して中傷を浴びている。いずれは全部書いてやろうと思っている」と述べた。「今書いたら次の展開の邪魔になる」とも語り、再び大連立の実現に動く可能性を示唆した。
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