今日の出来事ロジー

7月19日は、 河合隼雄 の命日です。

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 湖に浮かべたボートをこぐように、人は後ろ向きに未来へ入っていく。
 目に映るのは過去の風景ばかり、明日の景色は誰も知らない。(ヴァレリー)

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 私は不思議でたまらない、誰にきいても笑ってて、
 あたりまへだと、いふことが。 (金子みすヾ「不思議」)


 私は常に思っている、人生は旅である、
 我等は忽然として無窮より生まれ、
 忽然として無窮のおくに往ってしまう。

                 若山牧水 (『独り歌える』)


 子どもの頃、小学校のガラス戸の
 戸車のレールの釘がはずれて
 はずれたレールを指で弾くと
 親戚の家に遊びに行ったときの
 電車の音がした
 なんども何度も指で弾いてみた
 その時の電車の音を懐かしんでいた。

 子どもの頃、やたら母に口答えをしてみた
 母は、そんなわたしの相手をしてくれた
 母を思い出すとき、いつもさみしい
 過ぎ去った過去は、
 あてのない将来よりも
 いつも輝いていた。

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 『ミラボー橋』アポリネール、堀口大學・訳

 ミラボー橋の下をセーヌ川が流れ、われらの恋が流れる
 わたしは思い出す、悩みのあとには楽しみが来ると
 日も暮れよ 鐘も鳴れ、月日は流れ わたしは残る

 流れる水のように恋もまた死んでゆく
 恋もまた死んでゆく、命ばかりが長く希望ばかりが大きい
 日も暮れよ 鐘も鳴れ、月日は流れ わたしは残る

 日が去り 月がゆき 過ぎた時も
 昔の恋も 二度とまた帰ってこない
 ミラボー橋の下をセーヌ川が流れる

 日も暮れよ 鐘も鳴れ
 月日は流れ わたしは残る

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